7つの贈り物のレビュー・感想・評価
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ドラマチックすぎるかな。
ずしりと重い、そして、悲しく切ない物語。
ただ、出来過ぎというか作り込み過ぎのような気がしました。
死んでしまいたい、と感じてる主人公。
どうせ死ぬのなら、誰かを助けたい、人の役に立ちたい。
それが、命をかけた贈り物。ということなんでしょうけど、
う〜ん、そういう思いにたどりつくかなあ?
亡くなった人たちの周りの人を陰から、というのなら
わかるけど。
ウイルスミスは、熱演でしたね。
感動よりも重苦しさが際立つ
徴税官としての行動の不可解さに始まり、何をしているのか、なぜこんなことをしているのか、最後はどうするのかが見えてくるにつれ、重苦しさが際立つ。最期の浴室でのもがきが頂点。あまりに胸が痛い。泣けてくると言うより心が痛い。エンディングでもカタルシスはない。善行に繋がるからといって自殺が善行とはならないと思う。少し冷静に見れば、主人公は重度のうつ病であり、自殺念慮を実行に移してしまった。うつ病が彼に計画させ実行させたので、彼の本当の意志ではなかったのかもしれない。とにかく自殺を考えることは、極めて悲しいこと。彼を助けられるような周囲、社会であってほしい。
全く立ち直らないウィルス•スミスってなんか既視感
愛する家族を失った男が全く立ち直らないウィルスミスの映画を見たなあと、そういう記憶を抱えながら見た。
邦題がなんか間抜けというか全然覚えられないやつ。
(素晴らしい人生?みたいなやつ)
まったくのネタバレ全開で行きます。
7つの、って言うから途中から数え始めてしまった。
まずは目。たぶん角膜とかの。
そして老人ホームにお金を寄付しようと思って、経営者の資質が失格で無しになる。
その代わりに家庭内DV被害者の母子に家
(じゃないと名前がわかっていなかった事の説明にならないと思うんだけど)
そして心臓
骨髄
忘れてたのがアイスホッケーの監督になんかの臓器
弟に肺(俺のものをあげたって、何かなあって思ってた。最初は奥さん取られたのかな、とか思ったけど全然違った)
で7つあるかな?
ない。あと一個なんだ?
あ
あの女の人だ福祉局の人。
たぶん、血液型とかいろいろ適合検査をしてのリスト作成だったはず。
そして彼らにそれをあげる価値があるか調査する
国税庁のふりをしながら。
その過程において彼女に強烈な愛情が湧き彼女と共に生きる事が頭をかすめるも、自分のした罪を思い起こして決行。
まさにモーテルは被害甚大。
お金 彼にちょっとあげといてくれても良かったけどそういうシーンなかったっけね。記憶にはない。
って、普段書かないあらすじを書いたのは
書かないとまとまらないから。
最初はもうほんと なんのこっちゃ の連続で何がなんだか。
無闇に家の中で暴れるし。
何に腹立ってるのかわからなくて。
ここ。リアルなのはこっちなんだろうけれど
邦画ならこう言う描写なしに粛々と進めそう。
「幸せのちから」
賛否いろいろなんだけれど私は大号泣で見た。
これ、子育てしながら仕事もして。
お金なくて、でも子どもに夢を語る。
これが面白くないと言う人は、たぶん子育てとお金の苦労をしてない人じゃないかと思う。
働かないとお金はない。
でも子どもの面倒は見なくちゃいけない。そのジレンマに苦労した者にとって、あの映画は号泣ものだった。
そのウィルスミスの家族モノに関しては、ちょっと甘めで見てしまう。
どういう自己犠牲? 自分の過失で事故を起こしその罪悪感から臓器提供...
どういう自己犠牲?
自分の過失で事故を起こしその罪悪感から臓器提供などの贈り物という償いをしていくんやと思うけど
7人をどう選別したのだ?無差別?
盲目の人に罵声を浴びせるシーンとか
君が本当に良い人か知りたかったとか傲慢じゃない?
臓器提供や自己犠牲は贈り物じゃないやろ
特に自分の為に自殺をはかって心臓を提供されるとか感動じゃなくて唖然じゃない…?
