劇場公開日 2009年6月27日

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「瑛太は、7分丈のTシャツ&ズボンが似会うなぁ」ディア・ドクター maricobabylonさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0瑛太は、7分丈のTシャツ&ズボンが似会うなぁ

2013年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

ずっと観たかった作品。
この期待を超えて、グっとくる良い作品。
もう1度じっくり観たい作品。

鶴瓶さんは、本当にうまいなぁ。
生まれ変わるなら、鶴瓶になりたいな。(もしくは、さまぁ~ず三村。)

鶴瓶さんは、人の話を聞き出すのが、とてもうまい。
鶴瓶と話していたら、自分がとても面白い人になった気がしそう。
理想の上司、理想のお父さんだなぁ。
なんなら、鶴瓶さんに総理大臣になってほしい。
コミュ力・判断力に調整力もあり、適任では?

こんなお医者さんいたらよいなぁ。
もちろん医師免許がなく、医師を語るのは許せることではありません。
でも、免許があっても対人能力がなかったりするよりは、
対高齢者には特に、しっかり話を聞いてくれるお医者さんが
いるだけでも、無医村よりよっぽど良い気がする。

瑛太も良いなぁ。はずれがないかんじ。
7分丈のTシャツとズボンが似会うなぁ。
(私的セクシー瑛太は『アンフェア』の役だけど・・・)

余貴美子、香川照之、八千草薫、松重豊と、これでもかってくらいの芸達者な面々。
最近の香川照之の使われ方は、うまい演技をしてくれという要求に応えているからか
鼻につくことが多いけど、今回はスーっと入ってきた。
八千草薫は“こんなおばあちゃんになりたいNo.1”です。

井川遥もすっかり演技派に変身してきましたね(無造作髪アップが素敵)。

もし私が老年になってガンがわかったら、入院せず余生を過ごしたいなぁ。
でも、もし娘が医者だったら、もし家族に入院してほしいといわれたら、
無視はできないし、つらいだろうなぁ。

娘(井川遥)があの村の医者になれば、母(八千草薫)も余生を満喫し、
村人も安泰だと思うんだけど、そううまくはいかないのかなぁ。

お話もテンポよく進み、ひきこまれる。
前作の『ゆれる』も良い作品だけど、ドロっとしたかんじが苦手だった。
でも、こちらはバランスがとても好き。
TVで野球を一緒に観るシーン、アイスが溶けてくところなどなど、絶妙。
西川監督は若くてきれいでおしゃれで、こんな作品つくっちゃうなんて、すごいなぁ。

ラストシーンは賛否両論かもしれないけど、私は好きです。

maricobabylon