フィッシュストーリーのレビュー・感想・評価
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爽快感!!おすすめ!噛みしめて何回も観たい
久しぶりに鑑賞!
伊坂作品ではゴールデンスランバーが1番好きですが、こちらも引けを劣らず大好きな作品!
初めて視聴した時、ラストの伏線回収に圧倒された!頭に強い風が通っているかのような爽快感だった!
もう15年前の作品ということに驚き。
今みても多くの知っている方が登場される。
伊坂作品ではお馴染みのメンバーも。
ボーカル、高良健吾さんだったとは!
初め見た時は怖い印象でしたが、眉毛全剃りでも何というか雰囲気が丸い!口調とか優しい印象。
焼きそばは焼かないとだ〜🤣
江口のりこさんも出演されているのはびっくり!
バンドメンバーとの居酒屋シーンでの、「あってもいいんじゃないかな」の一言をずっと覚えてました。
うわーーアヒルと鴨のコインロッカーもみたくなった!!!
フィッシュストーリーという名前のセンスといい、伏線回収ぴったりの曲といい素晴らしい!
僕の孤独が魚だったら鯨さえも逃げ出すだろう、
最初全然意味変わらなかったけど、今回で理解した!
多部ちゃんはいつでも学生服似合うし、森山未來さんかっこよすぎる、、。
キャスト陣とても贅沢な映画です。
これから初めて観る人羨ましい!
伏線回収の感動を味わえるなんて、、。
伊坂作品の映像化大好きです!
忠実な伊坂ワールド
原作の伊坂ワールドが持つポップな世界観が素敵に再現されており、原作ファンなら必見。
名もなき人々が関係無いところで精一杯挑み、闘ってそれが時空を超えて繋がったのはコミカルに見えて本当に美しい。様式美と言える。
原作も素晴らしかったが、映像もまた原作を補完して素晴らしかった。多部未華子ちゃんや森山未來君、濵田岳君らキャスト、斉藤和義の音楽が画面から溢れんばかりの魅力がたまらない映画。
自分もいつか自分の人生において正義の味方になりたいと強く思った。
面白い!名作。
フイッシュストーリーは伊坂作品で特に好きな作品の一つ。
良く再現されているし、配役も良い。
伊坂ワールドを伝える代表作だと思います。
伊坂映画は大森南朋さんが良い味を出して素晴らしい。
伊坂幸太郎作品は新しい風を感じる。
点と点
ラストスパートで一気に点と点が繋がりますね。
全員のストーリーが繋がってました。
フィッシュストーリー、みんなの元へちゃんと届いてましたね。
全般がバラバラな色々な人の話が進むため、どうなるのかなーでしたが、ラストで繋げてくれてスッキリでした。
曲中の無言のところがホラーの話かと思って最初めっちゃ怖なかったけど、意味のある無言の時間でしたね。
面白い!!!!!!!って絶賛する作品ではありませんでしたが、一度見てもいーかもねくらいでした。
シンプルに歌が頭から離れなくなります。笑
そしてボーカル役の高良健吾さん、かっこいいしいい声。
時空を超えて繋がるホラ話
凄く良かった。
映画化するの大変難しかったのではないでしょうか。
ラストシーンはまとめ映像なんだけど、これがとても良い。
タイプライターのアップにモノクロではじまるあたりスモークという映画を思い出した。作品中でオーギーレンがクリスマスストーリーを語り、語り終えた後にその映像がトムウェイツのinnocent when you dreamともにセリフなしで流れるエンディングなのだけれど、あの感覚に近い。
時代をまたいで少しずつ見せて、オチまでいかないようなつくりになった作品なのだけれど、表題曲の繋がりだけ大まかに言うと
fishstoryという海外小説があり、誤訳で間違った内容で出版されその後回収。幻の本となったその1冊からフィッシュストーリーという曲が生まれ、 その曲キッカケで子供が生まれ正義の味方となり、とある天才の命を救う。天才は地球滅亡の危機を回避する。ざっくり過ぎだがこんな感じ。
ストーリーわかっていたとしても楽しめる映画なので、時系列順で備忘録しておくと。
2012年。巨大彗星が近づく地球滅亡の危機。
彗星に核を仕掛けてピンポイントでミサイルを命中させなければならない。0.000013%の成功率といわれるなか計算式を駆使して命中させる多部未華子(数学の天才)
