2012のレビュー・感想・評価
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若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ
映画「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
天変地異による現代版「ノアの方舟」と言った感じだが、
その原因は、64万年に1度しかない、太陽系の惑星の直列、
2012年の冬至、12月21日に訪れる、という
マヤ暦にヒントを得た終末説は、妙に納得してしまった。
最近の世界各地で発生している異常気象も、
単なる偶然ではなかったりして・・と考えてみたり。
宇宙船ならぬ、潜水艦のような方舟に乗れる人は限られていたが、
アメリカ大統領は、1人の地質科学者に乗船を勧める。
その時の台詞が
「若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ」
もっともっとスケールの大きな台詞があったにも関わらず、
なぜかこの一言を選んでしまったのは、最近、
政治家の価値を疑問視するような出来事が多かったからだろう。
特に、今の日本に必要なことは、科学者・技術者・職人などを
大切に育てる環境だと私は思う。
これからも発生し続ける自然現象を分析、シュミレーションできるのは、
年老いた政治家ではなく、若い科学者であるはずだから。
エメリッヒ映画の真骨頂!
これぞエメリッヒ映画の決定版!
ストーリーや登場人物像は薄っぺらいが、これでもか!と言わんばかりのCG大パニック・シーンのオンパレード。
パニック・シーンはさすがに圧巻の一言。
本当に2012年こうなるのかなぁ…?と見入ってしまう。
そして今回もラストが中途半端。
箱舟に乗船し(主人公たちは神がかり的な幸運で)、巨大波を乗り切って、陽の光を見て、めでたしめでたし。
でも、その後彼らはどうなったんだ?
「デイ・アフター・トゥモロー」もそうだった。
大寒波を耐え、再び陽の光が差し、めでたしめでたし。
でもその後の、氷が溶けてからの恐ろしい二次災害は無し。
「2012」も、箱舟で新天地を目指すも、なかなか見つからず、舟の中で醜い人間関係が…というPART2は無いかな?
突っ込みどころ満載!そして私は死ぬんだろうな…。
ほぼコメディです。
映像を楽しみたいならいい映画だと思います。
あー映画館で観てたらもっとおもしろかったんだろうなぁ…
地球がぐちゃぐちゃになってゆく映像はほんとすごい!すごいです。
電車が飛び出してくるシーンとかもう爆笑です。
あと、こういう世界崩壊モノはしょーがないっちゃしょーがないんですけど、すごい大勢の人間が犠牲になってるのに、最後主人公まわりの人間だけでハッピーエンドみたいな終わり方になっちゃうのですね。
他の作品ではそんなに気にならないのに、この映画ではすごいそれがひっかかる。
それは、最後助かる人間たちが、どんな立場の人達かってことですよね。
しっくりいかないなあ。
映画の中では涙ながして喜んでるんですが、
観てるこっちは喜ぶ気にはならなかったですね。
わたしは、死ぬ側の人間なんだろうなーとか考えてしまって。
あとは、
山場の主人公ピンチのシーンが、ありがち過ぎる。何度見たかなこういうシーン。
え?あの人あのまま死んじゃったの?ちょっと可哀想じゃない?
ぐらいの感じですね。
ただ、映像はほんと笑っちゃうぐらいすごいので、
オススメです!!
やりすぎCG。
ストーリーとしては、なんだかめちゃくちゃ。
元妻の恋人、あっけなく死んじゃったけど…。
自然崩壊でたくさんの人が死んでいく中ひとり、機械に巻き込まれて死ぬなんて。
やっつけ感満載です。
CGも、これでもかっ!ってぐらい使われている。
あと不気味なラジオオヤジの意外と良かった。
いかにもハリウッドなパニック映画かな
ひとことで言えば、いかにもハリウッドなパニック映画かな。
「インディペンデンス・デイ」などと違って敵がいるわけではないし、「アルマゲドン」のようにオフェンス的な危機回避策があるわけでもないので、基本的に人々は逃げるのみ。
だからこの映画の見どころは、地球規模の災害のスペクタクル映像と、主人公たちのギリギリセーフ的逃避行。群像劇で登場人物が多く「きっとこの人達は生き残るんだろうなあ」と思っていた人が逃げ遅れたりすることもありましたが、7割ぐらいは予想通りだったかなあ。
そもそも数十万人しか救えないというお話で、その状況は最後まで覆らないので、助からない人もたくさんいます。それで本当にいいのか?という苦悩も描かれてはいますが、逃避行中、周りの逃げ惑う人達に積極的に手をさしのべる様子もない主人公たちの行動が、この手の映画の定石とはちょっと違う気がしました。
CGだけは見る価値あり!
