レッドクリフ Part II 未来への最終決戦のレビュー・感想・評価
全53件中、21~40件目を表示
じらされた末の戦闘シーンが圧巻
自ブログより抜粋で。
--
Part1ではあまりパッとしなかった軍師・孔明の天才ぶりがやっと発揮されて、アクションシーンこそないがなるほど頼もしい存在だ。
また、Part1では単なる色ボケの悪役でしかなかった曹操も、冷酷な支配者ぶりの一方で、軍を率いるカリスマたる人間味もちゃんと描かれていて、物語に深みを与えた。
君主としてはちょっと頼りなかった孫権(チャン・チェン)も日増しに勇ましくなり、妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)への兄妹愛に共感。
前作と比較すると今作はキャラクター個々人の見せ方は控えめなのに、こんな感じでツボは押さえてあって映画として引き締まった印象を受けた。
物語的にはこのPart2でも前半はこなれていなくて少々かったるい。しかし後半に向かうにつれグダグダになったPart1に比べれば雲泥の差で個々のドラマがちゃんとストーリー展開に活きているので観ていて飽きない。
クライマックスへ向けていよいよ決戦の火蓋が切って落とされようとする静けさの中での緊張感の高まりもなかなかのモノ。
そして友情と知恵と決死の覚悟のすべてが激突するクライマックスの大スペクタクルは、これが映画だと言わんばかりの迫力で圧巻。
目を奪われるそのクライマックスの戦闘シーンでまず唸らされたのは、数では圧倒的だった敵軍勢をもろともせず形勢逆転へ持ち込んだ戦況に納得がいく序盤でのその勢い。
そしてその様子を目の当たりにしてさっさと撤退を進言する側近をいさめる曹操のリーダーとしての姿勢に、映画的には悪役でありながら人間としての格を感じる。
そんな単なる勧善懲悪では割り切れない小さな積み重ねが、戦いが終わったあとの、黒澤明の『七人の侍』から引用された周瑜の言葉に集約され、この映画が実は反戦映画であるそのテーマへと結びつくのだ。
映画撮影って本当に大変なんだねぇ。。
映画はまずまずおもしろかったです。
それよりもDVDで見ましたが、メイキングのドキュメントがすごかったです。
8ヶ月も原野で取りっぱなしなんて、本当に映画がすきじゃないとできないですね。なぜかこちらのドキュメントに見入ってしまいました。監督ってやっぱり一番大変なんですね。
こんなに人殺さんでも!!
う~ん戦闘シーンは確かに広大な場所と、多大な人数で大迫力だったが、こんなに人を次々殺さんでもええんとちゃうのん?と思ってしまった。
キャストに関しては、中村獅童けっこう活躍してたねぇ。もっと目立たん役かと思ってたから、よかったです。ファンではないですが。日本人として。
金城武。知的な孔明役はまってましたね。
小喬の女優、確かに綺麗けど、国をあげて手に入れたいいわゆる傾国の美女には少し役不足かと・・・。
個人的には趙雲役のフー・ジュンの阿修羅像似の困った顔が気になった。ちょっと好き。でも現代劇に出てたら多分気がつかないだろうな。
ところで、戦闘中に、いくら惚れた美女からの勧めだからってそんな事するなよ!!曹操よ!ニヤケてたし。
まあまあ映画館でみても損はないかなぁ。迫力はありましたよ。
2回に分けて上映する映画ではない
パートⅠの時、やたら上映時間が長くて、その上パートⅡでしょう。3600円もかかって時間も6時間くらい。おもしろくないとは言わないが、もっと省くべきところを省いてすっきりした作品にしてほしい。パートⅠの戦闘シーンが特に冗漫。
冗長なのは否めないが、娯楽作としてはまずまず
第1章に引き続き何度も差し挟まれる登場人物の名前や、物語のテンポを止めてしまう女性陣のエピソードなど、映画全体が冗長なのは否めないが、男たちの熱い友情(一部、女性含む)や、戦闘シーンの大迫力など、胸を揺さぶられるシーンもあった。
ただ、出来れば前編、後編に分けずに3時間程度で1本の映画にまとめてもらいたかったのも事実。でも大ヒットしている理由は観れば分かるだろうし、手に汗握るシーンはしっかりと用意されている。娯楽作としては十二分に楽しめるまずまずの作品だ。
無策すぎる曹操
気象予報士の作戦で、
少数精鋭軍が、無策の大軍に勝つ映画です。
ジョン・ウー監督は、
団体vs団体の戦闘シーンが下手。
とにかく派手に爆発を多く入れて、
迫力を出そうとしているだけ。
それって、普通のハリウッドの作戦やん!
