劇場公開日 2008年11月7日

  • 予告編を見る

「信じる心が向かう闇。」X-ファイル 真実を求めて ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5信じる心が向かう闇。

2008年11月16日

悲しい

怖い

知的

世界的に有名になったこのTVシリーズを私は観ていない^^;
たま~に何かでちょろちょろっと観た記憶があるんだけど、
それがどうだったか…までも覚えておらず(爆)
なので今回どうしようかと思ったんだけど、直前のTV映画と
映画友達の感想などもあって、思い切って観てみることにした。
結果。
大正解!!…とまではいかないまでも(大筋分かってないし^^;)
初心者が観ても分かる内容だし(過去にあった事も何となく…)
決してつまらない映画ではなかったなぁ…。
どちらかといえば、TVでやってた前作の方が微妙な感じだった。
別にUFOや宇宙人が出てこなくても一向にかまわない私は^^;
敢えて主人公たちの心理描写と超能力現象との対立に重きを
置いた脚本を良いとさえ思った。こういう怖さは平気なのだ…!

まるで何かに依存している…?(爆)目をしたモルダーと、
しっかりと現実を見ているスカリー、というコンビが面白い。
先日のTV版ではもっと怖い目をしていた感じの彼女だったが、
歳をとって^^;かなり優しい顔つきになったなぁ…と思ったのも
束の間、けっこう激しいやりとりがあって凄いなぁ~と思い^^;
ただ、こういうシチュエーションにつきものの胡散臭さなどは
他のドラマと大して変わらず、尻切れトンボ的な演出も多かった。
誰がどれで、どうなったのかが、一瞬、分からなくなる感じが
あったりしたのは、あのロケ地の暗さのせいなのか…?(汗)

あともうひとつ感じたのは、この副題の持つ意味。。
もしも自分の身内が失踪して何の手がかりも見つからないまま、
何年も経過してしまった場合…考えたくもないことだけど、
私も藁にもすがる思いで、専門家に協力を仰ぐかもしれない…。
それが真実かどうか(もちろん大前提だけど)よりも、
とにかく、何でもいいから、手がかりが欲しいと思うはずだ。
そんな人間からお金をだまし取る阿漕な商売があるにせよ、
何をどう信じるかは、その時の、その人の、心理状態によるのだ。

最後まで、どうなるんだ!?的な展開にドキドキしたけれど、
暗い中に希望の見える?ラストだったと私は思いたい…なぁ。

(B・コノリーとA・ピートの演技も久々に見られてかなり満足♪)

コメントする
ハチコ