X-ファイル 真実を求めてのレビュー・感想・評価
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好きなTVシリーズの映画版第2作
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FBIの女性捜査官が雪山で襲われ、行方不明になる。
その後「ビジョンが見えた」と言う神父が現れ、実際に腕が見つかった。
しかしこれは被害者のものではなく、大量殺人の可能性が出て来た。
モルダーはFBIから追われていたが(前作内容忘れたので経緯は不明)、
スカリーを通じて捜査協力の依頼を受け、これを受け入れる。
神父はさらに10人くらいの人間の四肢を雪の中から発見するが、
この神父は少年に対する性犯罪の前科があり、変人と目されていた。
そのため信用しようとする者は少なく、むしろ犯行を疑われていた。
しかし科学で解明できない事を多く見て来たモルダーは、信じ始める。
犯人らはある人間を生かすため、首のすげかえをするのが目的だった。
他人の胴体に首を乗せかえ、生存させ続ける技術が開発されていたのだ。
モルダーは犯人を車で追いかけるが、除雪車で車ごと谷に落とされる。
何とか車から脱出し、その足で敵のアジトに行き、現場を押さえるも捕まる。
スカリーは昔の上司と彼を捜索中、番犬の声を聞いてアジトを発見した。
さっそく乗り込み、被害者とモルダーは助かった。
主犯は何と、神父がかつて犯罪を犯した時の被害者だった。
そういうつながりでビジョンが見えていたのだろうというオチ。
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懐かしい、高校の頃大好きだった海外ドラマの映画化2作目。
モルダーとスカリー、2人とも歳をとったなあw
ストイックな関係だったこの2人がいつの間にか恋仲になってて驚いた。
結局犯人の目的は首のすげかえ先の胴体だと解釈したんやが、
それなら何で10人以上も殺したのかが良くわからなかった。
これまでの被害者は殺害後の検査で全て不適格になったってことか?
でも男女共に誘拐されるってのもよくわからない。
まあよくわからないなりにおもしろかったので細かい部分はいいや。
スカリーが神父に最初に会った時、あきらめるな、って言われた。
どういう意味だったのか後で聞きに行っても、本人もわからないという。
でも最後モルダーを助けたられたのは、その言葉に従ったおかげだった。
神父は最後死んでしまい真相は不明のままだが、見えていたのかも。
っていうかこのエピソードは曖昧過ぎるんで、不要やったと思うけど(場)
まあこのように最後に謎を残して終わるのも、このシリーズの特徴やね。
っていうか今作は超常現象がほとんど何もない気がしたけど。
252!絶対に生きている。あきらめるな!と、邦画の宣伝までしてく...
252!絶対に生きている。あきらめるな!と、邦画の宣伝までしてくれたXファイルの劇場版第2弾。(旧約聖書『箴言』25章2節より)
TVシリーズの『X-ファイル』は一度も見たことがない。ちょっと前まではスルー態勢だったのに、気が変わったのはコンビニで廉価版DVDを衝動買いしたためだ。なにしろ知っていることといえば、不気味でシンプルな口笛のメロディと超常現象を扱っていることくらいだったのです。これも「映画を見ろ」と知らず知らずのうちにビジョンが送られてきたことが原因かもしれません。
ファンでも何でもないのですが、序盤にモルダーとスカリーがあんな関係になってるなんて!と驚かされ、互いに“モルダー”、“スカリー”と呼び合ってたことから、またわからなくなってくる。それでも超常現象を信じるモルダーと否定的なスキナーという設定は変わらず、これなら大槻教授とたま出版社長の韮澤氏が主人公でも面白そうだ。と、鑑賞中に二人の顔を思い出そうとしていたら韮澤氏の顔が思い出せず、彼の顔が現首相の顔になってしまいました(大槻教授に攻撃されてひきつってる顔が似ていたりする・・・)。
終わってみると、「超常現象はビジョンだけ?」と納得できない方も多いのかもしれません。不法臓器移植を扱った、ほとんど普通のサイコ系サスペンス映画の展開で、壮大なVFXなんてほとんどない。しかし、これがホラーファンにとってみれば大満足!現代のフランケンシュタインなどと報道で扱われていましたけど、『死霊のしたたり2』のシリアス版じゃないですか!
そういや、1970年のあたりって、こうしたグロい映像が結構あったような。ホラー漫画でも人間と犬の首を移植したりするのとかあったし、お茶の間でも『キイハンター』で首だけの男が登場していたし・・・ちょうどベトナム戦争で使われた枯葉剤の影響が問題になってから、こうした映像がなくなってしまったのかもしれませんね。
そんなこんなで、従来のファンの方よりホラーファンにオススメできる映画でした。モルダー、ピンチ!女の子、ピンチ!と、やはり「生存者あり」と伝えたくなるクライマックス。“しおりちゃんの笛”が欲しくなった・・・
二作目から見てしまった。 他のレビューだったり評価はわるいが、途中...
