「神々とMCU」マイティ・ソー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
神々とMCU
ケネス・ブラナーといえばシェイクスピア劇。その彼がマーベル・コミックのヒーローを描いているのだ。父と二人の息子の確執をもっと深刻に描いてくれれば、シェイクスピアぽくなったのかもしれないが、その点では『スターウォーズ』を超えられないなぁ。
これが50年前のアメコミだというから驚き!北欧神話での同名の神トール。彼らアスガルドの民がノルウェーで氷の巨人を倒したことから地球(ミッドガルド)とも密接に繋がった世界だった。よくわかんなかったけど、9つの惑星が世界樹のように繋がっていて、虹の橋で行き来できるようだ。父親オーディン(アンソニー・ホプキンス)が王位を譲ろうした瞬間、力を青い箱に封じ込めてあった氷の巨人が箱を奪いにきた。そこでロキ(ヒドルストン)と仲間たちシフ(ジェイミー・アレクサンダー)、ヴォルスタッグ(レイ・スティーヴンソン)、ホーガン(浅野忠信)、ファンドラル(ジョシュア・ダラス)とともにヨトゥンヘイムへと攻め込んだ。その戦いを引き起こしたソーの傲慢さ、好戦的な態度のため彼は地球へと放逐。破壊兵器のハンマー、ムジョルニアと一緒に・・・
ロキはなんだか巨人の息子だったらしいけど、あまり重要じゃなかったのか?その真実を知ったためにソーに刺客デストロイヤーを地球に送ったりもした。このロボットの造形も古めかしいけど破壊力は凄い。ムジョルニアを使えば簡単にやっつけられるのだが、地球に送られてからはソー本来の力がでない。そこで眠ったままのオーディンがパッと目を覚まし力を与える。
戦いよりも平和的な解決ということもテーマとなってはいるが、創造もできるが、使い方を誤れば全てを破壊するハンマーが核のメタファーとなっているのかもしれない。最後には橋を壊してしまい、地球との行き来ができなくなったけど、続編ではどうなるのだろう・・・?
『アイアンマン』、『アベンジャーズ』ともリンクしていて、ハンマーとかジェーン(ポートマン)が研究していた天文学を政府の機関シールドが奪おうとしていた。ジェーンの先生でもあるエリック・セルヴィグ教授(ステラン・スカルスガルド)は次に公開される『アベンジャーズ』にも出演。ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)もエンドロール後に教授に不思議なモノを手渡している。シールドのコールソン捜査官(クラーク・グレッグ)も登場していて、「誰がスタークスを呼んだんだ?」などとロボットを見て叫んでた。
ナタリー・ポートマンはもちろん素敵なのだが、彼女の友人ダーシー(カット・デニングス)のオタクぽいところやムニョムニョが面白かったぞ!
R♪さん、いつもありがとうございます。
マーベル作品は映画館で観たいところですよね。
この時期映画館から遠ざかってたので、悔しい思いです・・・
エンドロール後はサミュジャクが多いです。