MW ムウのレビュー・感想・評価
全48件中、21~40件目を表示
結城美智雄(玉木宏さん)大好き♡♡♡
この玉木宏さんはめちゃくちゃかっこいいです!♡♡♡
予告を見た時からトリコになってしまいました♡♡♡
DVDを買って1か月で10回以上見てしまったほど大好きです♡♡♡
玉木宏さんだけでなく映画としてもすごくおもしろくてとにかく最高です!♡
原作もノベライズ本もすべて買って読んでしまいました♡♡♡
結城美智雄大好き〜♡♡♡
やはりハードルが高い手塚治虫作品の映像化
政府によって闇に葬られた島民虐殺事件。二人の少年が生き残る。エリート銀行員となった結城は復讐を誓い、犯行を繰り返す。神父となった賀来は結城を救済しようと苦悩する。そんな時、かつての事件の鍵を握る“MW”を手に入れた結城は世界を滅ぼそうとする…。
女装、男婦、同性愛などを描き、手塚治虫の作品の中でも“禁断”と言われる問題作の映画化。
確かにこの映画の出来は“問題”だ。
設定やストーリーが若干違うのは致し方ない。現代的なアレンジというやつだ。
しかし、女装や男婦や同性愛といったアブノーマルな要素が丸々省かれているのは頂けない。この作品が異色と言われる最大の要点であるハズ。
これにより、美しき犯罪者・結城の魅力が半減したと共に、作品の面白味もガタ落ち。
そこは激しいアクションでカバーしようとしているが、緊迫感が盛り上がらない。
冒頭、タイでのアクションも、演出も迫力も今一つ。
石橋凌は汗びっしょりかいてお疲れ様だが。
復讐という暴挙を行う結城を反面教師として正義や善を訴えようとしているのだろうけど、それがなかなか伝わり難い。MWの影響で人間ではなくなってしまった哀しみも感じられず、単なるテロリストにしか見えない。
賀来の苦悩、二人の関係性も踏み込みが足りない。
登場人物の深みの要素を省いてしまったのが仇と言えよう。
玉木宏にはこの役は力量不足。
山田孝之も本来の実力を発揮出来ず。
「どろろ」「ATOM」「ブッダ」など、手塚治虫作品の映像化はどれも決定打に欠ける。
それほど原作のクオリティが高いという事でもあるだろう。
本作もまた例外に漏れなかった。
玉木宏がかっこいいからみた
手塚治が原作?原案?
なんか今風にアレンジしているせいか
色がでてない。
主人公が一体何のために犯罪を犯しているのかが
最後までわからなかった。
でも最後まで飽きずに見れた。
内容は意外となく、1時間でも完結できる映画。
さすが短編が得な手塚治。
キャラに魅力を感じない
原作は漫画であの有名な手塚治虫さんの作品。原作は未読ですが正直この実写はわかりずらいものでした。
何よりこの映画に出てくるキャラに魅力を感じませんでした。玉木宏さん演じる結城を凶悪な悪役としたかったのかもしれませんが、そういったキャラに見せるための段取りが不十分すぎる気がします。
玉木さん自身しっかりと演じているとは思いますが脚本が悪いのか結城のしたいことがいまいち理解できなかったです。
あとMW(ムウ)のサンプルのある施設を結城が占拠する過程などがごっそりと省かれていたりと何かと荒っぽい展開が続いたのも不満です。そのせいで緊張感もなくなってしまいます。
あと音楽がやたらと大げさ。アクションシーンならまだしもただ会話をしているシーンでもまるでボスが登場したかの様な大げさな音楽が流れてくるのはいかがのものかと。
なんだか韓流アクションのような作品で不満がやたら目立つ作品です。ラストはあのテロ事件を思わせる終わり方でしたがこの作品が全体を通じて伝えたかったものはそれだったのでしょうか?だとしたらより一層わかりずらい作品です。
お互いに失恋の痛手を負った二人が、手を合わせ寄り添ってお互いを慰め合うところが癒されます。
鉄道映画祭で見ました。
5年経っても全く色あせません。本作の大ヒットでその後バンド映画が数多く作られるようになった元祖的作品と言えるでしょう。本作で宮崎あおいは、ただ見るだけの役割でしたが、その後『少年メリケンサック』では、マネージャー役、そして『ソラニン』では、ラストでついにライブデビューを果たしています。当時本作を見た観客は、宮崎あおいが4年後に自らギターを抱えて、ステージに上がる姿を予想できたでしょうか。
