縞模様のパジャマの少年のレビュー・感想・評価
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涙すら出ない悲劇とはこの事
マ王の映画仲間から「エグい映画があるぞ」と聞いたタイトルが「縦(たて)模様のパジャマの少年」だったので探すのに一苦労してたのよ、この作品😑
正解は「縞(しま)模様のパジャマの少年」だった🌀
似てるけど違うでしょ💨
さて内容はガチでエグい😫
ゴアとかグロ系ではないけれどバッドエンド好きのマ王も「まさかねぇ」とラストを見縊っていた💦
流石はPG12😆
でもこの手の映画は「ビューティフル・ライフ」で経験済みだったので、どうにかメンタルへのダメージは避けられたが覚悟は必要な映画です😐
進行形で鬱症状な方は少し鑑賞を躊躇って下さいな😅
マ王は幾つか戦争映画を観ており当然、アメリカ万歳戦争は正義👍といった物から真逆の戦争ド反対💢といった物まで幅広く観ています✨
その中でも前述した「ビューティフル・ライフ」と「プライベート・ライアン」「フルメタル・ジャケット」の3作品は抜きん出た反戦映画だった🥸
本作は「ビューティフル・ライフ」のテーマ、ホロコーストにおける悲劇の極みを描いた作品(フィクションなのを願う)なんだけど、どうにも全編英語ってのが違和感でしか無い😬
もうドイツ語バリバリでしょ、ココは😤
まぁイギリス映画ってトコで唯一許せるかなと(コレがハリウッドだったら許せん商業主義)
まぁ逆に言えばイギリスでしか作れんかもしれんけどね←ドイツには恨みしか無いから
だから最後まで英語劇として進行していくので気を抜くと「ん?この人ってドイツ人だったっけ?」となった(ならなかった?)
やっぱり言語は正しく使わんとね😶
物語が進むにつれ全てが狂気へと傾いていくのに、美しいドイツの森と友情だけが宙に浮かんでゆく😟
母親がブランコで遊ぶシーンに戦争という歪んだ正義が見え隠れしてます(本作の印象深かった場面です)
でもこの映画って反ユダヤ人の人間全てが子供のように描かれている🤔
ワガママな父親、おかしくなってゆく母親、年上に興味を抱く姉とその軍人達😶
反面、ユダヤ人全てが大人みたいな振る舞いをしている🫤
何かを悟ったような雰囲気を放ってならない💨
故にこの結末が皆に刺さるのよ🗡️
大人が子供を道連れに······詳しくは本編で確認してほしい👍
余談だが「縞模様のパジャマの少年」はアマプラで観たんだけど、その説明が「言葉に出来ない感動」「感動的で素晴らしいストーリー」と紹介されているのさ😐
あのラストシーンで何をどう感動しろと言うのか解らない🙄
ていうかアマプラの説明は案外下手クソだと思っているのはマ王だけなのか?
映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
アマプラ字幕読みにくい度★★☆☆☆
意外と子役の演技が上手い度★★★★☆
人が人を大量虐殺することの愚かしさ
ドイツ人将校の息子として裕福な暮らしを送る主人公の少年と、強制収容所で極限状態に追い込まれている少年。2人の少年が置かれる対照的な境遇を見せながらも、人間として根本的に大した違いは無いのが表現されている。その表現を通じて、人が人を大量虐殺することの愚かしさを、メッセージとして伝えている映画。
人間の大量虐殺という子供にも分かる愚かしい行為が、大人になるにつれて様々な知識を付けていくことでかえって分からなくなる。反ユダヤ主義思想の元に愚かしい行為を正当化していく。主人公の姉は、家庭教師の教育の影響により反ユダヤ主義思想に染まってしまった。まだ判断力の未熟な子供は何物にも染まりやすく、このような歪んだ思想にも簡単に馴染んでしまう。子供に対する教育の重要性も、この映画は伝えている。
ラストは衝撃的だが、主人公の家族は何を感じたのだろうか。
フェンス越しの禁じられた友情
フェンスで挟まれた境界は地獄との境境界。
少年達はその違いを分かるのにはあまりにも幼すぎました…。縞模様のパジャマ=囚人服ということすら理由が分からない、ナチス将校の8歳の息子ブルーノとユダヤ人シュムエルと無知で純粋からうまれた友情。
その結末はあまりにも残酷じゃないですか…。
二人の友情はシュムエルが屋敷のお手伝いになったことで、一時的に二人の間のフェンスを越える。ただ、あまりにも無垢であるから故の残酷な裏切りという仕打ち。
起こってしまった裏切りという苦しみ以上に絆はゆるぎないものでした。時間と共に二人はいつもの金網越しでの楽しい仲に戻ります。二人の間には、人種も差別も何もないのです。が、この頃から観ていると嫌なざわつきを覚えます。
無知が悪いのではない。大人たちが自分たちの都合が悪い事を子供に伝えていないことが悪いんです…。
何も知らないで着てしまった縞模様のパジャマ。何も知らないでついて行ってしまった大人たちの行進。何も知らず入ってしまった部屋…。
泣き叫ぶ母親、息子の名前を呼ぶ父親、もう遅いのです。ガス室で純粋な二人は大人たちの身勝手な争いのために苦しみ悶えて亡くなっていくのです。なぜ、なぜなんだという無念の気持ちしか残らない映画です。二人の全く間違っていない純粋な友情と行動の結末としては余りにも悲くはないでしょうか!