戦いにメリハリがないし、
ジョン・ウーならではの新しい演出もほとんどなかった。
がっかり。
スケールを大きくしすぎて、
自分を見失ったジョン・ウーは、
赤壁の戦いで敗れた曹操のようだ。
満足なエンターテイメント
ジョン・ウー監督の作品は完璧なエンターテイメントでありながら
どこかに知性と品位が感じられるます。
今回各々の知将武将が戦術、戦略、謀略という騙しあいで
知の限りを尽くし才能を戦わせる中で、
曹操軍の蹴鞠の名手孫という人物の、
ただひたすら人を信じ最後までほんの少しも疑うことがないという才能が
私には一番稀有で尊い才能だと思えました。
彼を丁寧に描くことで知将たちの才を際立たせ
この映画のストーリーに広がりを持たせたと思います。
後半延々と続く戦闘シーンは敵も見方も判別できないくらい
派手で「それってどうなんだろう?」とも思いましたが、
最後の周瑜の「この戦いに勝者はいない」の台詞で
そのシーンの意図と戦いの本質が理解できました。
映像も内容も私には満足いくエンターテイメント映画でした。
三国志は好きなので、、、。
歴史モノ、特に三国志は好きなので見ました。
興味がない人が、興味を持つ切っ掛けになれば良いかと思います。
演出なので、実際には考えにくい場面が多数あるのが見ていて切なくなりますが、
衣装やロケーションなどは、当時の雰囲気を掴む良い参考資料となるのではないかと。
これを見て、光栄のゲームをやりたくなる人も多いでしょうね。
誰?こんな長いサブタイ付けたの!
大ヒットした「Part Ⅰ」に続いて、いよいよ完結編の公開。しっかし、チラシのどこにもこんなサブタイ書いてなかったけどな~。
「レッドクリフ」というタイトルが付いていながら、前作ではその「赤壁の戦い」まで描かれず、その手前で映画がほとんど“尻切れトンボ”状態で終わってしまっておりました。で、『今回ようやく「赤壁の戦い」が見られる!』と思って見ておったのですが、これがなかなか戦闘に突入しませんで…。結局、戦いに突入したのは、後半1時間くらいになってからでございました。まあ、そこへ至るまでの駆け引きの長いこと!吾輩『アレ?ひょっとして、この映画「Part Ⅲ」までやる気か??』と、一瞬マジで心配してしまいましたよ(^^;。でも、その過程のストーリーが非常に面白かった(『孔明が如何にして10万本の矢を集めるのか?』とか、『敵の水軍の将を、周瑜は如何にして排除したのか?』などなど…)ので、退屈することなく映画にのめり込むことが出来ました。
そして、いよいよ戦闘開始。“大スペクタクル・アクション”が、『これで、どうだ!』と言わんばかりに、大スクリーンに展開され、我々観る者を圧倒してくれました。大掛かりな撮影にも関わらず、決して雑にならず、細部に亘って緻密に撮り上げられて、『見事!』というほかに言葉がございません。ジョン・ウー監督の面目躍如ですね。見終わった後、ドッと疲れが…。
今回、宣伝でも煽っておりましたが、男達だけでなく女たちの戦いも、物語の重要な部分を占めています。とは言え、吾輩的には『尚香の潜入のパート(敵兵と友情で結ばれる)は、要らんのちゃう?』と思ってしまいました。だってあんな変装、誰でも見抜くがな(でも、バレないんだな~これが(^^;)!何か、尚香の登場シーンだけが、やたらと緊張感が削がれて、映画全体から浮いてしまっていたように感じられましたので。まあ、アレぐらい、“ほっこり”できるシーンがなかったら、身が持たないのかも知れませんが…。
そして前作から、吾輩のお楽しみ(^^;でありました小喬役のリン・チーリン嬢。相変わらず、お美しかったですわ!聞けばこの方、何と34歳(!)なんだそうですが…見えませんて(^^;!まあ、演技の方は『う~ん、どうかな~?』って域を出ていなかったと思いますが、これから世界にドンドン進出していかれると思います。間違いなく、アジアを代表する女優の1人になれるでしょう。だから、ガンバッテ演技力つけようね~!
「三国志」を読んでいない吾輩にとりましては、何ぼ孔明が頭イイとはいえ、『あんなに全部が上手いこといくわけないがな!』とストーリーにツッコンでしまいましたが、こういった映画には珍しいこの“敷居の低さ(失礼!)”も、大ヒットの一因ではないでしょうか?因みに吾輩の知人は、前作を見て『孔明は、扇子振ってるだけ』という、トンデモな発言をかましておりました…メチャクチャ失礼やわ(^^;!
~追記~
何で、「-未来への最終決戦-」なんて大そうなタイトルが…。「Part Ⅱ」だけの方が、ピシっ!とした感じで良かったのにな~。何か、センス悪くないっすか??
~追記②~
周瑜殿、戦いの前に団子喰いすぎ!そんなに喰ったら腹壊すって(^^;!
~追記③~
3ヶ月は、まだ安定期じゃないですよ!小喬さん!!あれだけ動いて、母子共に健康って…すごいわ…。
part 2 はよかった。
Part1は話がなかなか動かなかったですが、part2は展開が速くて、面白かったです。でも、三国志らしさはなかったかな~。オリジナル解釈をするならもっと女性の描き方を現代的にしてほしかった。従順な美しい女性とおてんばな女性のステレオタイプ美女が二人だけで、後は男だけで世の中回ってますみたいで、なんかな~。人間描写も浅いし。
でも、戦闘シーンの迫力はすごかった。
「この不況の時代に是非三国志を」というキャッチは、世の中に対する不満を戦争へもって行きかねないのであまり良くないと思った。
かっこいい!
