ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島のレビュー・感想・評価
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これまでとは違うナルニア
ナルニア3はこれまでと違った雰囲気を感じる映画でした。
大海原をかける船旅、人魚などの新しい生き物など…
3Dではなかったけれど、海のきれいな風景を楽しむ事が出来ました。
そしてなんといっても
カスピアン、エドマンド、ルーシー、ユースチスの成長ぶりを感じさせる物語でした!
ナルニア国物語と3D映画寸感
去年、「アバター」、「アリス・ワンダーランド」で盛り上がった3D熱気も今年はガクンと低下状態だ。前2作はキャメロンとバートン監督の力量の他に画期的な3D技術の技術開発があった。「アバター」はソニーの新開発の左右2カメラ内蔵の立体ビデオカメラで全シーンが立体撮影されたアナログ立体方式であった。一方、「アリス」は従来の2D映画を3Dソフトで2D-3D変換する徹底したデジタル・プログラミング方式を開発した。これが旧来の2D映画を安価に3D映画へ変換する手段を提供することになり、逆に作品の質の低下を招いてしまったその後の「ラプンツェル」、「ナルニア」など何の3D技術開発も観られない。唯、キャメロン監督の次作「サンクタム」はドキュメンタリー・タッチの2D画像を3Dソフトで変換する方式であるが、キャメロンのことである、次次作のための実写・記録シーンの3D化の実験のための映画に過ぎないと思う。それにしても各監督・作家の奮闘・努力を持ってしても煩わしい・重い3D眼鏡を掛けないと観れない3D映画など流行る訳が無い。先ず、子供達が閉口する。興行側もこんな3Dを4割増額の2000円の特別料金を取るなどふざけているよな!。3D映画を普及させたいなら業界として、むしろ宣伝料金として半額料金で観て頂くと云う姿勢でも無い限り3Dなんか歓迎されない。
宋3世
ハリーに付いていけなかった貴方へ
「007」シリーズの監督も務めた経験をもつマイケル・アプテッド監督が挑む、世界で幅広い人気を獲得しているベストセラー小説の映画化第3弾。
「ハリーポッター」シリーズには付いていけなかったけど、「ナルニア」は観賞しているという方、意外と多い。かくいう私も、その一人。ストーリーについて論じていくのは他の皆様に任せるとして、別の視点から「ナルニア」が日本人、特に大人の方々に支持されるのか考えてみたい。
第一は、大人の鑑賞に堪えうるリアリティぎりぎりの物語にある。私自身「ハリー」は前半を観賞している。その中で感じたのは、章が進むにつれて顕著になる「子供」への執着である。第一弾ならその幼い容姿にぴったりで微笑ましい。だが第四弾あたりになって、顔が大人びたハリーや仲間が初回と同様に幼稚なじゃれ合いを必死にこなす。これがまた、大人の視点からすれば、恥ずかしさを覚えてしまう。
その点でナルニアは、新陳代謝活発な成長期を誠実に生きている。夢見る子供世代以外を徹底的に物語の軸から排除し、ファンタジーをより無理なく展開。それでいて殺戮のような子供世代に向かない描写への配慮も万全。あくまでも現実的に、夢のファンタジーをぶち壊す要因を理解して作られている。
第二に、現代の観客への配慮である。「ハリー」観賞に挫折した方の多くの要因は、その一本に繋がったストーリーにある。後半に進むにつれ、増える登場人物、入り組む人間関係、そして毎回ぶちぶちと切られる臨場感。せっかく乗ってきたのに・・という欲求不満の感情が大きい。
その点でナルニアは、毎回一つのストーリーをきっちり回収していく形式をとっている。登場人物の多少の変動はあれ、各話で起承完結を1本作り上げ、観客は置いてきぼりを食わない。現代のTVドラマで一話完結の形式ばかりもてはやされるのに、似ている。観客は映画以外にもやることに追われており、一つの物語に集中する余裕が無い。そこにきちんと配慮している。
現代の観客を考えて、思いやって作られている「ナルニア」シリーズ。「ハリー」に付いていけなかったと嘆く貴方も安心して、本作の壮大な冒険世界へお越し下さい。
ネズミの騎士リーピチープの思いやりと友情は最高!