本作の面白いところは、ロックシンガーを目指し、ひとりは平凡な幸福を求める、同じ名前ながら対照的な二人のナナと奈々を描くところ。偶然出会い、偶然ルームシェアーすることになった二人のナナは、性格も真反対でした。
ナナはツンデレナな性格。表面では突っ張っていつつも、内面は深い孤独感のなかで、人とのふれあいを求めているのです。性格も外見も『ミレニアム』シリーズのリスベットによく似ています。
対する奈々は、超がつくほどお節介焼き。最初はいいのだけど、そのマイペースぶりが他人にはうっとうしくなるのです。問題は、本人が全くそれに気がつかないノーテンキなところです。奈々のほうが人当たりは良さそうでも、何面はかなりジコチュウで、人との関係を無意識に遮断してしまっているのです。
余談ですが、彼氏に一生懸命尽くしているのに何でつれない態度を取るのか、ヤキモキされている人いませんか。そういう人は、DVDで本作を見たら、どこがまずいかよ~く分かりますよ。愛することで、大切なポイントは、見返りを求めないこと。彼氏からの愛情を独占したあまりに、あれやこれや相手が頼んでいないことまで世話を焼いて、そのぶん拘束しようとすると、男は本能的にスタスタ逃げ出すのです。そのトリモチのようなネバネバした愛され方には、何ともイヤ~な生理的な嫌悪感を感じてしまうのですね。
そんな性格を見抜いたナナが奈々につけたニックネームが、「ナナ」でなく、「ハチ」でした。まるで忠犬ハチ公のようだというのです。まぁ、リチャード・ギアに、“HACHI”で呼びかけられる宮崎あおいは、かわいらしくていいんじゃないかと思いましたけどね。
見所は、お互いに失恋の痛手を負った二人が、手を合わせ寄り添ってお互いを慰め合うところ。本当の優しさが滲み出てくるためには、何かで傷つき、深い挫折を味わないと出てこないものではないでしょうか。ナナと奈々は、相手の痛みが自分のことのように思えて、自然と寄り添ったいたのでした。失恋を経験した人には、とても癒されるシーンだと思います。
疑問点としては、レンが引き抜かれナナのバンドを脱退した時に、愛し合いながらもナナとレンが別れてしまうところ。別れるほどの理由がなくて、どうして遠距離の交際でもつきあえないのか疑問に思いました。勝手にバンドを抜けることで、メンバーとの大喧嘩になってしまうようなシーンがあれば、その後の二人の関係に納得できたと思います。
それとシナリオに偶然××するという設定が多すぎます。たとえ原作がそうであっても、映像にするとアラが目立ちますので、シナリオの段階で何らかのリアルティを付ける補筆が必要ではないでしょうか。
ただ宮崎あおいと中島美嘉の存在感が素晴らしいので、シナリオのアラをかなりカバーしていると思います。太陽のように明るいキャラの宮崎あおいを楽しめる1本です。
そして中島美嘉のライブシーンと主題歌も素晴らしい楽曲でした。
美しい殺人鬼!
玉木宏が初めて悪役に挑戦した主演映画
役と一体化するためにかなり減量したみたいで、
『美しい殺人鬼』にぴったりな雰囲気でした。
山田孝之は頼りない神父の役だったけど、
結城を止めたくてもとめられない・・・そんな苦悩が伝わってきます。
賀来神父・・・生命力強すぎです(笑)
この状況でまだ生きてたかって思う場面もあったし!
毒ガスを吸ってしまった結城は、残り少ない命で、
事件の謎『MW』の存在を明らかにするために、
事件に関与した者&邪魔する者を、
容赦なく次々と惨殺していくんだけど・・・
結城は真の悪なのか善とはなにか?
色々な場面で考えさせられました。
話の展開が面白くて、
スピード感があるのでどんどん引き込まれます!
玉木様の悪
玉木宏は悪役が似合いますね。
顔も声も表情もまるで悪役になるために生まれてきたのかと思うほどでした。
その反対に、山田さんはちょっと弱いかな。インパクトがなかったです。
原作は読んでないのですが、二人は愛し合ってるんですよね?そこがまったく感じられなかった。
あとMWはもっと恐怖の存在として描いたほうがわかりやすくないですか?
