今度は愛妻家のレビュー・感想・評価
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本当は悲しい話
ハッセルブラッドとスクラップブック
行定監督の映画を全部見ているわけじゃないが、
人物をとても魅力的に撮る人だなぁと思って観てます。
で、今回の薬師丸ひろ子。
めちゃくちゃかわいい奥さん。
ハッセルブラッドのフィルムカメラにこだわる
天才カメラマンと、新聞のスクラップブックを
作るアナログな奥さん。
それが今作品の人物の描き方ですよ。
という監督からのメッセージ。
彩りは豊かでありながら、
やさしく包み込むようなフィルム描写。
まるで、さくら(薬師丸ひろ子)を撮るために
存在しているかのようなハッセルブラッド。
そんな彼女の想い出を、
子どものようなクズ男北見(豊川悦司)も
デジタルのように簡単には切り替えできない。
”なんで生きているときに言ってあげないのよ!”
そんなのは失ったことがない人が言える台詞。
1年をかけて、失った日々を思い出すかのごとく
自問自答するしかないのだ。
まるでスクラップブックのように。
やっと最後の1ページを貼り終えたとき、
初めて新しいページをめくることができた。
そして、雪が降るクリスマス(命日)
ハッセルブラッドを持って街にでかけるのだ。
なんて素敵なエンディングでしょう。
オカマの蓮司が良い
【”人気カメラマンが写真機を手にしなくなった訳。そして本当の事を言わない人達の優しさ。”今作は演技巧者達のコミカルな演技の中、徐々に明らかになる数々の真実が沁みる作品である。】
■相手への感謝も、愛情も薄れて居た結婚10年目の夫婦、北見俊介(豊川悦司)とさくら(薬師丸ひろ子)
さくらは、友人と温泉に行く前に、子供は要らないと言った俊介に別れ話を切り出す。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤は、コミカルなトーンで北見夫婦の家の中で物語は進む。今作は人気舞台の映画化だそうである。
・俊介が妻が旅行に行くと知って女優志望の蘭子(水川あさみ)を家にいれようとすると、一々”忘れ物をした。”と言ってさくらが帰って来る所がコミカルに描かれる。
・そこにオカマの文ちゃん(石橋蓮司)、俊介のアシスタントマコト(濱田岳)も登場するが、今観ても演技巧者ばかりの布陣である。
そして、見ている側は彼らの”演技”にマンマとやられるのである。
設定が上手いなあ。
・マコトは、別れた恋人の子を妊娠した蘭子の”事情”を知りながら、彼女に結婚を申し込むし、オカマの文ちゃんがマコトに俊介と一緒に居てくれと言った理由も沁みるし、その理由が文ちゃんがさくらの父親だったとはなあ。
<そして、俊介は後悔の念に駆られながら、サクラがいつもやっていたようにクリスマスの日にツリーを飾り、ケーキも買って、”何でもっと大切にしなかったんだろう・・。”と涙するのである。
今作は、今作は演技巧者達のコミカルな演技の中、徐々に明らかになる幾つかの真実が沁みる作品である。>
俳優陣に感服。
おかまの登場人物が登場。 なんと石橋蓮司じゃないか! さすが名俳優。 おかまをやらせても上手いと思った。
動画配信で映画「今度は愛妻家」を見た。
劇場公開日:2010年1月16日
2009年製作/131分/日本
配給:東映
豊川悦司
薬師丸ひろ子
水川あさみ
濱田岳
城田優
津田寛治
奥貫薫
井川遥
石橋蓮司
行定勲監督
中谷まゆみ原作
井上陽水主題歌/挿入歌
夫(豊川悦司)と妻(薬師丸ひろ子)の日常が描かれる。
夫の健康を案じて身体にいいものを勧める妻。
全く意に介さない夫。
夫の妻に対する数々のひどい言動と態度にあきれた。
子供が欲しい妻と、そんな気がない夫。
そんな夫に愛想が尽きたのか、
「別離(わか)れる前に写真を撮って」
夫は写真家だった。
おかまの登場人物が登場。
なんと石橋蓮司じゃないか!
さすが名俳優。
おかまをやらせても上手いと思った。
終盤に妻は実はもう事故で他界していることが判る。
え!マジかよと思った。
まあ、お芝居だからこういう展開もしょうがないのかなあ。
元々は戯曲(舞台のための脚本)だったものだが、
何故か映画化されたようだ。
個人的にはただただ悲しい話だと感じた。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
真に迫る演技、クセになるキャラクター
今度は愛妻家。
涙腺崩壊とはこのこと
とても良い作品だったけれど長かった。 石橋 蓮司が最高に良かった。...
とても良い作品だったけれど長かった。
石橋 蓮司が最高に良かった。
還暦オカマ演技が最高に素晴らしかった。
お話も良かった。ただサイドストーリー的な部分までしっかり映像で説明していて、見せ過ぎな印象を受けてしまった。
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