変なお涙頂戴はやめろ
クラゲでノーベル賞はとれても、アカデミー賞はとれない。
あらすじを知ろうとすると結末が読めてしまう。「結末を口外しないでください」などと言われても、触れずにいると何も書けない。そんな映画。事前情報を何も仕入れず観るべし。
【ネタバレ注意】
ところが、あらすじを知らないと、冒頭からの展開がさっぱりわからない。ヒントは「神は7日で世界を作り、俺は7秒で人生を壊した」という前置き、「これから自殺する」というウィルの台詞、交通事故のフラッシュバック等々。さらに、国税局の徴収係として行動するウィルの回想シーンに、大企業ぽい会社でのプレゼンと奥さんとの幸せそうな一コマが挿入される。これだけだと勘の鋭い人なら想像できるのに、反対材料として精肉業者のコールセンターに電話して盲目のベジタリアン、エズラ(ウディ・ハレルソン)に罵倒を浴びせるという難解さ。
そして、リストにある名前エミリー・ポーサ(ロザリオ・ドーソン)を訪ね、老健施設経営者など訪ねまわるのだが、その行動には常に未納の税金という言葉が付きまとう。とにかく、主人公が何をしようとしているのか捉えどころのないので、前半はかなり退屈。ある意味、昨年公開された邦画『アフタースクール』のようだった。
さすがにエミリーが重度の心臓病であり、移植のためのドナー待ちだとわかった辺りで何をしようとしているのか気づきました。恋人のDVによって困ってるスペイン人女性にはウィル自身の家をプレゼントしちゃったりするので、他の人には何をプレゼントするのかな~?といった興味しかなくなってくる・・・これ以上価値のあるモノはないだろうに・・・
心臓と家。もしかするとハイデルベルグ印刷機を直したのもプレゼント?寝たきりのおばあちゃんをお風呂に入れるよう指示したのもプレゼント?などと考えたものだから、その点では驚愕の結末。贖罪もここまでくれば本物だ・・・といった感じです。だけど、あまりにもビックリしたものだから“7つの贈り物”が正確にわからない(汗)
1.エミリーに心臓
2.スペイン女性に家
3.児童相談所ホリーに肝臓
4.弟に肺
5.ホッケーチームの監督に腎臓
6.エズラに目
7.おばあちゃんに風呂?
ウィル・スミスの演技も、特にロザリオ・ドーソンが胸の傷を隠そうとする恥じらいなど、他の俳優の演技も素晴らしいものでした。そしてクラゲといったアイテムや、名前の秘密などもミスリーディングさせる巧い設定。友人であるダン(バリー・ペッパー)の役も観客を困惑させるための絶妙な人物だった。
しかし、どうなんでしょう。交通事故で7人も死なせてしまったことで、遺族に対する償いよりも全くの他人の生命を救う贖罪を生きがいとするなんて・・・宗教的には人間愛を称えられる善行なのでしょうが、無宗教の人間には納得できないかもしれません。
【2009年2月映画館にて】
生きる動機を考え尽くした末の話
ずっと物憂げな表情のウィルスミス。
それだけで悲しい。最初は妻を亡くした悲しみからかと思うが、なんだか違う。引き込まれるうち、見えてくる過去とその重み。
客観的に見てしまうと、骨髄提供してすぐなのに臓器取れるのかなとか、日本ではドナー提供者を知ることができないから成立しない話だなとか、ドナー提供者だからってDVを被っているという秘匿性が高すぎる情報を漏洩するのは危険すぎないか?とか、国税庁のシステム緩すぎないか?とか数々の疑問点とともに、
「自らしてしまった事の償いを自分で決めて、対象者を自分で選ぶというのは本当の贈り物と言えるのか?」
とどうしても感じる。この内容をもし事実としてニュースで見聞きしてもそう感じるだろう。
でも、映画として、ウィルスミスを通しているからこそ、加害者となってしまった1人の人間としての感情、人生を主観的に考える事ができる。
加害者だからといって、何もかもがいい加減で、悪なわけではない。善良な人間。
