劇場公開日 2011年2月25日

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「ナルニア国物語と3D映画寸感」ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島 宋3世さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ナルニア国物語と3D映画寸感

2011年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

去年、「アバター」、「アリス・ワンダーランド」で盛り上がった3D熱気も今年はガクンと低下状態だ。前2作はキャメロンとバートン監督の力量の他に画期的な3D技術の技術開発があった。「アバター」はソニーの新開発の左右2カメラ内蔵の立体ビデオカメラで全シーンが立体撮影されたアナログ立体方式であった。一方、「アリス」は従来の2D映画を3Dソフトで2D-3D変換する徹底したデジタル・プログラミング方式を開発した。これが旧来の2D映画を安価に3D映画へ変換する手段を提供することになり、逆に作品の質の低下を招いてしまったその後の「ラプンツェル」、「ナルニア」など何の3D技術開発も観られない。唯、キャメロン監督の次作「サンクタム」はドキュメンタリー・タッチの2D画像を3Dソフトで変換する方式であるが、キャメロンのことである、次次作のための実写・記録シーンの3D化の実験のための映画に過ぎないと思う。それにしても各監督・作家の奮闘・努力を持ってしても煩わしい・重い3D眼鏡を掛けないと観れない3D映画など流行る訳が無い。先ず、子供達が閉口する。興行側もこんな3Dを4割増額の2000円の特別料金を取るなどふざけているよな!。3D映画を普及させたいなら業界として、むしろ宣伝料金として半額料金で観て頂くと云う姿勢でも無い限り3Dなんか歓迎されない。
         宋3世

宋3世