四人のペベンシー兄弟姉妹のうち、今回は下の兄エドモンドと末っ子ルーシーが、夢見ることのできる子供しかいくことのできないナルニア国に再び招かれる。
現実世界は第二次大戦下、兄妹は親戚の家に疎開してて、その家の口が悪くひねくれた幼い従兄弟ユースチスも巻き込んで、懐かしのカスピアン王も乗る竜頭の帆船に乗り込む。
カスピアン王は行方不明の七人の貴族の消息を求めてナルニア国の東へ航海をしているところだった。
はじめに空き部屋の衣装ダンスの奥にナルニア国があるのを見つけた幼かったルーシーも年頃となって、少し色気づいたことで魔法の誘惑にとらわれそうになったり、かつて白い魔女の虜になったこともあるエドモンドは兄ピーターが譲った王座に未練があったことでカスピアンと諍いとなったり、波乱万丈の航海となる。
もっとも酷い目にあったのは、自業自得とはいえ従兄弟のユースチスか。
しかし彼はこの航海で最も成長し、ライオンの姿をしたナルニア国の創造主アスランからも認められて、次章では大きくなりすぎたペベンシー兄妹に代わって再びナルニア国を訪れるという。
ネズミの騎士リーピチープの気高さと勇気、毒舌とユーモア、そして思いやりと友情は最高!
やっと映画らしくなった
エドマンドとルーシーは、いいお兄ちゃんと娘さんになった。ふたりとも顔立ちに特徴があるから、ナルニアを卒業してからが楽しみ。
顔立ちといえば、今回から登場のユースチス役のウィル・ポールターも独特だ。「リトル・ランボーズ」のとっつぁん坊やよりは子供っぽいが、小憎たらしさと哀愁のようなものを併せ持った雰囲気がよく、こちらもまた将来が楽しみな一人。「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツといい、ハリウッドは将来を担う俳優でも幅の広さを感じる。
シリーズ3作目となる今作、ディズニーからフォックスに配給が代わっての出直しに相応しく、少年たちの自立と成長の物語に仕上がっている。3D化は今時の風潮に乗っただけだろうが、分かりやすい話に自立と成長という太い芯が一本通っていてブレがない。これはウィル・ポールターの存在が大きい。
テンポもよく、ジョージー・ヘンリーのあどけなさで逃げ切った1作目や、アスランは動物園のライオンとは違うと分かっただけの2作目に比べても、はじめて1本の作品に仕上がった気がする。
売り物のVFXは、とくべつ目新しい表現はないが、絵が綺麗だ。今回は大半が海洋のシーンで、帆船と海の色彩がとくに美しい。竜の顔の目鼻立ちがユースチスによく似ているのも笑える。
ラストのリーピチープは一寸法師のようだった。
4章あるの!?
さすがナルニア!!
感動するし、登場人物の心の葛藤をみせることで、見ている人たちに強いメッセージを発信してる。
しかし最後が気になったんだけど、アスランのセリフで4章あるの!?って思った。どうなんだろう。あるならあいつがメインになるのか!?
よかった!微妙にネタバレ
スゴイ良くできた作品で、内容も飽きず、2時間内によくあれだけ詰め込めたなと関心。単純に面白い!いとこの変化もよかった!ただ、ルーシーが盗んだ本の一部、長男長女のことが気になったな…。返さなきゃまずいだろうし、二人はなぜ?って感じ。
フサフサ触りたい
さすが3Dだけあって、映像&音響は最高でした~
アスランのドアップなんてフッサフサで
ちょっと触りたかったですもんw
(ってか、ぶっちゃけアスランが出てきたら
一発で全て問題は解決出来るんではないのかと・・・(爆))
助けを得てじゃなくて自分で成長していく子供達
今回は3D実写映画、予告編で見てたときから、気になっていたんですが、かなり迫力のある映像になってますね。
冒頭の水の中の映像が特にすごいと思いました。
ぺペンシー兄弟末の二人、大きくなって~。特にルーシー役のジョージーチャンは大きくなりましたね。
育ち盛りの撮影だったんでしょうが、エドマンド役のスキャンダー・ケインズ君は、撮影中でもシーンごとにちょっと顔が違う位、成長がすごいです(笑)
3D、CGでクリーチャーの造詣もすごいですが、物語の芯となってくる「自分との戦い、成長」も見所です。子供たちが自分達だけで乗り越えて行くっていうのが、ナルニアのいいところですよね。でも自分の中の暗い部分との闘いって大人でもきついから、子供でそれを乗りこれて行くのはすごいなって思います。そして、その暗い部分を描きすぎていないのも、私はよかったなって思います。
個人的にはナルニアシリーズが子供の頃から大好きなので、アスランがでてくるとドキドキします(笑)CGがすごい。毛皮の感じとか、たてがみの感じが本物っぽくて。(アスランの声がリーアムニーソンだってのもエンドロール見てちょっとびっくりでしたけどw)
エンディングテーマ曲が映画にぴったりでよかったなぁ。字幕とか店た方がよかったンじゃないかなって思いました。
小説の邦題は「朝びらき丸東の海へ」だったと思うのですが、何故か映画のタイトルは「アスラン王と魔法の島」に。。。魔法とか入れたほうが売れると思ったのかなぁ。。原題とも違うし、ちょっと残念な気がしました。(アスランそんなに出てくるわけではないので)
子供が自分達で成長していく物語を通してえるものがあると思うので、是非子供には見てほしいかなぁ。
ナルニアの海は一味違う!
