青い鳥のレビュー・感想・評価
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教師の理想像かも知れないが、少し現実離れのモンスター教師
この作品、
ケチをつけようとすれば色んないいがかりのできる映画だけれど
まず、この映画の趣旨に沿って温かい見方から。
突然、
市の教育委員会からの派遣という事で
村内先生というどもりの先生が中学校の担任として
2年1組にやって来ます。
このクラス、いわく付きなのです。
イジメが原因で
クラスメイトが自殺未遂を起こし転校しているのです。
村内先生、自殺した野口君の机を教室へいれ、
「毎日、野口君おはよう」とやるから、
クラスメイトはたまりません。
彼らはこの事件を忘れてしまいたいのです。
そんなことお構いなしに、先生は毎日続けるうちに
軋轢が表面化してきます。
先生の主義主張は、どもりだけれど、本気でしゃべるから
本気で聞いてくれ、これだけです。
生徒の方は、そんなこと言われても、
今までそんな先生いなかったから、
面食らいます。
メッセージは明確で、
物事を本気で受け止め、本気で対処するということ。
それと、やっちゃった事は、
ゲームのように一からやる直す事は出来ない。
その失敗をどのように受け止め、今後の糧にするか。
そんな風に受け止めたました。
さて、この作品を、「B」としてしまった理由は
村内先生のような人は、日本の教師にいるのか?
金八先生はなんとなくいそうな感じがするけれど
村内先生がまるで聖人君主のように描かれすぎていて
ちょっと引いちゃったせいです。
村内先生を、もっと身近な人間臭い先生にして欲しいと思いました。
それと、結構笑えるというか
反面教師として、
生活指導の先生が描かれていました。
この先生、イジメを無くする為に
大人の論理で、目安箱みたいなものを作るのですが
当然そんなものに投書するヒトなんか、
いないわけで。
いまどき、こんな先生がまだいるとするならば、
日本の教育現場は、危ない!
と、見たほうがよさそうですね。
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