愛のむきだしのレビュー・感想・評価
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つまらん。
くだらんとしか言いようがない。すべてが浅い。
エロを否定的に捉え純潔を喜ぶカトリックへの批判なのか、まがいものの新興宗教批判なのか、それすらいまいち分からん。取ってつけたような新約聖書のくだり(コリント人への手紙)が特にくだらん。
あと俺やっぱ安藤サクラのキチガイ目がキライだわ…
全てを好きになったきっかけの作品
満島ひかり、園子温、安藤サクラ。長編なのにいつまででも見られる気がした。このテイストで宗教と結びつけるところが秀逸。そしてまだ世に出ていない満島ひかりと安藤サクラという2人の天才を主要キャストにおくセンスが素晴らしい。
愛をむきだすのは異常、という事
タイトル出るまで1時間は掛かって、
そこまでのテンポは(回想なので)早くて見易くて、
この調子でいくかと思ったら、
タイトル後がスタートでそこから3時間…、正直長いと思った。
ユウとヨーコのラブストーリーなのだが、
そこに複雑な家族と怪しい新興宗教が絡み、
結局誰もハッピーにはなれないのかと思ったら、という展開。
エクストリームな残虐は無くとも、理性の壊れた人が多数。
「正」と「悪」はハッキリしているのに、勧善懲悪には至らない。
故に終始イライラさせてくれる。
イライラさせてくれるのは、出来の良い映画の要素だと思う。
時間長いとは思ったが、ドタバタが多いので気になるほどでもない。
最後は、あれで良かったと思う。あれ以下は許さん。
にしても、「園映画」なので疲れる。
今回は時間もそうだが、バックグラウンド(特に宗教)が重い。
園監督はよくキリスト教をネタ?に持ってくるが、
仏教とか神道とかでも出来ないかな。興味津々。
西島隆弘と満島ひかりの熱演と、
安藤サクラの怪演が素晴らしい。
渡部篤郎が後半出番少ないのと、
板尾さんがあれっきり出てこないのは残念
邦画史上最長のカオスと愛
クリスチャンの家系に生まれた本田悠と父の再婚相手の連れ子の尾沢洋子とのひどく歪んだ純愛を4時間近くの長尺で描いた作品。
今まで中々観ることの出来なかったTHE園子温フィルム的な作品をようやく観ることができた。
過去最長クラス4時間の長尺は配信サービスでかれこれ2週間くらいに細かく分けて鑑賞した。
Netflix様様笑。
変態的でバイオレンスでカオスな行動で歪み切った本田悠を純真に演じ切ったのはAAAの中心的存在の西島隆弘。
正直鑑賞前はまったく俳優的キャリアのない人だと思っていた為、本作のストレートな演技に驚いた。
純真さが故の満点の笑みで盗撮を通じてのAVメーカーへの入社、新興宗教団体の本部への単身殴り込みを実行したりと破天荒な演技をストレートに披露し、他の作品でも観てみたいと思わされた。
またかなりの美形で女装もかなり美人だった笑。
ヒロイン役の尾沢洋子演じるは満島ひかり。
悠を毛嫌いし、窮地を救ってくれた女性サソリ(悠)を片思いの相手のごとく慕うある意味こちらも変態的で魅力的なヒロインを演じる。
必見と言われているオ◯ニーシーンなどを含め、体を張った演技を見せる。
また主演の2人を食ってかかる存在感を見せつけるのが安藤サクラ演じるコイケである。
一目惚れ?したのか不明だが悠に異常な好奇心を見せ、ありとあらゆる方法で悠を挑発していく。
幼少期に板尾創路父の虐待によって歪んでしまった彼女が板尾のナニを弄び、素◯をし、唐突にナニをぶった切るシーンはとんでもなさすぎてぶっ飛んでた笑。
何からナニまで圧倒的でエネルギーに溢れた怪作で快作だった。
ストーリー的に、構成的に決して王道の映画では全くないのに鑑賞後の得体の知れない爽快感は一体何?笑
しばらくはゆらゆら帝国を聴いてそうです笑。
感情移入ができない・・・
AAAの西島さんの演技が見たいなぁと思い借りました。
しかし、長い。そして意味不明なシーンばかり。
こちらのレビュー評価は高いみたいで書きにくいのですが、全く面白くなかったです。
登場人物がクレイジーorサイコパスでまともな人がほとんどいません。ユウの父やその恋人、安藤サクラとその取り巻きすべてに魅力がない。新興宗教を布教しようという幹部がこんなにも魅力なくていいのかと思う程。それなのに洗脳されていくユウの家族たちにもシラけてしまいました。
ただ、西島さんと満島ひかりさんの体をはった演技は流石。本当はやりたくなかっただろうなぁ、とか考えるとプロ意識に感服します。
あとラストに今とは結構違う、初々しい松岡茉優ちゃんが出ていて驚きました。
満島ひかりと安藤サクラ
今や日本を代表する演技派二人の出世作。朝方観てて、そのあと観た朝ドラとの落差に困惑する。
長さほどは長いと思わなかったのは、波瀾万丈で先がどうなるのか全くわからないストーリーのせいか。ちょっと悪ふざけが過ぎるように思ったところもあったが、あのラストにたどり着くためには必要だった…かなあ?
これが愛だ!ラブストーリーだ!
