「最後の眼差しの行方」レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで momogaria-noさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の眼差しの行方
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エイプリルは女優の夢の途中で、彼の子供を妊娠した。
自分が何者でどんな可能性があるか確かめる間もなく、家庭に入った。
スペシャルなはずの自分が、普通の主婦になる現実を理解できず。
家庭だけが彼女の居場所となり、魂は幽閉されたまま・・・
自分の存在意義を探したい。
自分は母、妻である以前に一個人の尊厳を求める人間なのだ。
お互い求め期待する反動で・・・
口論の末、反射的にこれ以上ない破壊的な言葉をはく。
それが時々、取り返しのつかない残酷な結末を呼ぶ。
彼女は子供を中絶してまで、パリへの移住を切実に望んだ。
何が彼女をそこまで、駆り立てたのだろう?
冷静にそれを話し合えていたら、何か違っていたのかな。
誰にも当てはまりうる、一組の夫婦が、日常で知らぬ間に爆弾を育て
新しい子供の命というヘビーな難題を前にして
落ち際には爆弾が血を含んで大爆発する。
サム・メンデス監督的な・・・日常に潜む闇を鮮烈に描いた映画。
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