レッドクリフ Part II 未来への最終決戦のレビュー・感想・評価
全64件中、21~40件目を表示
ウーが濃い
ジョン・ウーな映画。
大好きな鳩は飛び過ぎで、大好きな炎は燃え過ぎて、大好きな風は強過ぎて。
1で二丁拳銃ならぬ二刀剣入れてきたと思ったら、2ではメキシカン・スタンドオフもきっちり入れてきて。
ファンサービスが濃すぎます。
そのウーの濃さにきっちり応えてたのは以外にも中村獅童。獅童の過剰さとウーの過剰さがちょうど良くマッチしてグー。
(獅童が日本の映画に出ると滑舌が悪くて何言ってんのかわからず、ちょっとヒヤヒヤする。その点、この映画なら無問題、字幕有るし)
ウーと獅童が魅力の三国志、何だか変だけど楽しめました。
なんでこうなるの?
つまんないです。途中で寝そうになりました。
一作目は、映像、音楽、出演者、演出、すべて最高ランク、ストーリーは多少問題あるけど、演出とアクションのすごさでカバーしていた。
その流れでいよいよ本番というところなのに、いったいなぜこんなことになるのか、信じられないです。
いろいろ考えてみましたが、やっぱりストーリーを微妙にいじっているところのような気がします。
自分の個性を出したいとか、女性向けの話を作りたいというのはわかるけど、結果論で言わしてもらえば、そのままやれば折り紙つきの超一級品のストーリーなのになぜ変えるのか?と言いたいです。
一作目はそれでも、カンフー映画みたいな演出でカバーしていたけど、二作目はそれがなくなって、スペクタクルな映像を撮ることのみに凝り固まってしまい、最近のハリウッド映画みたいに映像だけのわけのわからない映画になってしまっています。
予告編見て、少し不安だったけど、このままやれば絶対面白いはずだと思っていたのに、全く別物になってしまった。がっかりです。
物語はたいしたことがないが、映像は迫力がある
総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:70点 )
男の戦場だったのだから本来ならば男臭いままで歴史上は良かったのだろうが、娯楽作品だから女っ気を出して彩りを加えないと駄目だという考えなのだろうか。兵士やら間諜やらやたらと女の出演が多いし、三国志演義で初期に歴史を動かした美女・貂蝉を意識しているのか、曹操を惑わして物語に大きな影響を与える役割まで登場する。そのぶん実際に活躍した将軍や軍師の戦場での智謀戦の凄さというものが薄まってしまったように思えた。
また敵役の曹操が今回は完全にいいようにやられている役割のお馬鹿さんになっているし、その彼の陣営の本来は有能な幕僚もいいところなしというのも情けない。彼らは徹底的な憎たらしいやられ役にすぎない。この完全な勧善懲悪的な色分けは、娯楽とはいえどもかえって物語の凄さを削いでいる。
この第二作では戦争がたけなわとなり、激しい戦闘が行われる。それに伴って映像のほうも迫力のあるものになり、矢が飛び交い槍が突き刺さり炎が建物と人を包みで相当の出来栄えだった。物語のほうはたいしたことがなかったが、こちらのほうでは楽しませてもらった。
サービスサービスっ!
パート2のほうが所謂「赤壁の戦い」の本戦部分という感じ
日本人向けのサービスなのか甘興の見せ場はかっこよかったにゃん><b
残念だったのは孔明一の見せ場(?)である風を呼ぶシーンが
もっと派手で良かったのではないかと思うのと
火炎の演出が環境汚染になってしまったとかなんとか・・・
環境を考えるならCG使ってリアリティーを2の次に考えてもよかったのかにゃ
( ̄~ ̄;) う~ん
戦闘シーンはとことんド迫力で、映像はあくまでも美しく
なかなかよかったんじゃないでしょうか。
三国志の知識はありませんが、ストーリー展開はだいたい予想できました。にもかかわらずよかったと思うのは、戦闘シーンはとことんド迫力で、映像はあくまでも美しく、という徹底した演出のおかげだと思います。
パート1同様、金城武の諸葛孔明が不思議ちゃんなキャラクタでした。何考えているんだか全くわからないし、困ったときには孔明が何とかしてくれちゃうんですけど、ちょっと都合よくいき過ぎなんじゃない?とツッコミ入れたくなるほどでした。スタートレックのミスター・スポックのような感じ(^^;)?
前編の成功が仇に?
