ミスター・ノーバディのレビュー・感想・評価
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極めて難解な映画です。
いわゆるパラレルワールドを映像化したものと解釈しました。あらゆる可能性の分だけ存在する宇宙、という理解でしょうか。それ故に、ビックバンとか、そうした事柄を解説するシーンも含まれていました。良い選択であったに見えて、様々なトラブルや不幸が舞い込んでくる。辛く悲しい成り行きに見えて、とても美しく素晴らしい展開にも見える。そして向かえた結末は理解しがたい不可思議な世界。でも、エンディングの不可思議な映像表現が私は好きです。何が何だか判らないけど、素敵なハッピーエンドであったと、私は解釈することにしようと思いました。
うーん難しいけど、なんとなくわかる
映画系YouTuberさん2人が勧めていた作品
何の気なしに観てみたが
案外良かった。
確か2090年代の話だか、
実際、きっとここまで発展してはいないとは
思うけど、未来感がとても好き
とても綺麗。
主人公のジャレッド・レトさん
良いですね
どんな役でもできそうな感じ
少しずつ沢山盛るお子様ランチ。非支持。
凡庸な幾つかの物語を束ね方と綺麗な画だけで新味と言っても、駄目なものは駄目。
幾つかに分岐した人生と称して半端な分量で腰の据わらぬ物語が思い付きで盛り付けられる。
ちょっとずつ沢山乗って、どれも印象に残らず美味くもないお子様ランチ。
尤もらしいが、非支持。
自己満足
ねむい。
人生は選択次第、全てに価値がある、といいたいのはわかるが、無駄な時間と作業をかけすぎ。
だいたいあのオチで、あの人があれだけの膨大な話を考えるということにムリがある。あの構成だと、違うところへ走りだすが、その直前のあの一瞬で考えたということにとれてしまう。
やっぱり映画はストーリーありきである。
時間を返してほしい。
最良の選択なんてない
人間生きていると決断の連続である。しかし人生において最良の選択なんて無い。
一方を選択したら閉ざされる道もあるかもしれないし、逆もまた然りである。
しかしそれを恐れていたら何もはじまらない。選択をするからこそ、ドラマが生まれる。決断するからこそ人生になる。
映画
というより、アート。
一度観ただけでは正直、理解できない。
が、何か不思議な感じが心に残った。
観る人によって、相当好き嫌いが別れると思うが、好きな人はきっと、何度も観たくなる作品だと思う。
逆に合わない人は何度観ても分からないし、そもそも2度と観ないと思う。
「可能性」の物語
哲学的かつ科学的ということで、
解説・考察はいくつものサイトでされている作品。
個人的には、素直に「可能性」を描いた作品かなと思います。
人生で何度も訪れる選択の瞬間。
その選択を後悔することもあるだろうけど、
もたらされた結果は、良い悪いを問わず全て価値がある。
鑑賞中は正直 ついていくのがやっとですが、
心地いい余韻の残る良い映画でした。
なぜだか嫌いになれない
正直に言って、技巧的にすぎるように思いましたし、知的にすぎるような気もしてたんですね、観ている時はね。時間の経過を示すような挿入的なシーンは、どれもありきたりな表現のように思えましたし、ひとつひとつのショットが輝いていたわけでもありません。でも、観終わって、しばらく経つんですけど、なんだか不思議とこの映画を嫌いには思っていない自分がいるのが不思議なんですよね。
ジュノー・テンプルがとっても可愛かったというのはあります。その他の女優達もみんな印象的です。
でもそれだけじゃなくて、やっぱりこの多様な生き方の厚みに少しこころが動かされたのだと思います。どの人生もが、いってみれば、どうしようもなく人生そのものという感じがして、なんだか悲しい気持ちがしてるんですよね。もちろん、この悲しみは決して悪い悲しみじゃありません。最後には気持ちが前に向く悲しみなような気がします。
『トト・ザ・ヒーロー』がとっても良かったのでこちらの作品も観てみたんですけど、観て正解だったかな。