個人的には山本裕典くんを見に行ったつもりでしたが、玉木宏さんに様をつけるほどになってしまいました。
できそこないの悪
自ブログより抜粋で。
--
冒頭の追跡劇からしてダラダラダラダラと続いて開始早々飽きさせてくれる。
なんの工夫も気概も感じられないこの導入部ですでにもう、この映画化の失敗は決まったようなもので、作品の方向性としてはノンストップ・アクションを目指したらしいが、監督にとってのノンストップ・アクションとはダラダラと終わらない追いかけっこなのかと言いたくなる。
そもそも「禁断の問題作」を謳うような作品で、“つかみ”を単調な追いかけっこで済まそうとする姿勢がすでに演出的に幼稚。
単純に割り切れない善とか悪とかのありようを、結城の正体を知りつつ彼を想い苦悩する賀来を通して見せなくちゃいけないだろうに、その視点は希薄で、結城はこんな恐ろしいことをやってますよってことばかりに注力しすぎ。
その結城にしても、一瞬でも悪に取り憑かれた彼に観客としてシンパシーを感じるような何かがあるなら、まだ間接的に悪なるものの負の連鎖を体験できそうなものだが、やっていることがただ運のいいだけの“殺人ごっこ”では失笑しか出ない。
実は被害者でもある結城が、悲劇のヒロインばりに「もう時間がない」と何度も言う姿にも悲壮感のかけらもなく、ただのカッコつけの殺人マニアにしか見えないのよ。
(中略)
また、もうひとりの主人公とも言うべき、諸悪の根源である“MW(ムウ)”も、本来なら、実はそれが悪の“源(みなもと)”なのではなく、人間に潜む悪意の中でこそ生まれた産物であることを明確に提示しないから、そこから生まれたさらなる悪=結城という負の連鎖が真に迫ってこない。
MWを単なる殺戮兵器という小道具としてしか扱えないなら、この原作で映画化する必要もないではないか。
脇役ながら賀来を慕う少女・美香(山下リオ)の扱いがえらく中途半端だったのも気になった。
役回りとしてはこんなもんでいいとしても、クライマックスで恐怖におののく表情ひとつでも拾ってあげれば全然印象も違っただろうに、まるで通りすがりのエキストラかのような扱いとは、かえって「なんで???」との疑問が浮かんで、不遇な扱いに同情すら感じた。
まあ、それ以前にアメリカ軍の描写があまりにお粗末なのは、結局この映画化自体が、“映画ごっこ”だったという現れか。
劇中では出世の餌に食い付くエリート銀行員やら多勢に流される報道姿勢やら隠匿体質の政治やらと、様々な悪を思わせぶりに垣間見せるが、真の悪は「禁断の問題作」をできそこないのダークヒーロー・アクション映画にしてしまった弱腰の製作姿勢にあると思うのだ。
原作は気にしないと…
日本映画にしては結構良い出来だったと思います。
ただ…あの島から逃げ出したっていう体験が…
全く恐怖心を抱かせない映像だったような…
確かに人が数人死んで、兵士みたいな人たちが
人間を集めて焼却してたけどね…
タイでの撮影も良かったかもしれないけど…
あそこにお金をかけるのならば
もっとMWに恐怖を持つように大量の人を虐殺するシーンをリアルに
するべきだったように思います。
あと、いくら命の恩人だったとしても
やはり、あの2人は愛し合うべきだった気が…
そして結城は、あの教会の女の子にも手を出して犯すべきだったかな?
でなければ、あの2人のドロドロとしたどうしようもなく離れられない感情は
表現出来ない気がします。
しかし、玉木さんは本当に悪役が似合ってます。
これからもこの路線で行くべきではないでしょうか?
息つく暇が無い 見ごたえある映画
全編に渡って玉木くん演じる結城美智雄が突き進む悪の道が
描かれ(本人は悪と思っていないけど)
冒頭から最後まで、気を抜ける時間が無いというか、
大規模なカーチェイスなんかもあって 見ごたえ十分。
途中結構見るのが辛い(かなりエグイ)シーンなんかもあって
見終わった後、大きな深呼吸をしてしまった。
ムウの謎が案外あっさりと解かれてしまったり、
その割りにキーとなる登場人物が殺されたり、
なんだか唐突な展開も多い気がしましたが
それでも映画自体は長いなぁ、という印象。
前半のカーチェイスとか長すぎた?
玉木くんの冷たい殺意に満ちた視線も迫力がありましたがが、
山田孝之くんが結城の役を演じてもハマってそうな気がします。
原作が書かれた時代を考えると、色々設定は違うと思うので
漫画を読みたくなりました。
それにしても、どうして英語話せる中年オヤジっていうと
石橋凌さんしかいないんでしょうか?