戦闘シーンがものすごく迫力があって良かったです。
女性達の活躍もかっこよかったです。周瑜の妻、小喬の緊張感ある演技は素晴らしかったし、孫権の妹、尚香の男装して曹操軍に侵入するシーンもどきどきしました。
圧倒的な戦力差にもかかわらず、知恵で勝利を収めるストーリーは、爽快でした。三国志ファンの評価はともかく、ジョン・ウー監督の解釈で描かれた、周瑜と孔明の友情の物語に私は好感が持てました。
解説付きなのがGOODです^^
最近、何部作かに分けて公開する作品が多いですね。
・・・ってことで、前作の「レッドクリフ」は
なんとなぁ~く尻切れトンボで
スッキリしない終わり方だったので
この完結作「Part2」は
私的には、気分爽快で良かったです^^
なんつったって冒頭の解説付きがいいですね(^o^)
ジョン・ウー監督のメッセージにもジ~ンときちゃった私。
それに、多いキャスト陣にも
ちゃんと名前を出してくれてることにも感激(^o^)
そんなこんなの心遣いで
歴史モノに弱い私でさえも、よ~く理解出来ました^^
(・・・たぶん・・・ですけどね(笑))
どこを見てもイケメンが多く出演してるので
女性の私には思いっきり目の保養にっ^^
ただ、前作から金城武の戦闘シーンがなかったのが
ちと心残りかなぁ~^^;
羽根ばっか振っていないで、彼にも闘って欲しかった(笑)
大げさなカットも多々ありましたが
ラストの戦闘シーンは迫力あり良かったです。
(ワイヤーアクションは嫌いじゃないので^^)
ハリウッド業界じゃっ思う存分描けない分、
この「レッドクリフ」では
ジョン・ウー監督が中国人魂を炸裂し、
自由気ままに描いたとても彼らしいいい映画だと思います^^
4月21日109シネマズ高崎にて観賞
後半に迫力の塊が待っていた
戦国アクション映画としては満点ですね★
今回は前回よりかなり、ツッコミどころが多くて面白かったし
戦争映画なのに笑いは入れてくる。
いいですねぇ~^^
「三国志」を全く知らないオタマが1&2を見て
ちょっと考えが変わったかな♪
「三国志」って聞くだけで、ごちゃごちゃした
人間関係ってイメージが強かったケド
何度も言うようですが今回で全く変わった・・・♪w
実際はごちゃごちゃしてるのかもしれないけど
レッドクリフは見やすかったし、わかりやすかった
俳優も力入れて演技してるな~って感じだったし・・・w
飽きないように笑えるシーンも入れてあって、
(お団子をみんなが周瑜にあげるシーンなんか
お隣の方は感動して泣いていたけど
オタマは笑いを堪えるのに必死でした。そんな食えねえよ~って・・・w)
迫力ある戦闘シーンは最高
ちょっと泣いちゃったシーンもありで面白かったデス
後半なんてほとんど台詞なんてありません
戦いに台詞なんていらないんです(爆)
みんなかっこよかったね!!
やっぱり迫力ある映画は映画館で見ないとね
金城武を大画面で見れるしねw
壮大な紙芝居
うーん、パート1はわくわくして面白くて、早く続きが見たいと思っていたのだが、このパート2は意外と自分的には盛り上がりに欠けたんだなぁ、これが。ま、お気に入りの関羽、趙雲の見せ所がほとんどなくてがっかりだったせいもあるのだが、確かにスペクタクルな見せ場はあるものの、その分、人物の描き方が画一的で、深みがない。尚香と敵方の兵士との友情エピソードは、戦いの空しさが伝わってきて、胸に沁みるのだが、あとの人物たちは意外なほど魅力に乏しい。ま、あの壮大な戦いをここまで映像化したことをまずはたたえるべきなのかもしれないが、見終わった感は紙芝居って事になっちゃうんだなぁ。二部作にしたのが、間違いだったかもしれない。
壮大な叙事詩
最後の決戦を前に、連合軍の成立と、
一人ひとりの登場人物の人となりを、
こまめに描こうとしたⅠも楽しめたので、
Ⅱの公開を楽しみにしていた。
開戦までの、両軍の知略と、
それぞれの思いを込めた「嵐の前の静けさ」。
この描きこみがあったからこそ、
終盤の戦闘シーンの圧倒的な迫力が生み出されたのだと思う。
ただ、作品の流れに緩急をつけようとしたのであろうけれど、
決戦中に、わが愛するじゃじゃ馬の尚香と、
曹操軍の兵士孫叔材の逸話を挿入したのは、
結果的に作品の流れを断ち切ってしまい、
失敗ではなかったかと僕は思う。
とはいえ、約2時間30分を飽きさせず、
ホメーロスの叙事詩を読むような、
壮大なスケールの作品に仕上げた、
ジョン・ウー監督に拍手です。
全53件中、21~40件目を表示