幼少の空を飛びたいという憧れに向かい努力して、マサチューセッツ工科大を出て、宇宙関連の仕事に就いて近づいている主人公ベン(本名ティム)。美しい婚約者がいて、人生順風満帆。一瞬のよそ見運転さえなければ。
たった一瞬で婚約者含む7人が死亡。
取り返しのつかない7人の命の喪失と、後悔と、全て失った悲しみとを一生背負っていく人生。
毎日死にたい、生きている資格がないと自らを責めながらも時は進んでいく中で、亡くなった人がいる以上、残された人生と命を惰性で無駄に過ごしてはいけない。
起こしてしまった事実、遺族の気持ちを真剣に主人公なりに考えると、命を削って捧げて、人を助けるしか、生きる動機が見つからないのだと思う。
とはいえ、償いの意味で命を捧げて提供する臓器が、再び過ちを犯したりすることなく、善良な人生に使われて欲しいと思い、提供相手を観察していたのだろう。
この作品の内容を自己満足と捉える人がいるのもよくわかるが、してしまった過ちと向き合わない、または向き合っても酒浸りになったり、気持ちを軽くして新たな人生を生き直すより、ずっとずっと真っ当な生き方だと私は思った。
まだ恋を楽しむ気持ちにはなれなくても、とても好いてくれるエミリーという女性にも出会い、彼女と結婚して過去を忘れるという逃げ道もあったにもかかわらず、彼は初志貫徹した。
一瞬のよそ見など誰にでも起こりうる事が招いた転機、でもその結果への向き合い方は誰しもができる事ではない。自分だったらできるかな?と思うと私はベンを責める気にはなれない。
ただ臓器提供をするだけではなく、バナナを肥料にしてみたらと他人にアドバイスしたり、犬の散歩を助けたり草むしりをしたり、臓器提供後もエミリーが仕事をして税金を払いながらも生きていかれるよう、心臓への負担が軽い方の凸版印刷機械を修理したり。日常の時間の過ごし方の中でも、誰かのために自分を使って生きているところがとても良かった。
元々善良だが、事故を起こす前の少し強引な営業トークをしていた頃よりも、その後の方が、人の気持ちにもっとずっと寄り添える人生になっている。だからこそ、自殺しなくても、とも思うが、これで楽しい方に流されないのがこの作品の真面目さ。
そして、加害者にも遺族がいるという視点も入っているのが更に良い。
ハブクラゲを一緒に見た、本物の国税庁の弟は、それを自殺に用いた兄を見てどれだけ哀しむだろう。国税庁のデータや庁員証を勝手に使われるのもかなり迷惑だが、そんなの一瞬で吹き飛ぶ。
計画の実行を担わされた親友もどれだけ哀しいだろう。本物の親友で、痛いほど気持ちがわかるからこそ計画に協力するわけで、大切な親友を亡くしたい人などこの世にはいない。
でも、ティムの人生は、提供した人々の身体を通して、続いていく。
最初からわかって近付いたのだろうけれど、エミリーと血液型(おそらくAB?または−?)が同じで、拒絶反応もなく、良かった。
ピアノマンの目の色が青から黒に変わり、またエミリーがピアノマンからティムの目を感じるのも、印象的な演出だった。
メインの登場人物が皆優しく、人間味に溢れていて、重いテーマの中でも個々の自然な感情の変化、優しさが伝わってきて、浸る作品。
車に積んでいたエミリーへの贈り物は、なんだったのだろう。最後に着ていたワンピース?
悲しい切ない気持ちが残る
レビュー見てて、否定的な意見が多くて
正直イラッとした
そんなにケチつける程の作品ですか?
自己満の臓器提供の何がいけないんですか?
主人公はあの事故の経験が辛すぎたわけで
自分が何をすれば償えるかを考えた時に
思いついたのが臓器提供。
そして、周りにいる大切な人達が
必要としていたのが臓器だったわけで
こういうエンディングになっても仕方ないと思う
それの何が悪い?キレイごとの何が悪い?
正直エミリーとは上手くいって欲しかったとは思うけど..
ひとつの誤りでこんなにも不幸になって
人生が変わってしまうんだって思うと
恐ろしいね..