確かにハマってはいるけど、似たような役が多い気が…。
悪役の玉木宏が意外に良かった
僕は原作は未読なんですけど、
16年前に起きた全島民が死亡した事件を生き延びた2人が支え合いながらも対立するという設定は面白いですね。
玉木宏の結城美智雄という絶対的な悪役は、なかなか合ってました。
一方の賀来裕太郎役の山田孝之は、対立するキャラとしては弱かったですかね。これは本人の問題と言うよりは賀来の内面を描ききれなかった脚本の問題かもしれませんが。
アクション映画としてみると、最近の日本映画の中では、かなり良いと思います。オープニングの身代金受渡しのシーンからスピード感があったし、派手ではないですけど見応えがありました。
サスペンス映画としても結城を追う刑事を演じた石橋凌の存在感が光ってました。ホント、石橋さんってああいう役が合います。
残念だったのは、前半は丁寧にストーリーが描かれていたのが、いきなり後半に入って唐突な展開が増えたことですね。後半で展開を急がずに丁寧に最後まで描いていれば、もっと良い作品になったと思います。
ただ、ラストのまとめ方は良かったです。
原作の良さは反映されていないが、これはこれでヨシかな?
iPhoneの手塚治虫マンガビューワー(なんか毎週フリーで見れるやつ)で
MWが掲載されていて、結構おもしろかったので映画を見てみました。
原作のMWは、ユウキが主人公を常に慕っている感じなのですが、
映画版だと、その断片は見れるものの、最終的には う~ん という感じがしました。
あとは、同性愛の部分は前面に出していないので、ちょっと安心しましたが、
原作ならではのダーク部分はなんとか伝わったかなっていう感じです。
タイで撮影されていて、自分も知っているような有名どころが
出てきたので「わぁ~☆」と思いましたが、結果的には「なんでタイで撮影なんだ?」と、
必要性は疑問でした。
殺されたタイの駐在員(だったかな?)ですが、一般的にタイでは
駐在員というのはポジションもステータスも高いのですが、そういう部分とか
階級社会である部分とかも、映画の中で表現できてたら、もっと
「タイで撮影しました!」っていう感じが出て良かったと思います。
どうでもいいですが、玉木宏、山田孝之はカッコ良かったです。
映画&原作両方楽しめる
冒頭からスピード感があり飽きさせない演出になっていた。結城と賀来の関係性は、分かりやすい設定にしてあった。二人の矛盾だらけの関係がお互いの目の演技で表現されていた。原作に比べて物足りないと言う声も聞きますが、原作が無邪気の怖さなら、映画は無機質の怖さが際立っていたように感じまた。鑑賞後に原作を読みました。読むのが先か、鑑賞が先か、意見が別れるところですが、違いが楽しめる作品なのでお勧めします。
映画だけでは人間関係が読み取れない
玉木宏がとにかく格好良く綺麗に撮られている作品でした。
というより、見終わった後にそれしか印象に残らない作品、という。
公開前に「美しきダークヒーローな玉木宏!」的な宣伝文句が多々舞っていたので、そういう意味では宣伝通りでしたが、手塚治虫の原作を映画化、というにはまだまだ全然及ばないと思いました。
何より、一番表現してほしい結城と賀来の人間的な関係性が殆ど描かれていないため、二人のあの矛盾した関係性がわからないし、また結城と賀来の人物設定(原作では賀来が結構年上だったりするのに)も変えられてしまっていて、キャストありきで映画化したのかな~と思ってしまいました。
冒頭のタイでのカーチェイスシーンは良かったは良かったのですが、そこはそんなに重要じゃない割に長くて、結局飽きてしまって最後のほうがつまらない、ご都合主義展開に見えました。
同性愛描写はしないにしても、他の変えてはいけない部分を変えてしまっているように思いました。
原作がモンスター。
これに先立って放映されたTVドラマを観たので、
これは忘れないうちに^^;劇場へ行かなければ!と出かけた。
手塚治虫の原作はぜんぜん知らなかったが、なにやら
ものすごい内容だった事をあとで知った。うへぇ~!これは、
映画版じゃ(悪いけど)表現できてなかったんじゃなかろうか。
玉木くんが演じる殺人モンスターは、いい。
これは何をどう描こうが、変えようのないキャラなのだろう。
TV版でチラリと恐ろしさを魅せただけでも、映画版は容赦ない。
これでもかと凄惨な事件を引き起こす彼は、今の好感度?を
俳優として新たな存在感に変えようと模索しているんだろうか。
それに引き換え、神父役の山田くん、どうにも勿体ない(爆)
