縞模様のパジャマの少年のレビュー・感想・評価
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さあ、手に汗握ってください
うそを言った償いでお父さんを一緒に探しに行くなんて、いい子だわ。パジャマはちゃんと着ないと、帽子はかぶらないと中に入れないよ。
観ている俺たちは、ああイカンて、ダメやて。
ホラー映画にある、ああそっちはイカン、を冒頭からきめ細かくそこだけに持てる力をすべて注ぎ込んだ映画。お涙頂戴、うつになってください、の題材だが、そこにドキドキしちゃってちょうだいと、作り手も言っているようなモン。好みとしては親が同時に探し回るのはそのピークのあとだから、やり過ぎでマイナス。
事実を知らずに。
洋服が違う、怯えてる様子、判断できる材料は端々に溢れているが、まだ小さく知識がない純粋な8歳にはわからない。ユダヤ人がみんな悪い、なんて何パーセントの人間が信じていたのか。
医者をしていたのにイモを剥き続ける大人、それをダメな医者だったんだね、と言ってしまう純粋さ。
途中、収容所の友達になった子が自宅にグラス磨きに来た時に大人が恫喝したら、そりゃ嘘ついちゃうよ。8歳だもん。
ユダヤ人とドイツ人の純粋は最後人間焼却炉で焼かれてしまう。あっという間に何十人が生きたまま焼かれてしまった。
それが淡々としすぎてて、涙も出なかった。出る暇がなかったと言うべきか。
焼却炉の中に入る前に、髪の毛の長い子が紛れてるぞって気づいたおじさんがいたのにもう気力もなくなってたんだろうな。言っても無駄か、くらいな感じなのか。それも悲しかった。
ドイツ人の父親は、収容所は楽しいところだと世間を欺き、自らの手で図った施策に我が子が餌食になっても指示を続けられたのだろうか。
ギュッと手を握った子供2人がなるべく苦しまずに天国に行っていてほしい。
関心領域は本作へのアンチテーゼか
ずっと観たかった作品。ナチス支配下のドイツで、フェンス越しに友情を...
思わず呻き声がでてしまった
互いに8歳のブルーノとシュムールの友情、医者だったという召使いのユダヤ人のおじいさん、威圧的な若い軍人、そしてボロボロの姿と空腹に喘ぎながら働く縞模様のパジャマを着た彼ら、どうしてもその裏側の事実を想像してしまう。少年の見せられていた世界は家族を通して生々しく映る。
子供だからこその
「なぜパジャマを着ているの?」
「煙突で何を燃やしてるの?」
「カフェはどこ?」
という疑問が、大人たちによってはぐらかされ続け、また自身の正義を信じて起きてしまった応報に思わず呻き声が出てしまった。安易な予想を遥かに凌ぐ残酷な結末が心に焼き付きました。ホロコースト作品にハッピーエンドは期待してなかったけど、まさかここまでとは……。覚悟がいる作品、良作です。
秘密のホロコースト
人に勧めたいけど勧められない
一度は観てみたいと思っていて、あんまり内容知らないで軽い気持ちで鑑賞したことを後悔。。
内容は観てよかったし考えさせられる。
ただラストのシーンがあまりにも重すぎて心がついていきませんでした。
子供の素直な優しさがあの結末を、と考えるだけで切なくなる。
でもやっぱり内容的には観るべき映画だな...と。
胸糞映画とは聞いてたが予想以上だった..
