「神の世界と地上のギャップが魅力と弱点の両面に」マイティ・ソー アルタイルさんの映画レビュー(感想・評価)
神の世界と地上のギャップが魅力と弱点の両面に
クリックして本文を読む
『マイティ・ソー』は、MCUの中でも異色の“神話系ヒーロー”を描いた作品で、アスガルドの荘厳な世界観と地球の現代社会との対比が特徴的です。ソーというキャラクターの傲慢さからの成長は王道ながら、王子が人間界で学び、力を取り戻す過程には心温まる瞬間もありました。
クリス・ヘムズワースの肉体美と存在感は圧倒的で、トム・ヒドルストン演じるロキの複雑な内面も印象に残ります。ヴィランとしてはロキの心理描写に力が入っており、以後のシリーズへの布石としても重要な役割を果たしました。
ただし、物語としてはやや平坦な部分も多く、アクションシーンも控えめで、地上パートの描写に若干の物足りなさを感じました。アスガルドのビジュアルは魅力的な一方で、もう少し深堀されてもよかったかもしれません。
総合的には「神の世界」と「人間の成長譚」の融合として一定の成果はありつつも、もう一歩踏み込めていたら名作になっていたかもしれません。評価は3.5。惜しさもあるが、キャラクターの魅力で見応えは十分。
コメントする