「優しさを持った神へ」マイティ・ソー シェリーヌさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさを持った神へ
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ストーリーは比較的単純な映画でした。
私が感動したのは真の強さの目覚め。
傲慢で血の気の濃い若造が、人間の世界で自分に足りなかったものに気付き、優しさと謙虚さが備わります。
ありがちな、人の温かい愛に触れて気付く…というのではなく、追放され神の力を奪われる、自分の行為ゆえの父の死(偽の情報だが)、などの挫折から自ら自分に足りなかったものや優しさに目覚めるのです。
愛と正義を持った神としてパワーを取り戻したソーに惚れ惚れしました。
世界を守る為に虹の橋を壊した時、弟の死に落胆した時、誇れる息子になりたいと言った時、真の強さとはこういうことなのだと思い感動しました。
ソーへの嫉妬で自分自身を見失ったロキは可愛そうでした。認めて欲しい一心だったのに、最期に父から言われた一言で死を選び落ちていったところは悲しかったです。
簡単に善と悪を分けることなんてできないですよね。
だから次章へ繋がるラストシーンを見てがっかり。
ロキは悪役として次章で活躍するみたいです。
最後の最後で評価5から4、5へ下がりましたが、また見たい映画です。
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