二作目から見てしまった。
他のレビューだったり評価はわるいが、途中で観るのをやめようと思う映画ではないし、一作目も借りて観たいと思う作品。
1人1人が考えを持ったり信じたり信じないとかあって少しいらいらしてしまった。
30点
映画評価:30点
ん~、地味って気がする
女の人か一生懸命頑張ってる
それくらい……
Xファイルファンには楽しめるのかもしれないですが、私にはどうも合わないのかもしれません
【2015.12.23鑑賞】
完結していますが。
もの足りないです。
このシリーズ、私が学生時代に流行りました。
当時は、食指が動かず見ておりません。
今回初視聴という事で期待したのですが、印象はテレビの2時間ドラマの様でした。
ストーリーは平坦で、盛り上がりに欠けます。
映画にしてまで、やる話ではないように思えました。
演技は淡々としています。
熟練者の成す、巧さとも取れますが。
演出の問題なのか、事件に、謎が謎を呼ぶ気配を感じられませんでした。
もっとこう『宇宙人』とか『神秘的』とか、人知を超えたスペクタルな物語を期待したのに…
ところが、後日になって知ったのですが、今作は、原点回帰で昔の作品テイストにそっている内容だそうです。
派手なSF作品と思い描いた私が、間違っておりました。
なので…
昔からのシリーズが好きな方にオススメです。
モルダー&スカリー再び
『X-ファイル』が好きだ。9シーズン全202話+前作映画1本、全てを見た・・・見続けた・・・。いったいどこに魅力があるのか?何がファンの心を掴むのか?それは物語の面白さ以上に、主演2人のキャラクターにある。そう、これは極上のラブ・ストーリーだからだ。
海外テレビドラマブームの昨今、話題のドラマが目白押しだが、最近の流行の傾向は、展開の速さや、ドンデン返しの続く意外なストーリー展開だろう。これは確かに面白くてひきつけられるが、見ていて非常に疲れる・・・。そして必ず途中で飽きる・・・。全シーズン踏破する人は少数ではないだろうか?『X-ファイル』は、海外ドラマブームの礎を築いた作品(シリーズ開始は今から16年前)であることは間違いない。しかし、現在のスピーディーなドラマを見慣れた若者は、完全な答えの出ない基本1話完結のこの物語に飽きを感じるかもしれない。それは、この物語を、「超常現象を扱った物語」と認識しているからだ。中にはホラーがダメとか、UFOに絡んだ政府の陰謀などウソくさいと思う人もいるかもしれない。しかしそれらの人は本当の『X-ファイル』の魅力を分かっていないのだ。
本作はモルダー&スカリーのコンビの絆や成長、そして微妙な恋愛感情など、人間ドラマとして見るのが正しい。キャスティングの妙も相まって、「変人(スプーキー)」モルダーと「マジメ人間」スカリーのコンビネーションの面白さ。この全く正反対の2人が、様々な事件を通して築き上げた信頼関係。単なる相棒ではなく対等なパートナーシップ。彼らは、1つの事件を間逆の方向からアプローチして、答えを見つけようとする。時には、考え方の違いからぶつかり合いながらも、相手の意見を聞き、理解し、再び自分なりの考えをまとめていく。この2人の理論の構築課程も大変興味深い。『X-ファイル』に登場する様々な事件に、正しい答えはないのだ。モルダー側の超常現象としての答えと、スカリー側の科学的な答え、どちらも正しい(正しくない)のである。これは見ている我々が「信じる」か「信じないか」によって答えを出せばいいのだ。
さて、この2人の完璧なパートナーシップには、当然のことながら男女間としての恋愛感情が含まれる。しかし、彼らは見ている我々がもどかしいほど、くっつきそうでくっつかない。精神的には濃密な関係でありながら、肉体的には全くのプラトニックを保つのは、2人が「純情」だからとか「理性的」であるからではなく、男女間では通常ありえないほど「対等」な関係であるからだ。彼らは男性が女性を庇護する従属関係にない。女性であるスカリーが命賭けで窮地に陥ったモルダーを助けるということもしばしばあるし、男性であるモルダーが危険な場所に潜入する際に、ありがちな「危ないから君は残れ」などという男尊女卑的セリフを決して言わない。