「新たな実写アメコミヒーローの誕生」マイティ・ソー SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)
新たな実写アメコミヒーローの誕生
「スパイダーマン」や「X-メン」「ハルク」さらには「アイアンマン」の物語は既に何度か実写化され、一定の評価を受けてきましたが、今回のこのソーの語は素晴しい出来になっています。アクションあり「ハムレット」を彷彿とさせるドラマありさらにはラブストーリーありともりだくさんです。他のアメコミヒーローのオリジンストーリーに負けないものになっていました。それだけこの物語にハマったということです。
偉大なる神の息子であるソーとロキ。ある日ソーはごう慢な性格を父親にとがめられ力をすべて奪い去り人間界に送り込まれる。そこでソーが出会ったのはジェーンら科学者チームと出会う。一方のロキは虎視眈々と王の座を狙っていて恐ろしい計画を実行し始める。
注目はソー演じるクリス ヘンズワースら豪華キャストの演技とアメコミ映画ならではの映像美。キャストの中で印象に残るのはクリス ヘンズワースだけではありません。ロキ演じるトム ヒドルストンの演技も印象深いものがあります。私が思うにアクション映画だったりアメコミ映画だったり、この手の映画を完璧に成功させるためには悪役がいいかどうかにかかっていると思います。トム ヒドルストンの演技を観るのは今回が初めてですが、印象的な悪役っプリを魅せていると思います。もちろんナタリー ポートマンやアンソニー ホプキンズの演技もよかったです。
映像面に関しても申し分ないですね。3Dで観れるならぜひ観たかったそんな映画です。巨大なお城やクリーチャーやバトルシーンの数々は3Dで観たらきっと迫力があるでしょうね。実に素晴しかったです。ソーとジェーンのラブストーリーも実にロマンチックでした。ナタリー ポートマンは「ブラック スワン」もできればこういった役もこなせるんですね。実によかったです。
いずれにしてもこれは弱点やら欠点やら言ってる場合でない傑作です。ケネス ブラナー監督は素晴しい作品を作り次のアベンジャーズヒーロー「キャプテン アメリカ」の展開も気になります。