「ハンス・ジマーの音楽が生み出す絶妙のスピード感!」シャーロック・ホームズ ひきばっちさんの映画レビュー(感想・評価)
ハンス・ジマーの音楽が生み出す絶妙のスピード感!
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ストーリー冒頭から16ビートのスピード感抜群の音楽に乗せて馬車が走る!
エンドロールになって初めて、ハンス・ジマーの音楽と知り、なるほどと思いました。「ブラック・レイン」の頃から彼の映画音楽のファンなので。
本作のダウニー・Jr.ホームズは、今までの知力、推理力、判断力に加えて、“格闘家”であるという側面を見せます。瞬時に判断して相手を叩きのめす!強いホームズにシビレました。
そしてジュード・ロウ演ずるワトソンは、これまでのワトソン像を覆し、自己主張が強く、ホームズと対等に渡り合います。時にはケンカも。
この二人のやりとりが絶妙で、まさに“ボケと突っ込み”状態(笑)。
観客を飽きさせません。
そしてこの作品の紅一点、レイチェル・マクアダムス演じる女盗賊アイリーンであります。観終わって、「アイリーンの出番が少ないぞ!!」と思うほど魅力的なキャラクターです。なにせホームズが生涯で唯一人愛した女性ですから・・。
ストーリーそのものも、ブラックウッド卿が復活してからはグイグイ引き付けられ、随所に用意されたアクションシーンはまるでスペクタクル映画さながらの興奮を叩きつけます。
娯楽映画としては傑作と言ってよいのではないでしょうか。
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