前編が主要人物のパフォーマンスを披露するだけで目一杯だったのに対し、後編は、その人物たちの人となりを生かしつつ物語を進行している。前編では優柔不断だった呉の君主・孫権も、後編では逞しく成長する。やはり後編を観て、はじめてひとつの作品として完成する。
劇画的で大袈裟な演出は賛否両論あろうが、盾の使い方など、それなりに工夫があって楽しめる。しつこい演出にも関わらず、144分があっという間にすぎるあたりは、ジョン・ウー特有のマジックだ。
ただ、前後編とも一気に撮りあげたというが、なんとなく前編と後編では微妙にカラーが違う。前編には勢いと男臭さがあったが、後編は穏やかで爽やかだ。前編は思いのほか女性客が多かったのだとか。それを意識してか、今回はサブタイトルもあざとい。
p.s. 続編は結構だが、半年のインターバルは長過ぎる。せめた「デスノート」のように3ヶ月ぐらいにして欲しいものだ。「スター・ウォーズ」の2年は許しちゃうけどね。(^^ゞ
原作愛ですね
アラ探しをしたくなる人は、世界中にいるでしょう。でも、ジョンウー監督の三国志愛は、尋常ではないのでしょうね。知らない人が観たほうが幸せでしょうが、知っている人が劉備軍などの個性を見てニヤリとするのも幸せですよね。曹操と関羽の精神的な繋がりとか・・・言ってたらキリは無いですから、素直に楽しむのが正解でしょうね。
じらされた末の戦闘シーンが圧巻
自ブログより抜粋で。
--
Part1ではあまりパッとしなかった軍師・孔明の天才ぶりがやっと発揮されて、アクションシーンこそないがなるほど頼もしい存在だ。
また、Part1では単なる色ボケの悪役でしかなかった曹操も、冷酷な支配者ぶりの一方で、軍を率いるカリスマたる人間味もちゃんと描かれていて、物語に深みを与えた。
君主としてはちょっと頼りなかった孫権(チャン・チェン)も日増しに勇ましくなり、妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)への兄妹愛に共感。
前作と比較すると今作はキャラクター個々人の見せ方は控えめなのに、こんな感じでツボは押さえてあって映画として引き締まった印象を受けた。
物語的にはこのPart2でも前半はこなれていなくて少々かったるい。しかし後半に向かうにつれグダグダになったPart1に比べれば雲泥の差で個々のドラマがちゃんとストーリー展開に活きているので観ていて飽きない。
クライマックスへ向けていよいよ決戦の火蓋が切って落とされようとする静けさの中での緊張感の高まりもなかなかのモノ。
そして友情と知恵と決死の覚悟のすべてが激突するクライマックスの大スペクタクルは、これが映画だと言わんばかりの迫力で圧巻。
目を奪われるそのクライマックスの戦闘シーンでまず唸らされたのは、数では圧倒的だった敵軍勢をもろともせず形勢逆転へ持ち込んだ戦況に納得がいく序盤でのその勢い。
そしてその様子を目の当たりにしてさっさと撤退を進言する側近をいさめる曹操のリーダーとしての姿勢に、映画的には悪役でありながら人間としての格を感じる。
そんな単なる勧善懲悪では割り切れない小さな積み重ねが、戦いが終わったあとの、黒澤明の『七人の侍』から引用された周瑜の言葉に集約され、この映画が実は反戦映画であるそのテーマへと結びつくのだ。
映画撮影って本当に大変なんだねぇ。。
映画はまずまずおもしろかったです。
それよりもDVDで見ましたが、メイキングのドキュメントがすごかったです。
8ヶ月も原野で取りっぱなしなんて、本当に映画がすきじゃないとできないですね。なぜかこちらのドキュメントに見入ってしまいました。監督ってやっぱり一番大変なんですね。
こんなに人殺さんでも!!
