フィッシュストーリーのレビュー・感想・評価
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自分の知らない誰かと繋がるストーリー
無音の時間。
アマチュアバンドの青春。
格闘アクション。
ヒーロー。
レコードショップ。
複数の印象的なシーンが繋がって、世界は全て無関係ではないんだなあと考えさせられた。
誰かの間違いのお陰で誰かが救われたり、いらない物が肥料になったり、無駄なことが大事だったり、万事塞翁が馬。
1つの曲が世界を救っちゃう話
まわりまわってそれがのちに
すごいことに繋がる壮大なお話。
この作品のように世界は救わなくとも
自分がどこの誰かに何か
影響を及ぼしていることを
しているんじゃないかと、
希望を持てる気がしました。
自分のやっていることは無駄じゃないって。
伊坂作品は複雑に絡み合った
人間模様の描写が巧みで
ハズレがないですね。
フィッシュストーリーも
聞くたびにいい曲に聞こえてくるのが良い。
2009年の多部未華子を見たい人にオススメ
2009年公開の日本映画。
どうりで超ダサイ歌詞だった。乗れないねぇ。戦後のゴタゴタで翻訳家が少ない時に出版社に潜り込んだニセハーフ(生粋の江戸っ子)の翻訳者の拙い訳本からとった題名。それを奨めるレコード会社の担当ディレクター役の岡崎(大森南朋)の独白で納得したけど。戦後に翻訳本を出すなんてGHQの検閲が必要なので、それこそフィッシュストーリー。
この映画の出演者たちの多くがは今日の日本映画界で主役級の俳優陣であることはとても興味深い。
バンドマンのストーリーが幹になっている。彗星の地球衝突によるアルマゲドンのストーリー全体への関与は薄い。前後する時系列の効果もめんどくさい。石丸謙二郎もうっとうしい。
伊坂幸太郎の原作のストーリーは私にはあまり響かなかった。映画が映画の強みを示せなかったかどうかは別として。
バンドメンバーのなかでもっともセリフや仕草が自然でよかったのが、配役で唯一純粋なミュージシャンのギターの大川内利充だった。渋川清彦のドラムはさすがによい。曲はアン・ルイスの六本木心中だったらいいのになぁ~的なリズム。
この映画で存在感を示したのは森山未來、江口のりこ、渋川清彦だったかな。
山道で女を○○しているのは滝藤賢一。ちょっと黒歴史と言っていいぐらい可哀想でダサい。
すごい長い間奏部分の無音の秘密は面白いと思うが、映画でそれをどう見せるかが最大のポイントたったかな。
2009年の多部未華子を見たい方はどうぞ。
フィッシュストーリーとは英語でほら話という意味の俗語。
私は釣った魚の大きさをちょっとは大きく言いますけど、せいぜい2センチくらいです。そんなに大風呂敷は広げません。
とてもいい話で感動。キャストがすごい。高良、江口、濱田、森山、そ...
とてもいい話で感動。キャストがすごい。高良、江口、濱田、森山、そして多部ちゃん。大森さんとかは勿論。ささやかな話なので、しかも一方で彗星の話。すごい構想力。伊坂さんの話で一番すごいと思った。
THE SECONDのギャロップ
2009年公開なんですね。
今みると原作も含めて陳腐なストーリーですけど、この頃はまだ、伏線回収プロットが新鮮味あった時期だったのかな。
最後の回想ダイジェストシーンを見るための前フリですもんね。
THE SECONDのギャロップの最後のネタみたいでした。あれも個人的にはあまり好きじゃない、というより少し古く感じるんですよね。
最後の10分の展開
2012年、彗星の衝突であと5時間後に巨大津波が来るようだ。
1982年、濱田岳扮する気弱な雅史は、高橋真唯扮する晴子に運命の人と出会うと言われた。
2009年、多部未華子扮する女子高生麻美は居眠りして東京で降り損ねた北海道へ向かうフェリーでシージャックに巻き込まれた。
1975年、伊藤淳史扮する繁樹はパンクバンド逆鱗のリーダーを務めていたが最後の曲としてフィッシュストーリーと名付けようとしていた。
なんててんてんばらばらで良く分からん展開だったが最後の10分で結びついたな。正義の味方って本当にいればいいよね。
やっと観れました
今まで近所のレンタル屋さんに在庫が無くて見れなかったのですが、どういう風の吹き回しか、或いは、この物語のような巡り巡っての経緯(いきさつ)があったのか、昨日何故か邦画の『フ』の段で、私はここだよっというぼんやりとした光を放ってて、惹きつけられる感じでこのDVDを発見❗️
早速鑑賞しました。
原作の好印象が強くて、やや物足りなさはありましたが、十分楽しめました。
大事な舞台のひとつでもあるレコード屋さんは、たぶん『ココナッツディスク 吉祥寺店』なのですが、先日公開の『月の満ち欠け』で有村架純さんが軒先で雨宿りしていたレコード屋さんと同じでした。
よそ様からしたら、それがどうした⁈という程度の偶然ですし、誰も世界を救うことにはならないと思いますが、なんだか嬉しくなりました。
姪っ子の子どもがまだ保育園なので、どうやって〝正義の味方〟に育てようか思案中です。
まだ姪っ子夫婦には何も確認してませんが😄
また、原作を読み直さなきゃ!