都市の崩壊、火山の噴火、山脈を超える津波などなど、CGシーンは圧倒的な迫力で素晴らしかったです。その点だけは見る価値あり。一方でストーリーそのものはご都合主義の連発。まあ、単純な感動モノには程遠い内容になってしまっています。お子様向けには良いのではないかと。
エメリッヒ最後のディザスターもやっぱりエメリッヒ・テイスト炸裂!
まずはじめに、この作品はジョン・キューザック扮するしがない作家の、
バラバラになった家族をもう一度ひとつに束ねる物語だ。
そのためには人類が滅亡してもかまわない、という勢いは全編を覆っている。
家族は未曾有の自然災害の渦中で、少しずつ元に戻っていく。
主人公のジャクソンが超越した不死身の人間であることは、
最初のリムジンのカーアクションでおわかりだろう。
そのあとは同じパターンをセスナ機でもう一度描いてみせる。
ここまできたら彼が死ぬわけがない。
これらのシーンは彼を殺させないための保険だ。
そうしてナイスタイミングの連鎖は彼の身を好転させていく。
そして、彼の家族はあらためて新世紀の船上で幸福なハグをする、
七歳の娘がようやくオムツを取れたことを喜びながら・・・。
しかしながら、実は彼の幸福の影で死んでいった人々にこそ、
真のドラマがあったことを忘れてはいけない。
この作品は、ジョン・キューザック扮するジャクソン・カーティスの存在を
別にすれば、比較的よくある群像劇として描かれている。
もうひとりの功労者である地質学者エイドリアン、
エイドリアンの友人で、この未曾有の危機を最初に発見した
インドの地質学者サナトム、
最後までホワイトハウスを離れなかった最後のアメリカ大統領、
最後の最後で父親として勇気を持って死んでいった
元ボクサーの実業家カルポフ、
など、感動的な要素は多いにあった・・・はずなのだが、
ありえない怒涛のVFXにこれらのエピソードはどうでもよくなる。
さらには、イエローストーン国立公園でDJかたわら真実を伝えようとする
チャーリー・フロストは、かの「インデペンデンス・デイ」のアル中パイロットを
彷彿とさせるいかれっぷりで、エメリッヒの作品世界を象徴している。
エメリッヒは、常にどんな難解な局面でもアメリカ人は楽観的であることを伝えている。
それが彼の描く作品の統一的テーマだと思う。
そういう意味で、この作品もエメリッヒ作品から外れない傑作となってしまったのだ。
しかしながら、切断され崩壊するビルの端でぶら下がる人間を描いてしまったら、
今後のディザスタームービーはこれ以上なにを描けばよいのか・・・。
そういう意味では、エメリッヒがこれを最後のディザスターとしたことは確からしい。
これ以上の映像はしばらくは描かれないだろう。
では今後エメリッヒは何を描くのか、そちらの方が逆に心配になったりする。
ところで、タマラってやっぱ死んじゃったのかなあ、
すごく適当な終わらせ方ですこしかわいそうになっているのは、
ぼくだけではないでしょう。
だいたい、予想は、付いたけど…
大方の予想を裏切らない、っていうか、あまりにもの御都合主義の展開で、「飛行機での脱出」シーンとか、「火山噴火を避ける」シーンでの、コントか?と思えるほどの"主人公とその家族"の御約束の「助かりっぷり」には、笑いを禁じ得ませんでした。てか、失笑…
壮大なスペクタクルCG映像の出来が素晴らしかっただけに,なんか,勿体なく,非常に残念…
コノ手のパニック物で、主人公的位置付けの登場人物をドコまで、ドウ生かしておくか?は、映画上映時間"枠"という制限の中では、確かに、難しい部類では、あるんでしょうが、…
不完全燃焼・・・
とっても期待してみてしまったので、なんだか訳がわからなかった。ドカーンドカーン地球危険〜避難〜。怪獣でも襲ってきたのかというようなシーン満載。家族愛で泣かせたいのか、泣かせたくないのか。大統領が死んでも心に響かないのはそこへのたどり着け方が微妙だから?なんだかとっても不完全燃焼な映画でした。残念。
エメリッヒ監督作ディザスター映画を楽しむためのルール
エメリッヒ監督作ディザスター映画を楽しむためのルール
■その1「主人公達が毎回都合よく生き延びていく」ことを気にしてはいけない。
それにしても、主人公達がぎりぎりで崩壊から逃れるよね。途中から、主人公達が崩壊から逃げてるんじゃなくて、「主人公達が通った跡がどんどん崩壊していく」ように見えました。まるでゴジラだ。
■その2「災害は突然終わる」ことに気づいてはいけない。
地殻変動が起きて、火山帯のあちらこちらで噴火してるのに、突然終わっちゃうってのもどうかと思う。中国・チベットエリアなんて普通マグマの海でしょ。
■その3「ラストに突然救いの道が開かれる」ことに突っ込んではいけない。
地球上でマグマが吹き荒れたら、火山灰が大気を覆ってしまって、地球上に長らく日はささないんじゃないでしょーか?