ラスト15分が神よりキリストより何より神聖でした、、
途中のゆがみも美しかったけど、むきだしで真っ直ぐすぎて、、
心が痛くて痛くて、辛くて、どん底で。
こんな作品に『出逢えた』こと。
「この作品を心から愛する人の言葉にたくさん触れたい!」と思えたこと。幸せです。
何もかもがむきだしの満島ひかりさん、永遠に語り継がれてほしい。そして園監督好きになるしかなくて。ずるい。
※グロや宗教怖くて途中無理かと思いましたが、なぜか4時間観れてしまいました。
(最近レンタルではなく動画配信サービスで観るので、ダレてリタイアしやすい私です)
すげぇー作品
ジャケット観て、なんか学園青春ものぽかったんで、
全然観てなかったんだけど。
自殺サークル→紀子の食卓
と観て、園子温は何者なんだと興味が湧いてきて、
今回、愛のむきだし観たんだけど。
これは傑作だ!!
なんとなく、父親とのやりとりなんかは、
ベルイマン的な匂いもしてて、他にも、いろんな影響が入ってる感じなんだけど、
そこから、盗撮にいくっていう屈折した感じも好きだし笑、
教団の安藤サクラさんのサイコパスっぽい感じも、いいです。
(今はもうとても有名になってしまいましたが、当時から潜在能力が画面いっぱいに出てますね)
そして、満島ひかりさん。笑
最初は、なんというか、何もかも嘘っぽい感じだったのが、
コリントの信徒への手紙を暗唱するシーンで、化けた笑。
殻がぶっとんだ?
紀子の食卓の吉高さんの最後のシーンを思い出すくらい、
超インパクト。笑
結構長い作品だけど、最後までぶっ通しで見てしまった。
最後の最後まで、すごい。
すげー!すげー!って一人で騒いで観てました。笑
園子温監督作品の中でも、僕の中で大好きな作品になりました。
まさに愛の"むきだし"
4時間弱という恐ろしく長いこの作品。
その上映時間の長さに
「そんなに面白くなかったらどうしよう…」
なんて不安を抱えて観るのが億劫になっていたけど
そんな不安を感じる必要なかった。
難しく考える必要はない。頭を空っぽにして4時間弱の園子温ワールドを楽しみましょう。
観終われば脳のエネルギーを使い果たした様な感覚に陥るとともに果てしない"愛のむきだし"を感じる事ができるでしょう。
確かに序盤は作品の全体からみれば少し物足りない感じも受けますが中盤以降はずっと興奮しっぱなしです。
満島ひかりや安藤サクラたちによる迫真の演技も見どころです。ただただ圧倒される作品でした。
237分の衝撃―。でした。
タイトル、微妙というか、なんというか、レトロチックですよね!?
キャッチフレーズは
237分の衝撃―。
実話をベースに描く、
無敵の“純愛”エンタテインメント
私的には、「パンチラエンタテインメントの奥にあるものは…」という印象でしょうか(苦笑)
237分。
とても長いですが、桜坂劇場では途中休憩がありました。
俳優陣はなかなかいい感じな気がしました。
そして、私が男性で、映画がパンチラ満載だったせいか、全然飽きずに、眠くならずに237分スクリーンを見てました(*^^*)
ただ、実はけっこう重いテーマ。
ところどころストーリー展開が雑な気もしましたが、まぁ、実話ベースのエンタテインメントなので。
それに、あまりきっちり描きすぎると重いほうが印象に残ってしまう。
視聴した人のどれくらいが重さを感じ取ったのか不明ですが、重さをできるだけ感じさせないような作りは成功しているような気がする(意図的かどうかは知りませんが)。
放映が数回しかないということもあり、劇場内はけっこう人が入っていました。
そして、沖縄出身の「満島ひかり」。
「安藤サクラ」もいい味出してるんですけど、その側近の女性の一人がけっこうよかったんですよねー。。。
確かショートカットのほう。
公式サイトとか見ても誰かわからないorz
とりあえずめぼしい人を何人か備忘録。
中村麻美←たぶん違う
玄覺悠子
広澤草←この人のような気も
映画的には
変態と宗教と思い込み をエンタテインメントでくるんじゃった、って感じでしょうか!?
純愛ってのは、ちょっとわからなかったですね。
レオンみたいなののほうが純愛のイメージかと。
むきだし、は監督の考えそのもの
家族愛?信仰?バカヤロー!そんなの綺麗でも美しくもねえ!
そんなの無くても感情剥き出して戦え‼その先にしか光なんかねえんだよ‼
変態?エロ?原罪?だからなんだよ、剥き出して行けよ!それしか生きる方法なんてねーんだよ!
という監督の考えがガンガンと伝わり、満腹になりました。
これが万人受けするとは到底思えませんし、賛否両論になるのは自然な事だと思います。
まずはそんな監督の考えに共感できるか、否かもあると思います。
この映画は色々な内容がてんこ盛りだという批判もありますが、信仰、近親相関、虐待、変態、レズ、カルト、エロ、グロ、というのは、てんこ盛りではなく多くは繋がり混ざりあっていることが多く、現実世界ではてんこ盛りになっていたりします。だからそれを全て出したのはいいんじゃないかと。
しかし、余りにストレートな表現に、笑えない犯罪を茶化した表現に嫌悪感を覚えるのも納得。
あまりに内容がてんこ盛りで刺激的であるあまりメッセージ性という部分は伝わりにくくなっているとも思いますが、監督の他の作品を観ていたら、メッセージは分かります。
世間的に悪人、非常識人、変人と呼ばれる人々には精神的社会的に崩壊するにいたった理由がある、という部分を表現している。そのことにより、この映画は何かしら登場人物に共感できるような辛い生い立ちや境遇を経験したことのある人の方が感動できるだろうし、彼らに対するエール、ともとれる。
しかしながらそれを見て感動するか、逆に傷つくか、愛を感じるか、恐怖を感じるか、は紙一重だと思う。
むきだしていることはわかった。
激しい。激しすぎる。
そして、長い。もうちょっと、整理してもいいんじゃないか。
確かに好きな人は好きだと思うが、映画というより、深夜ドラマみたいっていうのはわかる気がする。
しかし、役者の演技は良かった。
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