胸糞映画とは聞いてたが予想以上だった...たぶん今まで観た映画の中でダントツに精神えぐられてる。最後パジャマが脱ぎ捨てられたガス室のカットのインパクトは強烈。
ただ、胸糞とはいえユダヤ人の迫害について考えさせられる良い作品だった。戦争映画なのに説教臭くない。無知なブルーノの質問攻めの一言一言が突き刺さる。
話はフィクションだが、収容所の出来事は本物なので妙にリアル。恥ずかしながら収容所の実態を知らなかったので、これを機にもっと知りたいと思った。たぶん今まで観た映画の中でダントツに精神えぐられてる。最後パジャマが脱ぎ捨てられたガス室のカットのインパクトは強烈。
ただ、胸糞とはいえユダヤ人の迫害について考えさせられる良い作品だった。戦争映画なのに説教臭くない。無知なブルーノの質問攻めの一言一言が突き刺さる。
話はフィクションだが、収容所の出来事は本物なので妙にリアル。恥ずかしながら収容所の実態を知らなかったので、これを機にもっと知りたいと思った。
絶望的に悲しい冒険記
ユダヤ人収容所の指揮官にあるナチスの軍人を持つ子供と、其の収容所に収監されているユダヤ人の少年のお話。
父親の昇格と共に一家は引越しをする。
田舎の家の傍にはユダヤ人の収容所があり、それを知らぬ8歳のブルーノは農場と勘違いする。
でもみな同じ縞模様のパジャマを着ている。
ある日、裏庭の納屋から抜け出してその場所に行くと同じ歳の男の子が座っていた。
彼等は日々会いながら友情を育んでいく。
見た感想は色々書きたいことはあるのだけれど、上手く言葉に出来ないほど残酷で絶望的な最期が待ってます。
ストーリー終盤になると、結果は分かっていながら見てはいけないと思いながらも停止ボタンを押せませんでした。
久方ぶりにこんなに辛く絶望的な映画を見た気がします。
精神的に疲れてしまった母親も、週に2回来る家庭教師からの教えでユダヤ人に憎しみを持ってしまう姉も
。全てにおいて悲しく重い物語でした。
想像をはるかに越えるまさかの結末
涙すら出ない悲劇とはこの事
マ王の映画仲間から「エグい映画があるぞ」と聞いたタイトルが「縦(たて)模様のパジャマの少年」だったので探すのに一苦労してたのよ、この作品😑
正解は「縞(しま)模様のパジャマの少年」だった🌀
似てるけど違うでしょ💨
さて内容はガチでエグい😫
ゴアとかグロ系ではないけれどバッドエンド好きのマ王も「まさかねぇ」とラストを見縊っていた💦
流石はPG12😆
でもこの手の映画は「ビューティフル・ライフ」で経験済みだったので、どうにかメンタルへのダメージは避けられたが覚悟は必要な映画です😐
進行形で鬱症状な方は少し鑑賞を躊躇って下さいな😅
マ王は幾つか戦争映画を観ており当然、アメリカ万歳戦争は正義👍といった物から真逆の戦争ド反対💢といった物まで幅広く観ています✨
その中でも前述した「ビューティフル・ライフ」と「プライベート・ライアン」「フルメタル・ジャケット」の3作品は抜きん出た反戦映画だった🥸
本作は「ビューティフル・ライフ」のテーマ、ホロコーストにおける悲劇の極みを描いた作品(フィクションなのを願う)なんだけど、どうにも全編英語ってのが違和感でしか無い😬
もうドイツ語バリバリでしょ、ココは😤
まぁイギリス映画ってトコで唯一許せるかなと(コレがハリウッドだったら許せん商業主義)
まぁ逆に言えばイギリスでしか作れんかもしれんけどね←ドイツには恨みしか無いから
だから最後まで英語劇として進行していくので気を抜くと「ん?この人ってドイツ人だったっけ?」となった(ならなかった?)
やっぱり言語は正しく使わんとね😶
物語が進むにつれ全てが狂気へと傾いていくのに、美しいドイツの森と友情だけが宙に浮かんでゆく😟
母親がブランコで遊ぶシーンに戦争という歪んだ正義が見え隠れしてます(本作の印象深かった場面です)
でもこの映画って反ユダヤ人の人間全てが子供のように描かれている🤔
ワガママな父親、おかしくなってゆく母親、年上に興味を抱く姉とその軍人達😶
反面、ユダヤ人全てが大人みたいな振る舞いをしている🫤
何かを悟ったような雰囲気を放ってならない💨
故にこの結末が皆に刺さるのよ🗡️
大人が子供を道連れに······詳しくは本編で確認してほしい👍
余談だが「縞模様のパジャマの少年」はアマプラで観たんだけど、その説明が「言葉に出来ない感動」「感動的で素晴らしいストーリー」と紹介されているのさ😐
あのラストシーンで何をどう感動しろと言うのか解らない🙄
ていうかアマプラの説明は案外下手クソだと思っているのはマ王だけなのか?
映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
アマプラ字幕読みにくい度★★☆☆☆
意外と子役の演技が上手い度★★★★☆
人が人を大量虐殺することの愚かしさ
ドイツ人将校の息子として裕福な暮らしを送る主人公の少年と、強制収容所で極限状態に追い込まれている少年。2人の少年が置かれる対照的な境遇を見せながらも、人間として根本的に大した違いは無いのが表現されている。その表現を通じて、人が人を大量虐殺することの愚かしさを、メッセージとして伝えている映画。
人間の大量虐殺という子供にも分かる愚かしい行為が、大人になるにつれて様々な知識を付けていくことでかえって分からなくなる。反ユダヤ主義思想の元に愚かしい行為を正当化していく。主人公の姉は、家庭教師の教育の影響により反ユダヤ主義思想に染まってしまった。まだ判断力の未熟な子供は何物にも染まりやすく、このような歪んだ思想にも簡単に馴染んでしまう。子供に対する教育の重要性も、この映画は伝えている。
ラストは衝撃的だが、主人公の家族は何を感じたのだろうか。
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