「【インドのスラム街で育った”教育”を受けていない青年が億万長者になれた理由。】」スラムドッグ$ミリオネア NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【インドのスラム街で育った”教育”を受けていない青年が億万長者になれた理由。】
ー今作で、心優しき警部を演じた”イルファン・カーンさん”の早すぎる死に哀悼の捧げる。-
2006年、ムンバイのスラム街で暮らす幼きジャマールと兄サリーム。そこに、幼き娘ラティカが暮らすことになり・・
インドの貧困層に生まれた二人の兄弟。そして、ジャマール(デヴ・パテル:彼の出世作でもある。)が、数々の哀しき経験を積んで学んだ事。
・インドは映画大国。ボリウッドの大スターは”アミターブ・バッチャン”
・インドは他宗教の国。諍いも多い。”ラーマとアラー” 母の死。
・インドは貧困層の人権がおろそかにされている国(公開当時)。ママンは幼き子供をかどわかし、利を得る小悪党。子供の眼を”スプーンの上で炙った油”で焼く事も厭わない。乞食として見入りが良くなるから・・・。ジャマールはタージマハルでアメリカ人夫婦から貰った100ドル札を目を焼かれた且つての仲間に施し、100ドル札に刷られた人物の名を知る・・。
<クイズ番組の進行と、ジャマールの幼き頃からの生き様とその中で得た知識が平行して描かれる面白さ。
且つて、貧民街出身で”唯一”億万長者になった番組司会者の人間性も見抜くジャマールの”心眼”も心に響く作品である。>
<複数の媒体で3度鑑賞>
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