子供達が簡単に超えれる境界線は大人はなぜこだわり続けるのか…。
目を逸らしたくなるような壮絶なラスト15分
ナチス将校を父親にもつブルーノ少年はある日、父親の仕事の都合でベルリンから僻地に引っ越す。
周囲には何もなく、退屈な日々を送るブルーノ少年だったが、ある日、通行を禁じられていた裏庭の抜け道から、ある建物にたどり着き、有刺鉄線の向こう側に縞模様のパジャマを着た同い年の少年シュムールを発見する。しかしそこは、父親が所長を務めるユダヤ人の強制収容所だった。
筆舌に尽くしがたい物語。
父親に皮肉めいたことを言う祖母、引っ越してから塞ぎこむ母親、高圧的で無表情な父の部下たちなど、ブルーノは身近な環境から茫漠とした悪性を感じ取ってはいるものの、8歳ゆえの無垢さがそれを包み込み、有刺鉄線越しの友人との交歓へ突き進む。
母親役のヴェラ・ファーミガが好演。強制収容所で行われている凶行を知ってからというもの、一人の人間として精神的な崩壊が随所に見られるが、歯を食いしばって最後の一線で踏み止まる母としてのの使命感を見事に演じきっている。
目を逸らしたくなるような壮絶なラスト15分こそ、目を凝らして観るべき。
重い、、
後半穴が掘れる!ってなったところからオチが想像できて涙が止まらなかった。
オチがわかるから面白くないとかそういうレベルじゃない。
やめてやめて、、と思いながらラストを迎えた。
子供2人とも目が力強い。青くてかっこいい。
お父さん役はハリーポッターのルーピン先生か。
ベラ・ファーミガとの夫婦良かった。
両親の後悔の念ハンパないだろうな、、
最初、友達がネズミのモノマネしてからかったユダヤ人が、最後シャワー室の中でブルーノに対して同じ表情で見つめているの苦しかった。
シンドラのーリスト、ライフ・イズ・ビューティフルを思い出す。
コトラーが奥さんに煙の正体明かしたことから、自身の父が反戦しているという報告義務を怠ったということを突かれ、前衛に送られたの辛い、、
奥さんの「母親が反戦意思があっても報告義務は無いのにね」という皮肉を言うシーン痺れた
ナチスの歴史を加味すると…
時として残酷な友情
パッケージ写真にすっかり騙された。純粋な子どもたちの交流にかすかな希望を持って見続けたが、最後はショックでしばし呆然となった。中には入ったけれど、異様な雰囲気に一度は帰ろうとするブルーノを引き留めるシュムエル、知らない故彼に罪はない。二人で手を握り合う一瞬のカットがせめてもの救いに感じた。
ブルーノを必死に探す所長の父親だが、所長の権限で収容所の作業をすべて停止するのか!?は、甘い考えだった。残酷な結末によって所長自身は変わるだろうか、いや変わらない。自分の子どもの悲劇を公表することはないだろう。所長とは言え家族の不始末は自分の立場を危うくするので部下に箝口令を強いて、何事もなかったように任務を遂行することだろう。そして本当の苦しみ悲しみは敗戦後に来るのかもしれない。
母親の方が気がかり。それでなくても心を病みかけていたのにまさか愛する息子が、、と思うととてもまともな精神ではいられないのではないかと思う。見終わった後それが一番重く引きずっている。
目を覆うような残虐なシーンはないが、救いを見出せない不条理さが突き刺さる映画だ。
点数の付けづらい映画ですが
まだ火種はくすぶっている
なんの予備知識もなく観始めたが、これがホロコーストを題材にした物語だということはすぐにわかった。 状況設定からして、これがフィクションであることも、どういう結末になるのかも、途中から予想はできた。
