レッドクリフ Part II 未来への最終決戦のレビュー・感想・評価
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近い対岸w
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10万本の矢のクダリ~ショウ幹を騙して蔡ボウを殺させるクダリ
~東南風~赤壁での勝利を描く。
何故か連環の計や苦肉の計や華容道のクダリはなかった。
よって鳳雛や徐庶や蔡和・蔡仲も出ず、かなり省略された形。
ちなみに大喬は名も出ないし、劉備ら蜀軍は孔明以外ほぼ出番なし。
さらに謎のオリジナルキャラ・甘興は相変わらず存在意義なく出番も少ない。
あと孔明が東南風を吹かさなかった。天文の知識で予知しただけ。
それでもやっぱり妖術師的やけどね。
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いやあ、長江の対岸って意外に近かったんですねw
余りにも普通に行き来してるもんで、お兄さん調子抜けしちゃいました。
とにかくツッコミどころ満載の映画でした。
1.な・な・何と、孫尚香が男の兵士に扮して北岸に渡りスパイ活動w
コロッと騙されて、利用されて諜報活動に協力してしまうバカ師団長。
しかも最後の会戦の時に尚香は偶然にもこのバカの死を目の当たりにする。
ええーーーっっ?合わせて75万の大軍の中で何たる偶然(場)
2.曹操が風土病で死んだ魏軍の兵士たちを船に乗せて南岸へ流す。
あのー、ここ川なんですけど?普通対岸に行かずに下流に流されるよね?
そもそも、南方の人は免疫があるから南方の風土病にはかからないよね?
3.な・な・何と、小喬が単独で船に乗って曹操のもとへw
女一人の力で長江って渡れるんだね。近いっていいねw
しかも理由が、東南風に変わるまで、曹操を数時間足止めすることww
大体何でその日に曹操が南下しようとしてるって予知できたんだか。
しかも小喬に茶を振舞われ綺麗に足止めされる曹操。アホすぎ。
小喬は小喬で最後夏侯トンに人質にされて4階くらいから落とされた。
ちなみにこの時小喬は何と妊娠中。多分周循なんやろけど、無茶しよるな。
4.最後は周ユが北岸へ上陸。そしてな・な・何と曹操と対面。
曹操、はよ逃げとけって。矢で射られ、結っていた髪がほどける危険な状況に。
ちなみにこの時の曹操、笑い飯の西田以外の何者でもなかった(場)
まあこのツッコミどころの多さが中国映画たるところだろう。
あと終盤の合戦のアクションは長すぎて疲れた。
あと三国演義と根本的に違ったのは、周ユが良く描かれてるところ。
演義のように孔明を殺そうとしないし、正義の人だった。
でも、ちょっとゴリに似てた。
一方ロシュクはアホ丸出しやった。ロシュクを良く描く物語ってないよなあ。
史実では周ユにも劣らないすごい男やのになあ・・・・
うーーん、赤壁感が薄いなあ?
どうしてお金かけたはずなのに、いまいちなのか?
内容が詰まって長いわけでなく冗長感。
戦闘シーンに面白味がない。俯瞰する場面が少なく、戦術も優劣も目に見えて感じられない。
極めつけは、安っぽいメロドラマ仕立てかな。
前編の盛り上りが萎んだ感じだな。
脳筋三国志~決戦天下
「レッドクリフ」二部作第2部。
NHK BSプレミアム「プレミアムシネマ」で2回目の鑑賞。
「三国志」は横山光輝版を読みました。
展開が少し冗長なのが気になりましたが(下手したら第1部に組み込めたのではないかと思いたくなった。あ、だから特別編は観易かったのか…)、「三國志演義」前半のハイライトである赤壁の戦いのシーンは、脳筋アクション満載の迫力満点な映像の連続で、手に汗握りまくりでした。
諸葛亮孔明が"風を吹かす"シーンが白眉だなと思いました。
形勢が一気に逆転し、疫病にびびって兵を引き上げた劉備軍も引き返して来て、曹操の野望は砕け散ったのであった…
風林火山
戦略!戦略!戦略!の戦いって感じだった
知恵と知恵の戦争。
少し上手くいきすぎ?とは思ったけど、シンプルに格好よく面白かった!
個人的に好きなシーンは中村獅童が最後身を投じて門を大破したことと、濃霧の中に敵地の矢を利用して、自分たちのものにしたところである。
「赤壁の火攻」を映像で
冒頭からのユルいコメディ展開で「ジョン・ウー、本格的に終わっとんなー」という感じだったが、流石に戦いの場面はスケールを感じさせる力業があった。ファンとしては、三国志演義「赤壁の火攻」を再現(?)させてくれたことが単純に嬉しい。展開も劉備軍を排することにより、よりスマートなものになっている。よくよく考えるとPartⅠ自体必要だったのか?『キル・ビル』といい、大したことない話で2本立てってのはやめて欲しい。
演義と違い、仲良し周ユ&趙雲。特に趙雲の周ユに再会した時のあの嬉しそうな顔・・・もう、あっちの世界だな。漢と漢の交錯を描くのはジョン・ウーの十八番だったはずだが、この2人は唐突なもので絡む理由が「顔がかっこいい」以外ないんだよな・・・張飛じゃダメなのか? やはりダメになったジョン・ウーだった。でも、最後の「勝ち負けなし」には非ハリウッド監督の意気を感ずる。
圧巻!
