「『家族の終わりに』ではダメなの?」レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
『家族の終わりに』ではダメなの?
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流石はサム・メンデスの映画。美術も衣装も編集も話運びもスキが無い。しかし、彼だから故かマジメに悲劇や人間の愚かさに向き合いすぎて、後味が悪い。ほんとはA-つけたいけど、そこでマイナス。原作があるからしょうがないけど、郊外の退屈をコメディにしてしまった『リトル・チルドレン』のアプローチは秀逸だった。
オスカー無視だったけど、ロジャー・ディーキンズの撮影も抑制と誇示のバランスが素晴らしい。
レオとケイトは完璧な演技。オスカー無視は残念なくらい。但し、ちょっとハイペースな力演なので中盤あたりでおなかいっぱいになる。『その土曜日~』でもバリバリした存在感を出していたマイケル・シャノン、精神病患者なれど物の本質をズバリつきまくり場面をさらう。この映画の数少ないコメディアプローチで面白い場面でした。
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