う~ん戦闘シーンは確かに広大な場所と、多大な人数で大迫力だったが、こんなに人を次々殺さんでもええんとちゃうのん?と思ってしまった。
キャストに関しては、中村獅童けっこう活躍してたねぇ。もっと目立たん役かと思ってたから、よかったです。ファンではないですが。日本人として。
金城武。知的な孔明役はまってましたね。
小喬の女優、確かに綺麗けど、国をあげて手に入れたいいわゆる傾国の美女には少し役不足かと・・・。
個人的には趙雲役のフー・ジュンの阿修羅像似の困った顔が気になった。ちょっと好き。でも現代劇に出てたら多分気がつかないだろうな。
ところで、戦闘中に、いくら惚れた美女からの勧めだからってそんな事するなよ!!曹操よ!ニヤケてたし。
まあまあ映画館でみても損はないかなぁ。迫力はありましたよ。
2回に分けて上映する映画ではない
パートⅠの時、やたら上映時間が長くて、その上パートⅡでしょう。3600円もかかって時間も6時間くらい。おもしろくないとは言わないが、もっと省くべきところを省いてすっきりした作品にしてほしい。パートⅠの戦闘シーンが特に冗漫。
「赤壁の火攻」を映像で
冒頭からのユルいコメディ展開で「ジョン・ウー、本格的に終わっとんなー」という感じだったが、流石に戦いの場面はスケールを感じさせる力業があった。ファンとしては、三国志演義「赤壁の火攻」を再現(?)させてくれたことが単純に嬉しい。展開も劉備軍を排することにより、よりスマートなものになっている。よくよく考えるとPartⅠ自体必要だったのか?『キル・ビル』といい、大したことない話で2本立てってのはやめて欲しい。
演義と違い、仲良し周ユ&趙雲。特に趙雲の周ユに再会した時のあの嬉しそうな顔・・・もう、あっちの世界だな。漢と漢の交錯を描くのはジョン・ウーの十八番だったはずだが、この2人は唐突なもので絡む理由が「顔がかっこいい」以外ないんだよな・・・張飛じゃダメなのか? やはりダメになったジョン・ウーだった。でも、最後の「勝ち負けなし」には非ハリウッド監督の意気を感ずる。
圧巻!
あまりの大迫力に久しぶりにどっと疲れました。でも、ちゃんと完結してくれたのですっきりしてます。前半は様々なドラマが展開しますが、やっぱり孔明と魯粛の掛け合いが印象に残っています。孔明に振り回されてカカシ殿に頼る魯粛の気持ちが痛いほど分かりました(笑)。後半の戦闘シーンはPart1より各武将の見せ場が少なくてがっかりしましたが、名も無き多くの兵士たちが戦いで命を落としていくシーンがとても虚しく感じました。彼らひとり一人、何かの為に命を懸けて戦っているのにまるで捨て駒・・・実際はもっと惨いのでしょうが十分戦争の残酷さ虚しさが伝わってきて監督の三国志を通しての反戦メッセージを強く感じました。
冗長なのは否めないが、娯楽作としてはまずまず
第1章に引き続き何度も差し挟まれる登場人物の名前や、物語のテンポを止めてしまう女性陣のエピソードなど、映画全体が冗長なのは否めないが、男たちの熱い友情(一部、女性含む)や、戦闘シーンの大迫力など、胸を揺さぶられるシーンもあった。
ただ、出来れば前編、後編に分けずに3時間程度で1本の映画にまとめてもらいたかったのも事実。でも大ヒットしている理由は観れば分かるだろうし、手に汗握るシーンはしっかりと用意されている。娯楽作としては十二分に楽しめるまずまずの作品だ。
無策すぎる曹操
気象予報士の作戦で、
少数精鋭軍が、無策の大軍に勝つ映画です。
ジョン・ウー監督は、
団体vs団体の戦闘シーンが下手。
とにかく派手に爆発を多く入れて、
迫力を出そうとしているだけ。
それって、普通のハリウッドの作戦やん!
戦いにメリハリがないし、
ジョン・ウーならではの新しい演出もほとんどなかった。
がっかり。
スケールを大きくしすぎて、
自分を見失ったジョン・ウーは、
赤壁の戦いで敗れた曹操のようだ。
満足なエンターテイメント
ジョン・ウー監督の作品は完璧なエンターテイメントでありながら
どこかに知性と品位が感じられるます。
今回各々の知将武将が戦術、戦略、謀略という騙しあいで
知の限りを尽くし才能を戦わせる中で、
曹操軍の蹴鞠の名手孫という人物の、
ただひたすら人を信じ最後までほんの少しも疑うことがないという才能が
私には一番稀有で尊い才能だと思えました。
彼を丁寧に描くことで知将たちの才を際立たせ
この映画のストーリーに広がりを持たせたと思います。
後半延々と続く戦闘シーンは敵も見方も判別できないくらい
派手で「それってどうなんだろう?」とも思いましたが、
最後の周瑜の「この戦いに勝者はいない」の台詞で
そのシーンの意図と戦いの本質が理解できました。
映像も内容も私には満足いくエンターテイメント映画でした。
全64件中、21~40件目を表示