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2009年。シージャック事件で多部未華子(名門高校の理数系の生徒)がピンチに。森山未來(正義の味方になるべく鍛えられてきたパティシエ)に命を救われる。
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1999年。ノストラダムスの予言を信じた人々。その日が来るが地球は滅びない。宗教家3人のうちの一人が予言書には10年のズレがあるから2012年に何か起きると言う。他の二人は2009年だと言う→シージャック事件
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1982年。大学生3人組が女性3人とコンパ。そのうちの一人で臆病者の濱田岳が謎の美女から 「いつか世界を救う重要な役を担う男」と予言される。帰り道の運転中、不意にカセットデッキを再生させてしまう。曲は逆鱗のフィッシュストーリー。この曲には、謎の1分間の無音状態がある。静寂に聞こえてくる女性の悲鳴。ヘッドライトを当てると女性がレイプされる寸前。恫喝されて逃げ出しそうになったがフィッシュストーリーが脳内に溢れ正義の心で立ち向かう。女性と二人でなんとか撃退、助けた女性は運命の人だった。で、二人の子供が森山未來。
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1975年。パンクバンド逆鱗はレコード会社と契約するも首の皮1枚。最後となるレコーディング前に作られたのがフィッシュストーリー。この曲はレコード会社の大森南朋が亡くなった叔母から貰ってきた本を引用して書かれた。録音中ボーカルが熱くなり、歌詞にない自分の想いを語ってしまう。が、その部分は録り直しせずにカットして無音のままリリース決定。バンドメンバーと大森南朋で打ち上げ。無音部分がキッカケでこの曲が世界を救うんだみたいな冗談まじりの雑談をする。
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1953年。とある出版社。海外小説の翻訳者が足りずに採用した男が英語力ナッシング。FishStoryを翻訳して販売するも誤訳だらけで内容が違うので返本騒動&会社倒産。大森南朋の叔母がその出版社に勤めていて返本の山から1冊ちょろまかしてくる。その本の冒頭の一節が
僕の孤独が魚だったら巨大さと獰猛さに鯨でさえ逃げ出す
正義のヒーローとなる為に修行するシーンで映画ベストキッドのオマージュありでニヤリとさせられた。
バタフライエフェクト
人生の欠片は個性があって
いろいろな物語があるもんです。
自分の体験した事が、
誰かの物語に繋がってると
思うとすごい空想が広がる。
中学生の頃、
習字の時間に、好きな言葉をかく
授業があって
"逆鱗"とかいたのを思い出しました。
それは、教室の後ろに貼ってあり
卒業の時に、
クラスの友達に頼まれてあげました。
あの行為がどこのどんな影響に
なったんだろうなーと。
曲を軸にして
つながる人生が壮大で
ばかばかしくておもしろい。
濱田岳さん がんばったなー
意味のわからない歌詞も、
曲がかっこいいし、
高良健吾さんの声がいけてるので
すんなりはいってきます。
皆さんのレビューにあるように
伏線の回収が気持ちいいです。
個人的には、
多部未華子さんの困った顔が
たくさん見れて楽しい。
おすすめ。
最初B級映画だなと思ったけど、最後に向かうにつれてすべてが点と線で...
最初B級映画だなと思ったけど、最後に向かうにつれてすべてが点と線でつながっていく。その接点は1つだけでなくて、1つの時代の出来事が次の時代の出来事に二重に三重に接点がある。
見ながら整理をするのはちょいと大変だったけど、面白かったな。
1999年7月に地球が滅亡するという今となってはガセネタとなった話題がオモシロおかしく描いてあるのがよかった。
その時代に受け入れられる。受け入れられない。いろいろあるが、後の時代に見直されたり、定説となったことが覆されてたり、それぞれの「現在」をあとから検証するという視点がすごい。
ヒーローがいる
原作からのアレンジがあまり好みではなかったので残念でした。
一番好きなシーンがハイジャック(シージャックにかわってるけど)だったので
そこをもっと強く表現してほしかったかも(。´╹A╹`。)
だけど配役は最高でした。
特に未來君と大森さんがっ・・!