むしろ「君が必要だ」と素直に援助を求める。この全くな対等関係こそ、理想の恋愛関係のように私は思うのだ。ここまでの信頼関係を築けたのは、様々な事件を乗り越え、9年という歳月を、ひたすら「真実」を求めてきた2人ならではだ。そして我々ファンは、その2人の関係の進捗を、一喜一憂しながら見守ってき続けた。そしてついに今、シリーズ終了から6年の歳月を経て、再び2人の新たな関係を見ることの喜び!彼らは6年の間、じっくりと関係を深め、新たな「真実」探求に動き出す。今後彼らが、また新たな問題に直面するのならば、我々はずっと見守っていく!2人の絆と、そしていつか真実が明らかになることを「信じたい」から・・・。
懐かしい
ドラマを見ていたので、非常に懐かしかったです。
見る人はある程度ドラマ版を知らないとちょっと辛いかもしれません。
見る人も多分、元ファンだった方や見ていた方が多いと思うので初見の人は少ないとは思うのですが…。
内容は宇宙人系かと思ったら、違って個人的には楽しめました。
ドラマ版を最後の方まで見てない自分は2人が付き合ってることに驚き
これが1番映画を見て思ったことでした
久々のX-ファイルで、満足・・・
「真実を求めて、あきらめないこと」妙な神父の存在・人と犬を実験材料にして、何をしようとしてた組織なのか、今ひとつ不明でしたが、それが「X-ファイル」なんですよね!モルダーとスカリーの復活は、ファンとしては、とても嬉しかったし、やきもきしていた二人の関係は進展していてスッキリしました。今後も、謎めいた事件に挑む二人を観続けたいです。いつもこのテーマ音楽は、脳裏から離れないです!
これですね。
テレビ版が終了しいまさらなんでX-ファイルなんだと思っていましたが、今作なら作っても意味があったなと思います。X-ファイルといっても今回宇宙人は全く関係なし、そこに間違いなくプラス評価ができますし、映画版ということでスケールをただ大きくしたという印象ではなくきちんとテレビ版の延長線上で物語だと分かる雰囲気も持っています。テレビ版が好きな方は必見。
ファン向け
TV版からそれなりに見ていて、待っていた人には楽しめると思いますが、逆に
この映画から初めてXファイルをみると言う人にはちょっと単純な作品かもしれません
ハリウッドの映画ですが、派手なアクション、CG、爆発シーンはほとんど無いです
でもこれがXファイルだと思います。ボリュームとしては丁度TV2~3話分なので
通常のエピソードの一つに感じました
しかし、劇中で見られる、超常現象を肯定するモルダーとそれを否定し、彼の暴走を止めようとするスカリーとの会話を見ていると、「そうだった、そうだった」という思いが甦ってきます。2人の軽妙かつ知的な会話がこの作品の魅力なのかもしれません。また、TV版以降の2人の微妙な関係が今も継続中であることや、今回一時的に
FBIに参加したこと、またモルダーは依然@@を諦めていないことなど、Xファイルは、今もなお「現在進行形」なんだとしみじみ感じました
モルダー、スカリーにもう一度会いたい、同窓会のようなものを期待している人なら間違いなく楽しめます
本当は吹き替え版で、風間杜夫と戸田恵子の声で見たかったんだけど・・・
信じる心が向かう闇。
世界的に有名になったこのTVシリーズを私は観ていない^^;
たま~に何かでちょろちょろっと観た記憶があるんだけど、
それがどうだったか…までも覚えておらず(爆)
なので今回どうしようかと思ったんだけど、直前のTV映画と
映画友達の感想などもあって、思い切って観てみることにした。
結果。
大正解!!…とまではいかないまでも(大筋分かってないし^^;)
初心者が観ても分かる内容だし(過去にあった事も何となく…)
決してつまらない映画ではなかったなぁ…。
どちらかといえば、TVでやってた前作の方が微妙な感じだった。
別にUFOや宇宙人が出てこなくても一向にかまわない私は^^;
敢えて主人公たちの心理描写と超能力現象との対立に重きを
置いた脚本を良いとさえ思った。こういう怖さは平気なのだ…!
