劇場公開日 2009年9月18日

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ココ・アヴァン・シャネルのレビュー・感想・評価

全48件中、21~40件目を表示

4.5恋愛中心の映画ではあるけれど満足

2020年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

先月から始めてる個人プロジェクト「毎週1回は映画館で映画観よう!!」。

今週はブランドで有名な「シャネル」の創設者「ココ・アヴァン・シャネル」の、モードで成功するまでの軌跡を描いた同名の映画。

とは言え、実は「シャネル」というブランドにはあまり興味は無い。今まで商品を一度も購入した事も無い。値段が高いという理由もあるし、自分ごときが「シャネル」を身にまとうのは分不相応、と分をわきまえているからでもある。

しかし、一人の女性がどんな形で成功していったのか?、その点に興味を持ち映画を観た。そして、何よりも「オドレィ・トトゥ」という女優が好きなのだ、私は。

オドレィ・トトゥは「アメリ」でデビューした女優さんだが、その後「ダ・ヴィンチ・コード」にも出演されている。いかにもフランス人という雰囲気を身にまとった(あくまで日本人、つまり私のイメージだが・・)、それでいて、単に「かわいい」という形容詞だけでは収まらない魅力を身にまとった女優さん。

今作では、若き日の「ココ・シャネル」を演じている。
シャネルが孤児院育ちというのも驚きだが、やはり1900年代初頭、女が男と同じように働くなど到底考えられないような時代に、自分の才能を武器にしてこれだけ成功できたという実績が何より凄い。現在では「キャリア・ウーマン」など当たり前だし、その名称すら使わなくなってきている。つまり、女がキャリアを持つのは当たり前なのだ。まだまだ男女格差はあるが、私自身も女の上司に全く抵抗は感じない。その一番最初の道を切り開いた人なのかもしれない、この人は。

ストーリーは、ファッション界での成功話はあまり語られず、どちらかというと恋愛話を中心に構成されている。なので、「どうやって今に至る成功を築いたのだろうか?」を知るという目的で映画を観ると、軽い肩透かしを食らわされた気分になる。

しかし、シャネルという人物がどんな風に最初の成功を掴んだのかを知るには、大変わかりやすく良い映画だと思う。貴族が「働く事は悪いこと」と考えている当時の状況も知ることができる。

観終わった後、家に帰ってから調べてみたら、実は1ヶ月前にシャーリー・マクレーン主演で「ココ・シャネル」という映画が上映されていたのを知った。こちらもシャネルの人生を描いた映画だが、最初の成功を掴んだ後から死ぬまでを描いた作品みたいだ。なので、今回観た映画とセットで観ると、より深くシャネルの人生を理解できると思う。残念ながら関西では11月までは上映されないようだが、機会があればDVDでも観てみたいと思う。

さて、シャネルは生涯結婚をしなかったとのこと。
働く女性が自分を投影して観るには良い映画だと思うが、「婚活」ブーム真っ最中のこの国で、そこまでの覚悟をもって仕事に打ち込んでいる人は、男女問わずそれほど多く無いように思う。成功した人はそれだけ多くの物事を犠牲にしている。その辺り、自分との「覚悟」の違いなども認識しながら(比べながら)観ると、色々考える種になるように思う。

しかし、「オドレィ・トトゥ」は本当に素敵な、そして上手い女優さんだなぁー。改めて。。

シャネルの若い頃、ナイトクラブで働いていた時代、貧相な服装をしているときは本当に貧相な娘に見えるし、良い服装をまとうとそこはかとない気品が生まれる。そういった「雰囲気」を持った女優は本当に少ないように思う。「一色」だけを演じられる女優はたくさん居ても。。