美しい…そして、とてもショックを受ける
見終わったあとには、頭を殴られたようなショックとともに、生きる活力を与えてくれる映画でした…
世の中にはこんなに素晴らしい映画をつくる人がいるのだとなんだか衝撃を受けました…
限りあるからこそ愛は煌く
少年の日にみた未来の思い出。
あるいは今際の際の白昼夢。
人生における選択が創る未来の可能性。
未来における今の自分は何者でもなく、故に何者にでもなれる。
118歳の彼の存在が真実であるとしたら、その彼の歩んだ人生は一つである。ラストの台詞と表情が彼の真実を教えてくれている様に思う。
科学的かつ哲学的なテーマを投げかける難解な映画。ジャレットレトの演技の幅、映像美は素晴らしい。
ただ長い。
映像美と物語のハーモニー
この映画は、(眠ったときにみる)"夢"、"ノベルゲーム"です。
決して、過去未来を行き来して運命に逆らって真実の愛を見つけ出すという類ではありません。
個人の好き嫌いがはっきり出ると思います。
みんなが高得点をつける映画には見えない。
"夢"のようにどんどん場面が切り替わっていき、場面同士は脈絡もなく繋がってるようでもあれば関連をもっていたりします。
例えば湖、バスタブ、プールと水を共通点に繋がっている。
この映画はしっかり結末を描けていないと思うかもしれない。
でもオチは重要ではない、だって"夢"ですから。
あのオチはハッピーエンドなんでしょうか?
ひたすら繰り返していくわけで、よく考えたら怖いですね
輪廻転生って言葉が浮かびました。
選択
私には、、抽象的過ぎて。
たくさんの人生の中の選択肢。
どれを選んで進んだかでそのあとの人生が変わるのは、どれがよかったかなんて、それは結果論でどうにもならないこと。
あちこちで絶賛されてるようだけど、ちよっと難しかったです。
人生の選択はムズい
自分が選べる人生の選択肢が多い程に迷いや選んだ結果の後悔に未練も残り違った人生の可能性を全て経験したとしてもソリャ大変。
時代も場所も環境も行ったり来たりで複雑だが登場人物がある程度は固定されているので段々と理解がスムーズに。
B・ホリーからのオールディーズに"Pixies"など音楽も良く少年時代の恋愛模様と人間はやはり恋とパートナーとの出会いだ。
4.7
今までで見た映画で1番力強い映画。なんて言えばいいかわからないので、「力強い」と表現したが、その意味はこう。
小論の大ネタになるようなテーマをいくつも扱っていて、哲学的な重みのあることを2時間強に収めたのがすごすぎるっていう意味。ジャレット・レトを主に他のキャストの人たちの目力がとても印象的ったいう意味もある。
でもすこし難解だった。とても抽象的で神秘的なので、まだぼくには理解できていないことがたくさんあるかもしれない。ただ、その芸術性の高さから、ぼくたち見ている人に語りかけるような要素がかなりあった。
前から気になっていて、周りからオススメされていたので、見たかったが蔦屋になくて、取り寄せるしかなかったので見るまでに時間がかかった。その分とても楽しみにしていたし、大いに期待していたが、今みてとても圧倒されている。期待をいい意味で裏切る、というフレーズがあるが、そんなんじゃなくて、なんか高くなったハードルを、そのまま持って行っちゃった感じ(?)
人生っていうのは選択の連続で成っている。朝起きて顔を洗う時も、テレビを見る時も、全て選択することで始まる。その選択1つ1つが意味を持ち、誰でもない自分「Mr.nobady」を作り上げるんだなぁ、と思った。
また1つ1つの選択は天秤で計れないものだともおもわされた。
卵を茹でた時の気温の上昇で雨が降り、アンナの番号がにじんでしまった時のシーンが個人的にとても好き。ジーンズ工場て働くおじさんと、安いジーンズを買ったニモの関係とか、あの場面がもしかしたらとても大切なところだったんじゃないかなあ、と思った。
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