グラン・トリノのレビュー・感想・評価
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展開読めるけど、いい話
偏屈なじいさんと、少年。
どちらも癖のある人物だが、2人の出会いが
今までの2人を変える。
銃社会のアメリカといえど、
なかなか現実離れした話では?と思わざるを得なかったが、、笑
最後は自分が犠牲になって
タオ達の将来を優先したシーンは、
少しあっけなかったけど、
じいさんが残してくれたものは大きかったと思う。
本当の家族には最後まで心を開かなかったけど、
人生で大切なものを死ぬ間際に手に入れた。
自分が犠牲になることで、
自身が戦地北朝鮮で人を殺した罪の意識からも、
解放されたような、、
そんな意味合いも含まれているような気がする。
総じて良い作品だったと思う。
正直、苦手でした
シンプルで解りやすく友情に感動する
善と悪に白黒つけ悪者にバツを与えスッキリする、クリント・イーストウッド作品に多く見られる男のロマンと年代を超えた友情を描いている。
妻を失った寂しさと晩年の孤独を、口にも態度にも表さず、世の中を批判することで生きる活力をつくっていた孤高の老人の心が、素朴さと純粋さを失っていない一人の少年を守りたいと動き出す。その少年タオに対して父親の様な思いを持ち助けることが、老人ウォルト自身の心も救って行く。
いつも下を向いてたタオの顔が次第に上がっていき、最後には意志を固めた様な凛々しい顔つきをみせる。
ラストにタオがグラン・トリノに乗っている姿から、ウォルトへの憧れがみえ、自身の道を見つけて歩いている感じがした。同時にウォルトの思いを受け止め、しっかりと正しい心を持ち続けられるか、一抹の不安もよぎる終わりになっている。
何でもかんでも、勝ちゃあいいってもんじゃないんですよ!
この感動をどうやって言葉にできるだろう?
ペットのデイジーをお隣に託した時点で確かに薄々感づいたけど、きっとイーストウッドならスカッとするエンディングにしてくれるはずと思ってた。そうか、やっぱりそっちかぁ…。
少年成長物語大好き人間にとって、タオくんの目がどんどん力強くなっていくのがよかったし、たくましくなっていくのも頼もしかった。そして、偏屈な頑固ジジイが心を開いて、目が優しくなっていくのも、嬉しかった。
こんな風に色んな変化があって、でも不良達はちっとも改心しなくて…。
そんな偏屈な頑固ジジイは、最期の最期までかっこよくて、タオくんのロールモデルであり続けて、究極的に守った。
泣かないわけないじゃないですか。「一粒の麦死なずば…」を体現した、頭でっかちの童貞神父より、はるかに宗教的な生き方をしましたよ。
私も年だから、そろそろ身辺整理しないとかな?
クリント・イーストウッド!
かっこいいおじいちゃん
これはよかった
銃社会
車が欲しくなる
妻に先立たれ、息子家族からも煙たがられていた昔気質な頑固オヤジ、ウォルトが隣に引っ越してきたモン族の少年タオやその家族らとの交流を通して少しずつその考えを変えて行く様子を暖かくそして残酷に描いた作品。
酒とタバコと愛犬と庭の手入れ、そして50年勤め上げたフォードで自身も部品の取り付けに関わったグラン・トリノを乗り回すでもなくピカピカに磨き上げ、満足そうに眺める。
その楽しみだけをとても満足そうに、しかし仏頂面に演じるは名監督クリントイーストウッド。60年代から映画業を続ける彼を俳優として観たのは恥ずかしながら今回が初めて。
190を超える上背、ギラついた眼光、ハゲそうでハゲない頭。とても80手前の人間には見えない容姿。声も低くてしゃがれててカッコいい。
散々クロだのイエローだの差別用語を連発したり、たまに会う友人たちとは憎まれ口しか叩かなかったりの頑固オヤジが赤の他人、しかも国籍も民族も違う人々と心を通わせていく姿は見ててとても心和む。
酔っ払って気分良くなればベラベラ喋るし、子ども相手にも臆することなく接する姿は見ててかわいいおじいちゃん笑。
急に気に入られてモン語?で何言ってるかわからないおばちゃん達から食べてる最中にメシを追加されていくシーンはすごく笑えるお気に入りのシーン。
ただの老人と異国の少年の交流を描いただけではなく、しっかりと男の生き様を描いている点も良い。
「アメリカの男」とは?を見事に体現し、タオにもそれを叩き込む。男らしさを学ぶの件は悪影響の予感しかなかったがあんな物騒な街ではあれくらいの度胸で生きていかなければいけないんだろう。
ラスト不良どもの家に乗り込む前に身支度を整える姿が最高に渋い。スーツ新調してるシーンなんか最高にクール。ここだけでウルってくる笑。
何よりもクールなのが指で銃を構えるあの仕草。にわかのためダーティハリーをまったく知らないが調べてみるといろいろとオマージュがある様子。古くからのファンからしたらあの仕草はたまんないんだろうなぁ。
40年以上に渡り俳優として活躍してきた男の集大成が伺える名作。
この生き方には憧れる。が、酒もタバコも全然で向いてなくて悲しくなる笑。
うなる
なんていうか、言葉にすると薄っぺらく聞こえてしまうのが残念。
言葉にすることが恐れ多い。
なんと言ったらいいんだろう。
とにかく、まず、あのウォルターの役。
そもそもの脚本での人物像の作り方が上手い。
「だんだんと心を開いていく」っていうことなんだけど、その開いていく様が、違和感無く、そして元々のウォルターの性質を残したまま、心を開く構図が素晴らしい。
上手い具合に、愛着湧いちゃう。
愛犬を相棒みたいにしている感じとか、
差別的なこともめちゃくちゃ言うけど、それさえもイカしてる感じの、ほんと上手い具合に、何も悪い意味を持たない、言われた方も気にならない、笑えるような感じ。。。んーーなんて言ったらいいのか。。
上手。
そしてクリント・イーストウッドの息の吹き込み。
彼の渋み、威厳、ジョークを言った時のイカしてる感じ。
クールだなあ、、めちゃくちゃかっこいい。シビれる。
神父との関係もいい。
うまくできてるなー。
あの関係性があるから、お葬式がキマる。
グラントリノもかっけーーーー。
そしてそれが映画の題名になるなんて、、、
もーーーーーーー
にくいことするわーーーー笑
ため息が出るほど、上手な映画でした。
5点満点にしてないのは、映画の広告?ポスター?DVDの表紙が、この映画の素晴らしさに対して
ちょっと、あれかな、って思ったからです。
いい死に方
これはキリスト教の映画。隣人愛、自己犠牲、懺悔、全て描かれる。 そ...
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