「ハムレット役者ケネス・ブラナー監督の心意気。」マイティ・ソー がっちゅっちゅさんの映画レビュー(感想・評価)
ハムレット役者ケネス・ブラナー監督の心意気。
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原作のコミックを知らないのが幸いしたのか、神話がベースというアメコミでは珍しいクラシックな要素とアメコミ特有のダイナミックな造形(もちろん3Dもお作りらしい)がうまく噛み合っていました。これにはハムレット役者であったイギリス人監督ケネス・ブラナーの功績も大きかったのではないかな。三人の従者がもっとキャラが立っていてもよかったのにとは思いましたが、地球人三人の会話も、盲人の見張りのユーモア(好き!)、そして実はほとんど登場人物が死なないというところに、単なる大作メイカーじゃないぞ、というブラナーの心意気を感じました。主役はどこまでも大味でしたけど。北欧出身のステラン・スカルスガードがでていたのもサービス豊富で嬉しかったけど、パイレーツあたりから年とったなと思ったら、今回は船越英一郎にそっくり。そしてレネ・ルッソの老けぶりもちょっとショック。TVシリーズ『カイルXY』の女性クローンが早くもスクリーン進出。三従士の二人目、かっこよかった。ロキ役は拾いもの。また最近は子ども時代の役の子が本当に似ていて感心しました。
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