正直に言うと、『第3章』の制作発表を聞いた時は『あぁまだやるんだ』
くらいにしか思わなかった。
『第7章』まで楽しみにしている方々には申し訳ないが、1、2作目が僕には
あまりパッとしない出来だったもので……。
しかし今回は監督が交代。
監督が変われば映画も変わる。
思えば『ハリポタ』を初めて面白いと思えたのも、監督が交代した3作目だったし。
で、結論から言うと——良い!
個人的にはシリーズで一番楽しかった!
ナルニアの海を脅かす謎の“緑の霧”を晴らす為、ペベンシー兄弟の
次女ルーシーと次男エドマンド、その従兄弟のユースチス(新登場)、そして
逞しく成長したカスピアン王が活躍。
未知の島々を巡り、全て揃えると絶大な魔力を発揮するという7本の剣を集め、
邪悪な“緑の霧”を倒すのだ——
まるで大作RPGみたいなワクワクする話だが、2、3時間の映画で描く内容
としては危険ですよね。内容が盛り沢山過ぎて、キャラ描写もドラマも
中途半端になり兼ねない。
実際本作も、やはり話がトントン拍子で進み過ぎるきらいはあるし、
“霧”は結局何だったのかとか、主人公らの“欲望”の描き方とか、数多のサブキャラとか、
物語に食い足りない所はある。
が!
ナルニアの海は本当に美しく、そして驚きの連続。
廃墟の島、透明怪獣の島、黄金の島、“青い星”の島、そして“くらやみ島”……
島を巡る度に登場する不可思議なナルニアの姿は楽しいし、
最後のあの怪物との対決もクライマックスに相応しい迫力。
しかもかなり気色悪いクリーチャーデザイン! ギャー、脚があんなに沢山!
ドラマとしても、
ルーシーとエドマンドが成長したが故の欲望と向き合う展開が面白い。
そしてユースチス。
前半はイライラすること必至のガキんちょで、絶対こんな奴好きになれんなぁ
と思っていたのだが、これがだんだん応援したくなってくるんですよ。
なにより、世界一勇敢なネズミ・リーピチープとの友情が泣ける。
最後のナルニア国との別れのシーンなんて、もう泣けて泣けて……。
前作まではここまで泣いた覚え、無いんだけどなあ。
僕の涙腺が異常に弱くなっただけかな?
映画が終わってしまうのが残念でしようが無かった。
驚いて笑って泣いて、蓋を開けてみればシリーズ最短の112分!
次はどんなナルニアが観られるか?
シリーズを最後まで見届けたいという気になりました。
<2011/2/26鑑賞>
従兄弟の竜の背に乗って
ナルニア国も遂に第3章突入ですかぁ。
第1章と見比べると、ペベンシー兄妹大きくなったなあ、と実感しますなー。
三作目まで来るともう、ペベンシー兄妹役の子達も世界観を熟知した、それを踏まえた演技だし、このナルニアの世界も面白さを保証されてるというか。
安心して観てられました。
第1章は純粋な子供向けファンタジーとして描き、第2章では辛辣な側面を描いてみせ、第3章はそこから一歩踏み出したというか、変化球投げていこうぜ!という印象。
だからというか、前作1、2の時の様な壮大なインパクトやダイナミズムには若干欠けてたというか。
正統な続編というより、何かこう、外伝チックな物語だなあ、という。
ちょいと、ナルニアの本筋からはみ出た、こういうコトもありました的なノリというか。
これはこれで、まあそういう楽しみ方もあるなあ、とw
でもやっぱ今作の主役というか目玉はペベンシー兄妹の従兄弟ユースチス役のウィル・ポールター君でしょうね!
