フィッシュストーリーのレビュー・感想・評価
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時代を超えて
きっと誰かに届くし、何かを変えるきっかけになるかもしれないし、ひょっとしたら世界だって救っちゃうかも。
そんな嘘みたいな話。
一見時代も登場人物もバラバラな物語の詰め合わせみたいだが、最後に点と点が繋がり線になる。
ただ、世界を救う物語の起点となるフィッシュストーリーだが、ストーリーへの関わり方が歌詞とか音楽性とか関係なくて残念。
そして起点となっただけでその後のストーリーへの関わりもなし。
偶然風に乗ってきた火の粉が火元とは全然関係ないとこで新たに火を起こすって感じ?それはそれでありなのかな?
また一応線にはなったけど、別にスッキリはしないし、けっこう無理ある。
ラストに今まで出てきた人達の現在が見たかったかも。特に逆鱗のメンバー。
話がかっこいい!そして爽快!
パルプフィクションのような作品構成
とんでもないフィッシュストーリー
今日もどこかで起こっているかもしれない奇跡
一つの曲が時代を超えて紡ぐ奇跡の話。
歌にまつわるエピソードで、以前こんなことがあったのを思い出した。
片思いがなかなか上手く行かなくて、もう諦めようと思ってた時。
とあるライブで歌に勇気をもらって「もうちょっとだけ頑張ってみよう」と思ったことがある。
歌を作った人は、こんなこと知らないだろうけど、感謝してるし思い出の曲。
歌とか身近な偶然が重なって、実は普段も小さな奇跡が起きてるんじゃないかと思う。
そう考えるとちょっと楽しい。
さすがに地球は救えないかもしれないけど笑
原作を読んでから見たけど、映画は原作の幻影を追っているものではないため、よくある「原作のイメージと違う!」ということも起こらなかった。
原作と映画、リンクするけど確立していてどちらも楽しめた♪
多部未華子の演技も最低。コマーシャルだけ出てろ。
伊坂作品にしてはあまり面白くない。売れなかったパンクロックという設定は面白いのだが、結局は『アルマゲドン』に繋げる、彗星に埋め込まれた核爆弾を爆発させるという結末が気に入らない。東日本大震災を経験した後に観たからだろうか?津波が来るという点でも引っかかってしまうし、なにしろ大気圏外かもしれないが核爆発させる点で日本人が考え付くこと自体、異常な世界だ。
“正義の味方”というテーマも面白くない。1975年当時のゴレンジャーをモチーフにするのはいいけど、誰のための“正義”なのか?地球を救うこととシージャックを倒すことは同義ではないはずだ。
最後に各エピソードの人間関係が明かされるけど、“正義の味方”になるという意志を受け継いだ人間の繋がり・・・だからどうした?て感じに思えるだけで、意外でもなんでもない。どうせつまらない話なんだったら、地球規模の危機を救うなんて大がかりな設定はやめてもらいたいものだ。まぁ、“フィッシュストーリー”の意味が“ほら話”だってことを知っただけでももうけものかもしれないな。
ほら話
面白い!名作。
フイッシュストーリーは伊坂作品で特に好きな作品の一つ。
良く再現されているし、配役も良い。
伊坂ワールドを伝える代表作だと思います。
伊坂映画は大森南朋さんが良い味を出して素晴らしい。
伊坂幸太郎作品は新しい風を感じる。
点と点
ラストスパートで一気に点と点が繋がりますね。
全員のストーリーが繋がってました。
フィッシュストーリー、みんなの元へちゃんと届いてましたね。
全般がバラバラな色々な人の話が進むため、どうなるのかなーでしたが、ラストで繋げてくれてスッキリでした。
曲中の無言のところがホラーの話かと思って最初めっちゃ怖なかったけど、意味のある無言の時間でしたね。
面白い!!!!!!!って絶賛する作品ではありませんでしたが、一度見てもいーかもねくらいでした。
シンプルに歌が頭から離れなくなります。笑
そしてボーカル役の高良健吾さん、かっこいいしいい声。
いやいや意外と好作品
最後まで観てください
時空を超えて繋がるホラ話
凄く良かった。
映画化するの大変難しかったのではないでしょうか。
ラストシーンはまとめ映像なんだけど、これがとても良い。
タイプライターのアップにモノクロではじまるあたりスモークという映画を思い出した。作品中でオーギーレンがクリスマスストーリーを語り、語り終えた後にその映像がトムウェイツのinnocent when you dreamともにセリフなしで流れるエンディングなのだけれど、あの感覚に近い。
時代をまたいで少しずつ見せて、オチまでいかないようなつくりになった作品なのだけれど、表題曲の繋がりだけ大まかに言うと
fishstoryという海外小説があり、誤訳で間違った内容で出版されその後回収。幻の本となったその1冊からフィッシュストーリーという曲が生まれ、 その曲キッカケで子供が生まれ正義の味方となり、とある天才の命を救う。天才は地球滅亡の危機を回避する。ざっくり過ぎだがこんな感じ。
ストーリーわかっていたとしても楽しめる映画なので、時系列順で備忘録しておくと。
2012年。巨大彗星が近づく地球滅亡の危機。
彗星に核を仕掛けてピンポイントでミサイルを命中させなければならない。0.000013%の成功率といわれるなか計算式を駆使して命中させる多部未華子(数学の天才)
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2009年。シージャック事件で多部未華子(名門高校の理数系の生徒)がピンチに。森山未來(正義の味方になるべく鍛えられてきたパティシエ)に命を救われる。
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1999年。ノストラダムスの予言を信じた人々。その日が来るが地球は滅びない。宗教家3人のうちの一人が予言書には10年のズレがあるから2012年に何か起きると言う。他の二人は2009年だと言う→シージャック事件
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1982年。大学生3人組が女性3人とコンパ。そのうちの一人で臆病者の濱田岳が謎の美女から 「いつか世界を救う重要な役を担う男」と予言される。帰り道の運転中、不意にカセットデッキを再生させてしまう。曲は逆鱗のフィッシュストーリー。この曲には、謎の1分間の無音状態がある。静寂に聞こえてくる女性の悲鳴。ヘッドライトを当てると女性がレイプされる寸前。恫喝されて逃げ出しそうになったがフィッシュストーリーが脳内に溢れ正義の心で立ち向かう。女性と二人でなんとか撃退、助けた女性は運命の人だった。で、二人の子供が森山未來。
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1975年。パンクバンド逆鱗はレコード会社と契約するも首の皮1枚。最後となるレコーディング前に作られたのがフィッシュストーリー。この曲はレコード会社の大森南朋が亡くなった叔母から貰ってきた本を引用して書かれた。録音中ボーカルが熱くなり、歌詞にない自分の想いを語ってしまう。が、その部分は録り直しせずにカットして無音のままリリース決定。バンドメンバーと大森南朋で打ち上げ。無音部分がキッカケでこの曲が世界を救うんだみたいな冗談まじりの雑談をする。
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1953年。とある出版社。海外小説の翻訳者が足りずに採用した男が英語力ナッシング。FishStoryを翻訳して販売するも誤訳だらけで内容が違うので返本騒動&会社倒産。大森南朋の叔母がその出版社に勤めていて返本の山から1冊ちょろまかしてくる。その本の冒頭の一節が
僕の孤独が魚だったら巨大さと獰猛さに鯨でさえ逃げ出す
正義のヒーローとなる為に修行するシーンで映画ベストキッドのオマージュありでニヤリとさせられた。
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