上映前の作品紹介で「ヴィヨンの妻」も紹介されていたが、あくまでトレイラーの印象でしかないが、出演している「松たか子」や「広末涼子」や「妻夫木聡」は、あくまで「松たか子」でしか無いし、「広末涼子」でしか無いし、「妻夫木聡」でしかあり得無い。しかし、映画を観る側としては、個々人の俳優を観たいわけではない。映画という「作品」を観たいのだ。その辺りが、最近の日本映画を全く観る気がしない理由でもある。名前だけの有名人など必要無い。ちゃんとした「俳優」を使って作品を作ってもらいたいものだ。

比較して、今作で「オドレィ・トトゥ」は凄く上手く作品に溶け込んでいた。まさにシャネルそのもの(・・って実物は知らないが(笑))。ひたすら感心。こういう人が本当の女優なんだと思える。

ブランドに興味がある無しに関わらず楽しめる映画。
もう1作の「ココ・シャネル」も絶対いつか観てみよう。

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yone

3.0レビュー見てから観ればよかった

2019年10月23日
iPhoneアプリから投稿

予備知識無しで観て、レビューを見たら「ココ・シャネルを観て補うべき」と書いてあった
シリーズものは苦手なのに…
安易に人の伝記に立ち入るべきでは無かった、知るにはいつだって時間と体力が必要だ!

オドレイ・トトゥめっちゃ売れてるね
強気な態度でも憎めない演技、お見事です

最後の駆け足な感じとか、エピソードの詰め込み具合に息切れした

でもこんな風に男性に取り合いっこされたいね!

ココみたいな強気な女性はモテるのかしら

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ゴハン

3.0オドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた伝記映画。

2019年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた伝記映画。

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てかる

2.040点

2019年2月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

寝られる

映画評価:40点

有名ブランド、シャネルを立ち上げた
ココシャネルが自身の才能に気付き
起業するまでを物語にしている

それ以降の彼女の人生については述べられておらず、下記については作中にはありません

・その後、どうやって成功していくのか?
・シャネルに至るまでは?
・何故、亡命したのか?
・ナチスとの関係は?

以上の事を踏まえて観てください

当日の女性が働くためには
男の協力無しでは開花出来ないんだなと
改めて考えさせられました

ココはとても個性的で
流行に乗らず、信念があり強く
どういう人となりなのかが解る良い作品でした

ただ90分
当時の男女のイチャイチャを見せられるのは
退屈に感じてしまいました

続編があったら
また違った評価だったかもしれません

【2019.2.14】

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まぁと@名作探検家

4.0男女から愛されるココの生き様が素敵!

2018年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

女も一人で生きていかなければならない。

そんなココの決心が聞こえてきそうな映画でした。

小さい頃に父親に捨てられ、孤児院で過ごした彼女。

この時点で、一人で生きることを余儀なくされた彼女は、娼婦として一人の男に囲われ、お屋敷の中で籠の鳥のように過ごします。

しかし、ここから一気に彼女のライフスタイルは爆発!

質素な服を好み、黒が女性を最も魅力的にさせるという、考え方の基礎を築いていったのです。

男に媚を売りながらも、誰のものにもならなかった彼女。

愛する男の影がありつつも、最後まで一人で生きてきた彼女の強さがブランドに表れています!

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ガーコ

3.0自分らしくあることがモード

2018年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

伝記ものにありがちで淡々と話が進んでいくんですが、女性の自立や自分の美意識を貫く姿勢など、共感できるポイントもあって割と楽しんで見れた。
あとやっぱりオドレイが素敵でそれだけで見て良かった。

シャネルはファッションで女性の自立と自分らしくあることの美しさを提唱し、世界中の女性に共感されて今の地位を確立したんですね。勉強になりました。

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セツ

2.0実話に基づくと

2017年12月13日
iPhoneアプリから投稿

もっと志し高い人物像だったけど意外だった

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al

4.5オドレイとシャネルが完全にひとつに

2017年11月8日
Androidアプリから投稿

まず、映像が美しい。
また、音楽。

ストーリー性より雰囲気でひきこまれていく。

オドレイは、まさにココシャネルになりきっている。
19世紀末のフランスの、やや気だるい貴族社会のなかで、無一文の身から、貴族の愛人となり、さらにはイギリスの青年実業家に恋し、愛され、、

