劇場公開日 2009年1月24日

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「重くのしかかる鬱映画」レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0重くのしかかる鬱映画

2018年11月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何処からではなく、最初からケイト・ウィンスレット
可笑しいやん。情緒不安定やで、この人と思ってたら
そのまま映画が終わってしまった。
「え?」と思って思い返してみたら、
これはまさにケイトウィンスレットが壊れて行く様を
あなたは気づいて彼女を守れましたか?という映画
だったのでは?と気付いてゾッとした。

お前可笑しいよ!ふざけんなよ!と
怒りをぶつけるんじゃなく、
彼女の「助けて」のサインに気付けられなかった事に
鬱って怖いなと思った。
パリに行こうと言うのがサインだったんだな…
と思うと、無理な状態に困難がのしかかって来る
んだから想像を絶する。

子どもがいるにも関わらず、あまり映さない演出は
やはり夫婦間の問題だと言う事なのだろうな…

精神を患ってる家のオーナーの息子とのやり取りだけが
この映画の救いだった。

終わってから重くのしかかり、思い返して深みが増す
映画だった。

奥嶋ひろまさ