そして、ひとつの決断で
こんなにも救われる人がいるんだって
思い知らされました。
海外に住んでたことがあるから
この映画が魅力的に思えるのかもしれないけど。
でも、ひたすら見るのが辛い映画だったのは確か(^^;)
一番救うべきは
自殺、眼、心臓、と来たら…。
開始数分で臓器提供の話だと分かってしまいました。
前半、腎臓提供の承諾書にサインするシーンも出て来ますしね。
よって、その凄まじい計画の動機だけが鑑賞のモチベーションになりました。
事故で7人の命を奪ったから、7人の命を救いたいと。
lung, kidney, liver, bone marrow, cornea, heart, and home.
これらを提供することで、主人公が、これぞと思う人々に新しい人生を与えると。
その内の1人、Emilyと恋に落ち、2人で生きていける選択はないかと一瞬迷う主人公。
交通事故の犠牲者は選べないのに、救いたい人は独断で選択するというのは不公平感が残ります。臓器提供を待つ人は多勢おり、待機中に亡くなる方もいます。どうしてもと言うなら、交通事故を起こした地域にある大病院の近くで自殺して、リストの順番通りに提供する方が公平です。でないと、長年待機していても好かない奴には提供したくないという話になってしまいます。自殺者を出すことになってしまったモーテルの主人も気の毒。
無償の贈り物を提供しているつもりでも、決して無私の贈り物ではない。直接感謝を受け取り、恩に着せる。感謝されることで自分を癒すくらい許されるべきかも知れませんが、結局全ては自分のため。
健康状態によらず、生きていれば誰しも何かしら困ることはあるでしょう。豪邸を売却し、交通事故の犠牲者達の家族を一生援助したって、一生芝刈りしたって良かったでしょう。こういう選択をしている時点で、一番助けが必要なのは主人公だという感じがしました。
その人にとって精神的な救いとは
ウィルスミス演じるベンが臓器移植によって他人を救うドラマであるが、ベン自身の赦しを求める行動でもある。
そこを分かって見れば分かりやすい。
ベンにはもうあのラストしか無かったのだと言うこと。
第三者の私が「何故それを選ぶ?」と不満に思っても、ベンにはその選択肢しか見えてなかったと思う。
物語のオチはすぐに見えてくるが、個人的にはこの選択はしたくない。
だが、作品としてはこれでよいだろう。
モヤモヤした気分になり、感動する程の事は無かったのが残念。
なんだかなあ……。
私は心が汚いからか、「自己犠牲」という美的なテーマではなく「自己満足」というテーマだと感じました。
「自己犠牲」と「自己満足」の境目はなんだ?と聞かれると困るのだけれども、この作品の主人公はたはだの自己満足だと思っている。
だって、彼女のために臓器をあげるって…実際彼女は主人公の臓器を望んでいないし!ありがた迷惑の自己満足だよ!って思いながら見てました。
いろいろ考えされた
ウィル・スミスがコメディ要素を一切出さず、命がけの人助けをする。親切とはなんなのか、人生とは何なのか、臓器提供ドナーカードにはサインをした方がいいのだろうか、などいろいろ考えさせられた。
途中までかなり長い時間、主人公が何をやろうとしているのか全然分からずけっこう退屈だった。伏線を張り巡らしていたわけなのだが、もうちょっと面白く描けたのではないだろうか。
主人公はかなりの追い込まれようで人生に絶望していた。もし自分が同じ立場にあったとしたらと考えてみたのだが、全く想像が及ばず、どうしていいか何も考えられなかった。
主人公はクラゲの毒自殺を図るのだが、氷を浮かべたような水でクラゲはきちんと刺してくれるのか疑問だった。また、毒の回った臓器を提供していいものなのだろうか。とても気になった。
同じ立場になったら俺も同じ事をするだろう
終始、主人公が複雑な表情を浮かべる事が印象的な映画。
それは映画が進むにつれて浮かび上がっていく。
自分の中で何でだろうと引っ掛かりを感じながら、想像・推理を含ませ予想してはいながらも、その結末にショックを隠せなかった。
自分も同じ立場に立ったなら、同じ事をしただろう。
主人公はとろうと思えば他の道もあった。
しかし、彼の善良さがソレを許さなかったのは明白だと感じた。
罪悪感と正義感、未来を見据えた彼の行動に間違いは無かったと思ってはいるが、もっと他の道は無かったのだろうかと考えてもしまう物語である。
彼と彼女の気持ちを思うと胸が苦しくなって、最後には泣いてしまいました。
贈り物の意味いつ辿りつく?