したたかでもあるが、生きるために懸命のココシャネルであったと思う。

ある意味、男性たちを利用しながらも、
自らの賭けうる仕事、ファッション、を見つけ、さらにのしあがっていく。

ココシャネルの目力はそのままオドレイの目力。

オドレイにも、いまはなきシャネルにも拍手をしたくなる映画だ。

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ゆっこ

3.0ココ・シャネルの意志の強さ

2017年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

ココ・シャネルの生を垣間見たくて選んだ。

100年以上名を残すようになった彼女の、
意志や行動力が印象的だった。

自分一人で決断し行動する頑固さがあったからこそ
新しい道を切り開いていけたのだなと勉強になった。

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sara

3.5凛としたシャネル

2016年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何歳スタートなのかわからないけど、しわや輪郭のぼやけがだんだんとなくなって、強く凛とした女性になっていく姿に震えた。
彼女ほど強い女性でも、まわりに流されまいとするときに、悩みや葛藤がすごく強そうだった。
そんな中で出会った男性の存在って大きかったんだろうな〜。

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ツン子

3.0シャネルになる前の、プライベートのシャネル

2016年2月29日
iPhoneアプリから投稿
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movie mamma

2.0強さは美しさ

2015年9月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

そんなに昔の話ではないと思ってたのに、女性たちの生き方が今とは全然違うものだったことに驚いた。女性たちの生き方を変えたのはココなんだよね。
それでも自分のセンスを貫いていたココがかっこよすぎ。garçonと呼ばれてた服装も、漁師を見てマリンボーダー取り入れちゃうのも、オシャレで良かった。

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xiPJ

3.0この時代に女性が自立するには相当な困難は想像できる。ただ…もとは男...

2015年6月4日
iPhoneアプリから投稿

この時代に女性が自立するには相当な困難は想像できる。ただ…もとは男爵の愛人でその友人とも恋仲になると言う、性的には緩い感じだったのに驚いた。

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ゆん

3.5女性服の革命家

2013年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

総合:70点
ストーリー:70
キャスト:70
演出:70
ビジュアル:75
音楽:70

 ブラウスを飾るふりふりのレースもなく、帽子の上に羽根もなく、体を締め付けるコルセットもなく、歩きにくい高いヒールのついた靴もない、そんな自由に動ける服。彼女が着る今では見慣れた当たり前の服が、この時代では確かに浮いて見える。
 しかしこれが彼女がもたらした服の革命であり女性を窮屈に縛っていた価値観から解放したのだと思えば、確かに彼女の革命的な感覚が窺える。そんな彼女のことが、文芸作品のようなしっとりと落ち着いた雰囲気でシャネルの若き日々が描かれていた。

 同時期に発表された「ココ・シャネル」は、ブランドを維持していく重圧も描かれていて楽しめた。本作はそれよりも若き日の苦労と人間関係、それと服の革命的デザインに絞っていて、これはこれで面白かった。

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Cape God

4.0さわやかな愛

2011年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

不器用な愛情表現、直接的な愛情
フランス映画はさまざまな愛が見れて好きです。

華やかな生活を送っている女たちの中、ココの厳しい性格は異質。
ただ見ているだけでも楽しい。
19世紀フランスのファッションをココは「銀食器みたい」「哀れな女たち」と評しますが
ケーキのデコレーションみたいな服飾は見てる分には楽しいです。
着るのは大変そうですが・・・

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いずる

4.0強い女性

2010年4月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

シャネルはホント強い女性です‼精神的にはもちろん、中を通る芯が太いんです(笑)自分の考えに自信を持っていて、物事に対してはっきりしていて、こうと決めたらひたすら走っていく姿はとても憧れます✨ 他の女性は派手で華やかなドレスを着ているのに堂々とズボンをはいてブラウスを着てベストを着て✨✨ズボンにブレザーで外を歩いてるシーンはホントいいです‼‼ 強い女性に憧れるみなさんに是非見ていただきたいです‼