まるで何かに依存している…?(爆)目をしたモルダーと、
しっかりと現実を見ているスカリー、というコンビが面白い。
先日のTV版ではもっと怖い目をしていた感じの彼女だったが、
歳をとって^^;かなり優しい顔つきになったなぁ…と思ったのも
束の間、けっこう激しいやりとりがあって凄いなぁ~と思い^^;
ただ、こういうシチュエーションにつきものの胡散臭さなどは
他のドラマと大して変わらず、尻切れトンボ的な演出も多かった。
誰がどれで、どうなったのかが、一瞬、分からなくなる感じが
あったりしたのは、あのロケ地の暗さのせいなのか…?(汗)
あともうひとつ感じたのは、この副題の持つ意味。。
もしも自分の身内が失踪して何の手がかりも見つからないまま、
何年も経過してしまった場合…考えたくもないことだけど、
私も藁にもすがる思いで、専門家に協力を仰ぐかもしれない…。
それが真実かどうか(もちろん大前提だけど)よりも、
とにかく、何でもいいから、手がかりが欲しいと思うはずだ。
そんな人間からお金をだまし取る阿漕な商売があるにせよ、
何をどう信じるかは、その時の、その人の、心理状態によるのだ。
最後まで、どうなるんだ!?的な展開にドキドキしたけれど、
暗い中に希望の見える?ラストだったと私は思いたい…なぁ。
(B・コノリーとA・ピートの演技も久々に見られてかなり満足♪)
復活?いいえ、健在です!モルダー&スカリー!
まずは「おかえり」と言わせて頂きたい!
いっや~、待ってましたよ!満を持しての登場!劇場版第2弾…待ちに待った「X-ファイル」!!!!!
そうですか、もう6年も経過してたんですねえ…TVの最終シーズンから…
そうです、そうです…このシリーズは色々ありました…特に最終シーズン…
クリス・カーターが去り…モルダーがシリーズから姿を消し、代わりに新任捜査官ジョン・ドゲットが登場…ローン・ガンメンが消え…スカリーの息子が養子に行き…ラストは、シガレット・スモーキング・マンが…
待望の劇場版だったんですけど、実は不安もありました。TVの最終話の壮絶なラストを体験した人なら分かると思うんですけど……あのラストから、一体、どうやって続編を紡ぎ出すんだろうという不安…一応、あの話でそれなりの結論は出た訳です。×デーに、エイリアンは地球を侵略するっていう…そっから、どう話を持っていくのか…それが課題だと思ってたんですが…
見事な肩透かし!見事な逸らし加減!やられた!この切り口で行かれたんじゃ、まだまだ劇場版をやれちゃいますやん!大量生産できちゃいますやん!うれしい!しかし、にくい!くやしい!まだまだついていきますぜ!モルダー、スカリー!
…それに、スキナー副長官!貴方がいなきゃ、実はX-ファイルじゃない!
ある意味、マイルドなX-FILE。
TVシリーズが終了して6年ですが、映画での復活です。FBIを離れていた、モルダー、スカリーが、再び、不可思議な出来事に巻き込まれます。
連邦捜査官の失踪と言うのは、アメリカにおいては大事件であるのは確かですが、緊急とは言え、その程度の出来事でモルダー・スカリーのコンビが引きずり出されると言うのは、ちょいと疑問。まぁ、冒頭で、モルダーが渋るのも良くわかります(笑)。と、いきなりダメ出しから入ってしまいましたが、いまやFBI に追われる立場になってしまっているモルダーにしてみれば、当然の事かもしれません。
スカリーも、FBIを離れてから、元々所持していた医学の学位を生かして医師をしているのですが、医師として研鑽を積むのに重要な時期に、FBIで勤務していた人物が、その後の医学の進歩に遅れずに医師として勤め上げられるものなのでしょうか? ちょっと不思議に思いました。でも、それができると言うところが、スカリーの頭脳が明晰なところなのかもしれません。
ある意味ダメ出し二連発の状況ですが、それはこの作品がダメだと言う意味ではありません。TVシリーズ当時のX-FILEの不思議さに比べると、ちょっとその不思議さ加減は低いですが、解決困難な難事件(そして猟奇的事件)と言う観点では、十分にX-FILEの世界を再現しています。
TVシリーズと決定的に違う点は、モルダーとスカリー二人の関係ではないでしょうか。TVシリーズのときは”ただの同僚”と言うところを二人とも意識して、ギリギリキープしていたはずですが、FBIと言う組織を離れ、自由になったからなのか、二人の関係はより親密なものに進化しているようです。まぁ、あれだけ濃密な関係を続けていれば、当然なのかもしれませんが。
この作品は、X-FILEの摩訶不思議な世界を楽しむのは当然ですが、それよりも、モルダーとスカリーの二人の今を確かめると言う意味合いが強いかもしれません。
信じよう〜♪
FBIエージェント失踪の謎と,
猟奇事件の捜査が結びつき,
真相に近付いてゆく終盤にハラハラ。
超常現象は出てこずとも,
似た者同士のモルダー&スカリーが,
事件解決へと突き進むバディムービーとして最高。
「信じる続けること」の難しさ,
その道の怖さと希望,可能性を劇的に描き,
メッセージ性も十分。
エンドクレジット後にサービスカットがあります。
お見逃し無く!
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