その上で、どうしても受け入れがたい感覚が拭えなかった。 厳しい批判になるが、 お涙頂戴のフィクションでホロコーストの信じ難い非人道性を描くのは、無理があるのではないか、ということだ。
仮に、ドイツ人俳優がドイツ語で演じていたら、そこまで強い違和感を抱かなかったかもしれない。 いや、実話を元にした映画だったら、すんなり入り込めただろう。 しかし、これはフィクションであり英語劇だ。
自分の感覚を素直に言葉にするならば、 連合国側のアメリカやイギリスの俳優が英語でナチス党員を演じ、子供を使った悲劇で自分たちを正義の側に置こうとしているかのような違和感である。 制作陣に、そういう無意識の思惑が働いてしまっているのではないか―ということだ。 つまり、 さっきまで燃え盛っていた隣りの家の大火事を過去の物語として語っているような、少々軽薄な印象を受けるのである。
戦後、強制収容所から解放されて助かったユダヤ人の中には、高齢でもまだご存命の方はいる。 一方、ヨーロッパ各国では未だにネオナチの連中が活動しているし、世界的に右傾化が進む中、危ないレイシストも増えている。 80年経っても、人類史上最悪の大虐殺の記憶はまったく過去のものではない。 ホロコーストは、線を引いた向こう側に置いておくような「史実」ではなく、今でも自分のすぐ傍で起こり得る、極めて危険な警戒すべき「事実」なのだ。
この作品に私のような印象を持った人が、どれくらいいるかはわからない。原作はベストセラーだったらしいが、果たして原作者は、この作品にどういう感想を持ったのだろうか。
シュムエル
子供と一緒に観ました
残酷な歴史
胸糞映画として名高い作品。
胸糞映画とは2種類あると思う。
1つ目はとにかくイライラして文字通り胸糞悪い映画。
もう1つは展開が沈鬱で憂鬱な気分になる胸糞さ。
今作は後者でホロコーストの悲劇を描いた作品。
胸糞映画として有名なくらいなので結末はだいぶ予想出来てしまうが覚悟していてもやはり胸に響き憂鬱になる。ラストは多分あれしかなかったと思うし、あのラストのために作られた映画といってもいいぐらい。
でもさすがに1時間30分程度の本編では厳しいかな〜って印象。
もちろん最後は悲しく胸に響くのだが、あっさり終わってしまったから余韻があんま無い。もっと余韻を残し、ラストの衝撃を高めるためにも、ユダヤ人の少年との交流を優しい描写でもう少し描いて、その反面ラストはこれほどないくらいの残酷さで描ききれば、胸糞度も増して余韻もとんでもないものになったのかな、とか考えてしまった。
↑
好みがひねくれたら人間の考えなのであまりアテにはしないで下さい。
あとカメラのブレがちょっと気になった。
ラストが衝撃的で今までの中で一番ラストが印象に残る映画。ドイツ軍の...
オススメですが、鑑賞は気力のある時に。
希望のないラスト、救いようのないラストが、中盤~終盤にかけて予想できるシリーズ。
無邪気、無知が罪だと言われているような作品。8歳の子供に理解しろと言う方が無理な話かもしれないが、あの時代の子供(戦争の指揮を執る人間を父に持つ子供ならなおさら)たちは、戦況やその中に存在する格差を無意識レベルで感じ取っていると思う。
ブルーノからすれば、ユダヤ人少年への優しさは、心からの好意で、友達としての優しさに違いない。しかし、それが発覚した時にあまりに酷いとばっちりを受けるのは、ユダヤ人の少年である。
2024/10/05 再鑑賞。
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