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いかれ帽子屋

3.5オドレイ・トトゥの美しさが際立つ。

2010年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

「アメリ」のオドレイ・トトゥが、若き日のココ・シャネルを演じた伝記映画ということで、観る。デザイナー・ココ・シャネルの映画を期待すると裏切られるかも。

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ルイス

3.0物語は単調だが、服に纏わるエピソードは面白い。

2009年10月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

ブランド物にもファッションにも疎い僕だが、なんだか面白そうだったんで観てみました。

全体として構成やシーンの演出にヒネリがなく、テンポも悪い。正直、前半はかなり退屈だ。しかしココ=シャネルの才能を見抜くイギリス貴族・カペルが登場し、シャネルと惹かれ合っていく辺りからちょっとだけ面白くなる。
相変わらず盛り上がらないが、実話が元とは思えないほどメロドラマな展開と、己の才能を認めて俄然輝き出すシャネルの姿が物語を引っ張る。

シャネルが古臭い慣習への反発から新たなファッションを開発していく数々のエピソードも面白い。
シンプルな色調を基本とした彼女の服は、実用的でありながら優雅。それは孤児として生きてきた彼女らしい独立独歩のスタイルであり、それ故、どこか孤独で寂しい。ユニクロのCMじゃないが、『ファッションにはその人の歴史や生き様が表れる』という事実をこの映画ははっきり示してくれる。

オドレイ・トトゥはそんな『他人の生き様』を見事に着こなしている。シャネルを身に纏ったモデルが大勢登場するラストで、どんなにスタイルの良いモデルよりも彼女が美しく見えるのは、彼女がシャネルの生き様を見事演じ切った証拠だと思う。

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浮遊きびなご

2.5好きな人にはたまらないんでしょうねぇ・・・

2009年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

私がこの映画を観た感想は「好きな人にはたまらないんでしょうねぇ」です。
グルメリポーターの彦麻呂さんが、苦手な物や美味しいと思えない物を食べた時の感想と同じ。(笑)

ファッションや彼女に対する思い入れがある人には興味深いのでしょうが、ブランドのシャネルにも彼女自身にも興味の無い私のような人間が、ただ映画や物語として観た場合に面白い所は少ないです。と言うか殆ど面白い所は無い。
淡々として進む山場の少ないストーリーにしか感じず、話の内容にメリハリも感じない。
私でも知っているような彼女のエピソードが出て来ますが、それらを全く知らなければ、ストーリーも掴み難い映画だと思う。
ただ、100%面白くない、金を返せってほど酷い映画ではなく、可もなく不可もなくて、私の中では内容と共に観た事さえ記憶から薄れるような映画。

ちょっとつまらない気持ちで出てきた私の横で、女性の方が関心し納得したように話す声を耳にして、あぁ興味のある人には結構面白いんだと思ったのが映画の一番の印象でした。(苦笑)

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くろすけ

3.5うーん(-_-)

2009年10月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

寝られる

今年観た「サガン」と異なり、子ども時代〜成功する前までが長く描かれた作品。

成功から晩年までの波乱万丈の人生を期待して劇場に行ってしまったので肩透かし…

オドレイ=トゥトゥはまた「アメリ」と違った魅力に溢れていて素敵でしたが、ココを取り巻く二人の男の描写や背景がわかりにくく、エピソードもぶつ切りで粗く、欲張りすぎな感はありました。

しかしそれもすべて、コレクションを迎えたココの記憶の走馬灯を覗いていると思えば、なんとなく理解が出来るかも。

「ココ・アヴァン・シャネル」
「ココ・シャネル」
「シャネル」
全て観て、やっとシャネルのことがわかるような気がします。笑

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krtek