あの『リトル・ランボーズ』の悪ガキ君!こんな憎まれ悪態キャラまでこなすなんて!なんて芸達者!最高!
第4章は彼が主人公なんでしょうか??是非出てもらいたいな!
心の成長冒険物語。
世界中で大人気の
名作児童文学シリーズの実写映画化第3弾。
原作の3巻同様,面白かった!
ワクワクする旅路とともに,
子供の心の成長をしっかり描いたドラマが,
ファンタジーの力強さに溢れ,引き込まれた。
盛り上がりと奥深さには欠けるものの,
心に残るものは小さくとも存在した。
創造の世界を満喫。
ただ,3Dは・・・たいしたことない。。
偉いぞ、ユースチス!!
ルーシーずいぶん大きくなってました。
今回はお兄ちゃんとお姉ちゃんはお休みって感じで、ルーシーとエドマンド+いとこのユースチスが!!
はじめは偉そうで生意気なユースチスで、金や宝石に目がくらんだバカもんで、姿をドラゴンにされちゃいますが、幸か不幸か、そのおかげで今回はユースチスが大活躍でしたよ。
カスピアン王も相変わらずかっこよくて.............。
今回はみんながいろんな面で成長してました。
ま~ぁ、ユースチスが一番ですけど...........。
最近3Dばっかな気がしますけど、これも別に3Dじゃなくってもって感じで、なんか3Dにすると視野が狭くなる気が.............。
3Dは疲れるし、高く付くし..........なんで、そんなに3Dにしないでって感じです。
とってもナルニア
劇中のルーシーのセリフから とってみました。 冒険満載、新しい“オバちゃんキャラ”(従兄弟のユースチス)も加わって テンポ良いストーリー展開が 映画の世界に引き込んでくれます。
原作「朝びらき丸 東の海へ」。 後に“航海王”と呼ばれるようになるカスピアン王子が、再びナルニアにやってきた ルーシーとエドマンド、そして彼らの従兄弟ユースチスと共に 東の海を目指して航海に出る(作品情報より 抜粋)。
本に忠実に再現された作品ですが、島々を巡って 出会いがあって 戦いが起こったりと “欲張りすぎ”な感じが残りつつ、また4人兄弟が 離ればなれになって新しいメンバー(ユースチス)と旅に出るも こちらはちょっと“物足りない”感が残る。。。 でも表現されたその世界は「とってもナルニア」。 深く考えずに楽しめばいいのだと、その船に乗ってる気分で 鑑賞しました。 一部の地域(国)で3D上映されているようですが、個人的に 「これは3Dで観たいよね」って思える映画でした。 ハリポタ3Dより、絶対見応えがある気がします。
ルーシーを演じた ジョージー・ヘンリー。 あら、お姉ちゃんになったわねぇと 親戚のおばちゃんみたいな気持ちになりました。 鼻ぺちゃで美人じゃないけれど、キュートでしなやかな雰囲気が 演技でもアピールされてました。 大きくなったならミッシェル・モナハンみたいになるかな*・☆。 これからが楽しみな 女優さんです。
エドマンドを演じた スキャンダー・ケインズ、めっちゃ好みです☆ 2006年の『ライオンと魔女』からあっという間に成長した感じ。 心の歪みが 経験と共になくなっていく、突っ張っているけど ホントは心がやさしいエドマンドを好演。 イケメン兄ちゃん・ピーター(ウィリアム・モーズリー)の記憶も薄れていくほど ルーシーとの兄弟愛も深まって、冒険に欠かせない存在。
カスピアン王子を演じたブレイク中!ベン・バーンズ。 今回はヒゲをたくわえて、キアヌ・リーブス風? 王子の風格が出てきましたって部分を うまく表現してました。 エドマンドとの絡み(二人のシーン)が結構あるものの、二人の距離感がイマイチ読み取れなかった… もっとセリフ等の演出が ほしかったかも。。
ユースチスを演じた ウィル・ポールター。 なんかうるさいオバチャンがうろちょろしてるなぁと 前半イライラしたんですが、本でも 重要ポジションの従兄弟の ユースチス。 キャラクターにぴったりの演技で、ちょっとホロリとさせられたり。要チェックです。
毎回、観終わって気づく、アスランの声は 『96時間』のリアム・ニーセンです。
これからまだまだ続くお話だと思えば、これくらいがちょうどいいという仕上がりかと思います。 劇場での鑑賞を お勧めします。
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