多部ちゃんもキュートでよかった。
ひとつの曲が世界を救う。
最後すべてがつながった瞬間は原作同様すっきりします。
原作で一番好きだった
「 お礼なら彼のお父さんに 」(うろ覚えなので曖昧)
というセリフを入れてほしかった。
でも全部ふくめて面白くいい映画でした。
話が繋がっただけではそれまで
「アヒルと鴨」みたいな見ていて納得する「そういう意味か!」というスッキリ感は無かったです。
単にそういう繋がり方してたんだというのが分かっただけというか。
ラストのつなげかたは良かったですが。
あとこのスタッフの作品は、どうしてもいい話の部分を長い時間かけて見せがちなのが気になりますね。
アルバム収録の所は熱い話だったんですが、経緯を説明するためにダラダラしすぎてました。
曲
めちゃくちゃかっこいいですね。
バンドがどうこうというよりは、街、の時代を超える版?かな。
いろんな人が絡み合って辿り着く最後。
最高です。
ただ、話がバンドよりなので、曲のメッセージ性が意味あるのかな?とか思ってあまり関係なかったりするので、もう少しバランス良ければもっとよかったかな?
バンドの話自体は結構熱い話なので面白かったですがw
礼なら、父に
映画「フィッシュストーリー」(中村義洋監督)から。
伊坂幸太郎さんの同名小説の映画化であるが、
場面設定も違うシーンが多く、最初ちょっと戸惑ったのは本音。
もちろん原作をそのまま映像化する場合もあるし、
今回のように、根底に流れる考え方は崩さず、
監督や脚本家など、映画スタッフにより変える場合もある。
どちらもありだと思うし、原作者が納得してくれればいいのだろう。
私は、原作がある場合、最初に図書館で本を借りて読む。
そして、じっくり読み終えてから、映画観るタイプなので、
この文字が、映像になるとどう変わるのか、
原作でメモした台詞が、映画でも使われているかな?などという
ちょっとオタクっぽい鑑賞の仕方をしているのも事実である。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な物語で、偶然が重ならないと
繋がっていかない展開の中、大事な役割は「正義の味方」の出現。
小説では「ハイ・ジャック」、映画では「シー・ジャック」をやっつける役、
彼がいなければ、この物語は続いていかないのだが、もっと面白いのは、
その「正義の味方」を育てた父親がいたから・・という視点。
それを思い出すのは、正義の味方が事件解決の後、呟く台詞であろう。
「礼なら、父に」
(書籍では、最終的に世界を救った女性が呟く。「お礼は、その人のお父さんに」)
世の中に起きていることは、すべて多くの人が関わっていることを
この作品で、再認識する事になる。(笑)
この映画を観ることが出来たのも、伊坂幸太郎さんを育てた親がいたからだな。
原作とは違った面白さ
伊坂さんの原作「フィッシュストーリー」を読んで、映画もあるのかぁ見てみよう。と思い、見てみました。
だいぶ原作とは違いました。
濱田さんのシーンから、森山さんのシーンまで…
世界を救った、多部さんのシーンが一番違ったかな(笑)
でも、これはこれでおもしろかったです。
ただ、しつこいようですが原作を読み終わったときのあの幸せの感じを思い出すと、原作のままやってほしかった気もします。
フィッシュストーリー
SFと云えばどんな?という?ジャンルが必要だろう。
「ヒモ理論」を映画にしたらこうなるだろう。といえる。井坂幸太郎は、好きで良く読む。
何気に観たらはまった。先に映画だったので本へ至るまで時間がかかった。
本の深さと映画の軽さでは勝負にならないことの方が多いからだ。
最近Windows7にパソコンをシフト。終にXPからは脱却。SFも「ヒモ」で変わるだろう。映画は映画でしか表現できないスピード感がある。
多部未華子が良いです。あんな子供達が未来を担うのだろう。それは無数の「ヒモ」の輪に守られているのだ。
つながる先は世界を救う
娯楽映画という言葉が似合う作品です。
前評判の反応だけを見て予習無しで観ましたが、その分最初のシーンからどういう展開になるのか不思議で、ラストまで面白く観れました。
森山未来君のアクションシーンがカッコイイ!!観ててスカッとしました!
高良健吾君の僧な姿もカッコイイ!
自分の行動もどこかできっと誰かとつながっている!そう考えると人生って楽しいな!って思えた作品でした。
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