試みは面白い
彗星衝突が突拍子も無さすぎて、話に入り込めなかった
いくつかのエピソードが最後に繋がるが、ひとつひとつのエピソードがそんなに興味を持てず、時代も前後するので分かりにくい
時代順になっていたら、もう少し面白く思えたかもしれない
【”壮大な法螺話”1953年から2012年までの間に地球を救う正義の味方が生まれ出る過程をパンキッシュに描いた作品。物語構成の妙に唸らされた、中村義洋監督の手腕が炸裂した作品でもある。】
ー 伊坂幸太郎作品を多数手掛ける中村義洋監督が奇想天外な伊坂ワールドを巧みに映画化した作品。
作品構成の素晴らしさは、特筆ものである作品でもある。-
■2012年。地球滅亡まであと5時間。人々が避難し、静まり返った街で営業を続けるレコード店があった。
そこにいるのは、店長(大森南朋)と不気味な車椅子の客・谷口)(石丸謙二郎)。
そして店内には、70年代に解散したパンクバンド”逆鱗”の曲「FISH STORY」が流れていた。
◆感想
・パンクバンド”逆鱗”の曲及びメンバー(伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦、江口のりこ)が演奏する、「FISH STORY」無茶苦茶格好良い。
設定では、英国のパンクバンド”セックス・ピストルズ”が世に出る一年前になっている。
・その後の、2012年から遡って、地球に衝突する巨大隕石を爆破する”世界の救世主”が誕生する過程が、破綻なく描かれている。
作品構成が素晴しい。
<多部未華子、濱田岳、森山未來が演じる役柄の連関性が、最後に明らかになる物語構成の妙に唸らされるとともに、”どんな状況でも諦めてはいけない”と言うメッセージも織り込んだ、中村義洋監督の手腕が炸裂した作品。
よくぞ、あの短編を映像化したモノである。>
時代を超えて
きっと誰かに届くし、何かを変えるきっかけになるかもしれないし、ひょっとしたら世界だって救っちゃうかも。
そんな嘘みたいな話。
一見時代も登場人物もバラバラな物語の詰め合わせみたいだが、最後に点と点が繋がり線になる。
ただ、世界を救う物語の起点となるフィッシュストーリーだが、ストーリーへの関わり方が歌詞とか音楽性とか関係なくて残念。
そして起点となっただけでその後のストーリーへの関わりもなし。
偶然風に乗ってきた火の粉が火元とは全然関係ないとこで新たに火を起こすって感じ?それはそれでありなのかな?
また一応線にはなったけど、別にスッキリはしないし、けっこう無理ある。
ラストに今まで出てきた人達の現在が見たかったかも。特に逆鱗のメンバー。
話がかっこいい!そして爽快!
バンドは売れなくても時代を超えて意味をなすという美しい話。
バンドの葛藤の部分がすごくよく描かれていて、売れない実力派バンドってこんな感じだよね、とバンドマンでもないのに勝手に共感できるのがよかった。
今回おそらく10年ぶりくらいにこの映画を観て、ストーリーは覚えていたにもかかわらずまた楽しめました。何度観ても楽しめる映画だと思います。
パルプフィクションのような作品構成
陽気なギャングシリーズなどの井坂幸太郎さんの小説が原作。冒頭の彗星が地球に衝突し、人類が絶滅するという状況下でのレコードショップでのやりとりに引き込まれる。パルプフィクションのように、いくつもの時系列の異なる物語があり、一見別々の話だが、それが最後に収斂していく構成。劇中のパンクバンド「劇鱗」の曲も好きな感じで、全体的に楽しめた。
とんでもないフィッシュストーリー
原作未読
とんでもないフィッシュストーリー。観終わってあれやこれや考えていると思わず笑ってしまうほどとんでもないフィッシュストーリー。そのうちなんだか馬鹿らしくどうでもよくなってくるが、心は幸せと希望に満ちている、そんなとんでもないフィッシュストーリー。
GYAO!にて
最後に答え合わせ的に、伏線回収してくれるから、すっきり気持ちよく終...
最後に答え合わせ的に、伏線回収してくれるから、すっきり気持ちよく終われます!
物語がよくできてる!!さすが!
多部ちゃんかわいいなー♡
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