2011/05/14 17:56
【7つの贈り物】
という意味へのゴールがとりあえず長い。
スタートからなぜかブチギレモードの主人公。
そこで主人公の愛着や興味ゎ0㌫。
更には美人な女性にストーカーとも思えるような行動を取り始める。
ゴールが全く見えないままダラダラと彼の行動を鑑賞・・。
弟が待ってるってのになぜか彼女と激しくbed~~inッ!!!
ようやく【贈り物】という意味を理解しかけたが・・彼の行動に全く同感も同情もできない。
この結末を彼が最初から計画していたのならば彼女と深い関係になるのはどうなんだ?
結局傷つけてるのでは?・・本当は自分は事故の事からもう逃げたかったんでしょ?ともとれる。
7人の命を次は助けるという行為は立派だが自殺という行為をとるのはいかがなものか。
幸せそうに笑う贈り物を受け取った人間達・・。気持ちは分かる・・しかし・・。
あまりに勝手な主人公に感動はできなかった。
彼が死んで喜ぶ人、悲しむ家族。
ある意味心が苦しい映画だったm(__)m
誰も見ていない時もいい人だから・・
映画「7つの贈り物」(ガブリエレ・ムッチーノ監督)から。
私なりに考えた、この映画のキーワードとなる台詞。
「誰も見ていない時もいい人だから・・」
ウィル・スミス演じる主人公、ベン・トーマスが7人を選んだ理由かも。
作品中では、嬉しいけれど「どうして私なのか?」と不思議がる質問に
答えた形となった。
それにしても、暗闇で何気なく心に引っかかったメモした台詞たちが、
こんなにも、作品を思い出させるフレーズになるとは、
実は、考えてもみないことだった。
作品の中で、何年経っても思い出せるインパクトのある台詞を求め、
私の感性だけで、メモするのであるが、
走り書きのメモ帳から、パソコンへ打ち直してみたところ、
どの台詞も輝きだしてきたのには、正直、驚きを隠せなかった。
冒頭部の「救急車をお願いします。どうしたんですか?
自殺者がいるんです。誰ですか?、僕です」には、完全に参った。
また「身体をいたわってるか?」という何気ない会話も、
「こんな頼まれごとは普通じゃない」と叫ぶ親友も、
「どうか、豊かな人生を送って欲しい。それが願いだ」と語る主人公も。
ラストまで観ると、その意味が段々とわかってきて、涙を抑えられなくなる。
もっと話題になってもいいのになぁ、この作品。
気持ちだけで十分。
今作を観てまず思ったのは、
これは本当に「贈り物」なんだろうか?ということだった。
いや、一部の人間からすれば確かに、
人生を大きく変える贈り物なのかもしれない。
では、人間に与えられた寿命は?運命とは?なんだろう。
果てない善行から、罪とは相殺されるものなんだろうか。
なんか違うよな。そう思う人も多い作品だと思う。
そもそもここで語られる罪(また分かりにくい映像で見せる)
とは…確かに悲しいし、自分を許せなくなるのも分かる。
だが、そこから彼が派生させる善行はあまり的を得ていない。
もし自分がその犠牲者のひとりだったとしても、彼に
そんなことは望まないと思う。人助けとは聞こえがいいが、
親切を超えた行いに、何かしらの企みが見え隠れするのだ。
ただ、もちろん彼は、悪人ではない。だいたい悪人が
そんなトラウマを抱えないし、贖罪に喘ぐこともないだろう。
なので、彼の行為をどうこうとは言えない。
私には、絶対に、そんなことは出来ないからだ。
そして多分、自分がされる側だとしても、絶対にいやだ。
もちろん今作での皆さんも、知っていれば違ったろうが。。
W・スミスがげっそり痩せて、予告を観た時から辛かった。
この監督の作品、どうもウィル本来の輝きを放ってくれない。
彼が本作中で、ほんの僅かながらに見せる笑顔に、
うわ~♪と思い喜んだのは、私だけだっただろうか。
「生」の似合う体格俳優に、「死」とか「滅」とかは、ダメ。
演技の上手い下手以上に、持ち味を発揮させないのは辛い。
(次回作では7つの元気を贈ってください。お願いします(^。^))
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