完全にミスキャストと化してしまった。(彼のせいじゃなく)
神父には見えないし(汗)彼の抱える苦悩の描き方が中途半端、
さらに原作を踏まえて?彼の人間性を妖艶に?描いたお蔭で
ますますワケの分からん役どころになってしまった。
見せ場もなければ、最後まで必要性を感じさせない残念さだ。
こんな山田くんを見られる映画も珍しいかも…^^;
物語の方は、さすがに凄い世界観だと思う。
あの時代にこんな話を描いていたこと自体、やはり天才だ。。
恐ろしい事件の背景にある破壊と祈り。ごく普通の子供が
なぜ悪魔のようなモンスターと化してしまったかを克明に描き、
復讐を自他を含めた世界滅亡へと導こうとする心の変遷を、
(毒ガスが原因とはいえ)感情移入できない程の残忍性で示す。
思い出したくもないが、あの忌まわしい毒ガス事件を思い出す。
何であんな事件を引き起こせるのかと、疑問で仕方なかったが、
その残忍性が、今では普通に横行している気がしてならない。
「誰でもよかった」なんて、あり得ない言葉が平気で口をつく。
彼の生誕祝にタイムリーなテーマを持ってきたものの、
中途半端に見せられるものと描けないものを混ぜてしまって、
残忍性が際立つだけの、勿体ない仕上がりになってしまった。
(石田ゆり子も可哀相だった。報われない正義ってなんだろう。)
娯楽映画として楽しめました。ただし玉木さんやせすぎ
原作を知らないので、導入部分からおもしろかった。話の始末の付け方は手塚治虫の原作どおりなのかな、こういう展開スキ。
ただ冒頭のタイでのカーアクションはどうなんだろう。それに全編走るのは、メタボな中年刑事だけという設定はどうなの。部下の若い者が走るとか、メタボな刑事でなくスマートな方だったらスピード感が増したのでは。ただし、玉木宏さんはやせすぎで、ちょっと迫力に欠けていない。
ラストのエンドロールっていうの? キャスト・スタッフの名前がすべてアルファベットなのね。こういうセンスで映画を制作したというアピールなのかしら。それともタイのスタッフへの配慮かな。
玉木宏は潜水艦のほうがよかった
復讐が主目的であるはずが、関係の無い人も簡単に殺害してしまうことにかなり違和感を感じましたね。本来、復讐が目的であれば、その殺害者、犯人に対して感情移入して味方をするもんだが、この玉木宏の役は少々違ってます。
始まり方は良く非常に期待できる予感がしたのですが、
その後は、期待に反した感じがしました。
ひとつひとつの造りももうひとつ深みを感じられないな~。
特にラストの15分くらいの展開はあまりにも安直すぎるし。
事前に期待しすぎるとろくな事がないというのが今回もあたってしまいました。
やはり玉木宏は潜水艦のときのほうが良かったですね。
原作読む前に観たらよかった・・・・?
自分でも残念な見方だと思うのですが、原作とあまりに違いすぎるので、 「あれ?原作ってどうなってたっけ?」、なんて考えることが上映中多かったです。気が逸れがちに・・・・。
多分、ちょっと変えてあるだけなら、よくあることだし、気になんなかったのにな~と思う。
これは、登場人物の設定(ほぼ名前)だけが同じの、別の作品ですね。
手塚治虫とは、使っている犯罪トリックも全く違い(原作古いしね)、「イチからトリック考えるの大変だったんだろうなぁ」なんて、またよけいなこと考えてしまいました・・・
一番強く思ったこと。
何があっても結城美智雄は賀来神父を傷つけたりしない筈なのに、「えっ!このシーンはないやろ~」という箇所がありました。
原作通りの設定ではないにしても、二人の結びつきは変えないでほしかったなぁ。
モンスター結城の唯一の良心なんだから。たとえそれが歪んでても・・・
やっぱり、原作あとで読めばよかった・・・(ToT)
惜しい
一言で言ってしまうと惜しい。
基本的にはおもしろい。しかしもう少し何かが欲しいと
感じる作品でした。
主演の玉木宏が美しきダークヒーローを演じるというのが
売り文句の一つだった当作品。
確かに玉木宏は今までの作品(映画ではなくほぼドラマでしか
観たことはないのですが)に比べると新たな新境地を発掘したので、
今後の俳優・玉木宏に期待できるとは思うのですが、
肝心の「美しき」が描ききれていないように感じました。
また、手塚治虫原作というのも売りの一つでしたが、
手塚作品を表現するにはこれもまた少し足りないという印象を受けました。
ただ、前述にも書いたとおりおもしろい作品ではありましたし、
手塚ファンのみなさん、玉木宏ファンのみなさんも観に行って
損はない作品だと思います。
全48件中、21~40件目を表示