あまりの大迫力に久しぶりにどっと疲れました。でも、ちゃんと完結してくれたのですっきりしてます。前半は様々なドラマが展開しますが、やっぱり孔明と魯粛の掛け合いが印象に残っています。孔明に振り回されてカカシ殿に頼る魯粛の気持ちが痛いほど分かりました(笑)。後半の戦闘シーンはPart1より各武将の見せ場が少なくてがっかりしましたが、名も無き多くの兵士たちが戦いで命を落としていくシーンがとても虚しく感じました。彼らひとり一人、何かの為に命を懸けて戦っているのにまるで捨て駒・・・実際はもっと惨いのでしょうが十分戦争の残酷さ虚しさが伝わってきて監督の三国志を通しての反戦メッセージを強く感じました。
白鳩と赤壁の炎上。
いよいよこの白鳩監督の赤壁第二弾が公開されて。。。
仲良し友人は知っているのだが、私はこの監督がニガテだ^^;
うーん。。まずは顔がニガテ?(カンケーありませんが)
お話になっていることなどは大変素晴らしく、公明正大、
物腰の柔らかさといい、お人柄を忍ばせるところなのだけど、
まぁ…それと映画作りの才格は切り離して考えなければ。。
だいたいこの赤壁物語は長い。長すぎる…。いや、長くても
十二分に楽しめる作りになっているのなら…致し方ないが、
私にはどう観てもこの映画、一つに纏めて良さそうな気がした。
闘いそのものが終盤でアッサリと終わるものだから、じゃあ
そのサイドストーリーとして、中盤で女をつけちゃいましょう。
ついでに孔明には白鳩を飼わせちゃいましょう。ってあの~^^;
確かに小喬は美しくて華があるのだが、そもそも主役を周瑜
にしたうえに夫婦善哉&鳩飛ばしでは、威力も勢力も萎む。
後半戦の冒頭では、え?サッカーですか!?な蹴鞠合戦。
監督のオリジナル赤壁だけあって、新旧を取り混ぜた展開には
ビックリしたり、面白かったり、と様々な見せ場はあるが、
長い時間を使って男達の側面を掘り下げるぞ…というほどの
脚本の奥深さもあまり感じられず、いわゆる知恵比べ。根競べ。
の面白さはあるのに、それがスカッと活きてこないのが勿体ない。
口で表現するなら、ジト~っ。とか、ジメ~っ。とした感じが
スローモーションと合わせて全体の雰囲気を覆う。火攻めまでは。
しかし、それぞれの役者の演技はそれなりに素晴らしく、
トニレオ、金城、フォンイー、チャン。そしてヴィッキー・チャオ!!
彼女が出るからには何かやってくれるんだろうとは思っていたが、
LOTRのお姫様宜しく、お転婆さながら活躍してくれて嬉しかった。
単純な出逢いと別れ、悲しい結末になるのは見えていたが、
この中で彼女が一番活き活きと輝いていたのがせめてもの救い。
次回作は是非、乾いた荒野で撮っていただきたい。
(小喬の入れたお茶と伊藤園のお茶とではどの位違うんだろうか。)
家族に手紙を書いたか?
映画「レッドクリフ PartII ─未来への最終決戦─」
(ジョン・ウー監督)から。
この作品を観ながら、私はなぜか、
日本の戦いである「関ヶ原の戦い」と「特攻隊」を思い出していた。
数では圧倒的に多い西軍を、徳川家康率いる東軍が破った事実、
また、自らが爆弾となって敵の軍艦めがけて突っ込んでいった
第二次世界大戦末期の特攻隊の事実が蘇った。
船と飛行機の違いはあるが、戦いに出る前に武将が兵士たちに叫ぶ。
「家族に手紙を書いたか?」
そして、その手紙が宙を舞った時、彼らは心を決めた。
もう思い残すことはない・・そんな気概さえ感じられたシーンが、
脳裏に焼き付いて離れない。
退路を断つ、とはこういうことなのか、と改めて考えさせられた。
ところで、台詞以外に気になったこと。
映画のエキストラ経験をしている私としては、
この作品のエキストラの人数が知りたくて仕方がなかった。(笑)
また、曹操の元へ男装して潜入していた孫権の妹・尚香は、
あんなにきれいなのに、どうして「女」とばれなかったのか。(汗)
突っ込みどころ満載の映画だったが、最後は「風林火山」。
やっぱり「兵法」だよなぁ。
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