「鏡」縞模様のパジャマの少年 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
鏡
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全く環境が異なるふたりの少年。
片方は裕福なドイツ人。
もう片方は強制収容所に入れられたユダヤ人。
ふたりの少年を主人公にしたことにより差別というものが、大人になるうちに刷り込まれていくものであることが分かります。
ふたりは当然見た目も違うし立場も違います。
しかし、私は次第に有刺鉄線を隔てて向き合う彼らが鏡の役割を果たしていることに気がつきました。ラストで彼らはいつの間にか同じ運命を辿ることになります。
戦争であれ難民であれ、社会で起こっていることに対して塀の外にいることは、残念ながらできません。明日は我が身ということなのです。
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