上記ルール1~3をしっかり理解して映画を観たものの、ご都合主義度が強すぎて、いろいろ突っ込んでしまいました。
イエローストーンを昼くらいに出発して、午後にはLAについてるような描写があったけど、普通に運転して2日くらいかかりますよ。
私もサンフランシスコからイエローストーンまで平均時速85マイルくらいで運転したことありますが、16時間ぐらいかかった気がします。
ジョンキューザックが運転するトレーラーに噴火した岩(火の玉?)がぶつかったときも、後部が燃えただけだったが、普通車丸ごとぶっ飛ぶのでは?
いろんな部分で萎えてしまいました。
映像はすごかったので、C+評価で。
アメリカンデモクラシーの終焉
『2012』を見てきたが、映像が迫力がある分、その設定の非道振りへの怒りが増幅させられた。
ハリウッドが地球滅亡の映画を撮ることは毎年吉例のことだからとやかくは言わない。しかし、今回の映画のひどさは、映画の世界にも新自由主義とやらが大手を振って登場した映画として銘記されるべきだろう。旧約聖書のノアの洪水の話を下敷きして箱船を造るというのはいい。そこに乗ることの出来る人類も限定されるというのも致し方ない。しかし、そこで選別されたのが政府要人やら10億ユーロ払えた富豪さらには遺伝子チェックによる人々というのだから、これは一種の優性主義、新たなナチズムではないか。さらにそこに加わるのが、大地が消滅するという情報をたまたま得たこの映画の主人公の家族たちで、彼らは乗船の権利もないのに不法に船に乗り込もうとする者たちだ。つまり、ナチとごろつきが船に乗り込むということである。強者のみが残るという点で新自由主義の原理が貫徹されていると言えよう。
オバマに合わせてアメリカの大統領は黒人なのだがこれもひどい。五大陸全体が水没する二日前になって、国民には全てを告げるべきだと地上の消滅をつげ、自身はその責任をとって箱船には乗らず市民と共に海の藻屑と消えるという選択をする。この行為にはどこにも英雄的なところはない。まるでかつての敗戦時の日本軍の指揮官のような無責任さである。そもそも3年以上前に陸地が海に飲み込まれるということはわかっているのだから、国民に知らせるならもっと早くに知らせて覚悟をさせるべきである。それが無用の混乱を呼び、返って人類の危機を増大させるというなら、最後まで口を噤むのが上にたつ者の役目だろう。それを最後の最後になって国民には知る権利があると言ってスピーチするのは、自身の疚しさを癒すため以外のなにものでもない。あまつさえ、自分は責任を取って箱船には乗らないという。その後の船の混乱は、彼がいわば敵前逃亡にも等しい乗船拒否という態度を取ったがためだ。それで本人の罪の意識は多少とも軽減されたかもしれないが、それは上に立つ人間のすることでは決してない。何十億という人間の死を決定した人間として、死ぬまでその重荷を背負って生きるべきだろう。こんな情けない大統領は初めて見た。監督のエメリッヒは共和党員でオバマが嫌いなのかと思ったりもした。
さらにひどいのが箱船に乗った科学者だ。肝心の情報を父親には告げるし、それまで多くの人間を犠牲にしたことへの良心の呵責から、取りあえず箱船の近くにいる多分数万人の乗船を各国の首脳に訴える。するとよりにもよって各国の首脳が舟の定員を超える、あぶれた人々の乗船を許可する。定員を超える人間を収容することは、船の安全性を損ねるに決まっている。映画では、部屋に随分余裕があるからといような言い訳めいた説明をいれているが、部屋の広さだけの問題ではなかろう。水や食料は大丈夫なのかと言いたくなる。つまり数十億の人間を見殺しにした罪の意識をわずか数万人を救うことで糊塗しようというのだ。
最も嫌悪を感じたのは、最後に主人公の家族が救出されて船の乗組員全員が快哉を挙げるシーン。これは、ちょうど氷の川に落ちて動けなくなった犬をレスキュー部隊が救出して、その様子を傍から見ていた野次馬が拍手喝采するというのに似ている。一方で日本だけでも年間50万等あまりの犬猫が殺処分されているのにだ。それらの家族を助けるなとは言わない。救出しようとするのは当然だ。しかし、彼らは乗船の権利もないのに不法に船に乗り込もうとして、その過程で船の運航に支障を来すことをしでかし、その結果生命の危機に陥ったのだ。動機といいまたその実際の行動といい、どこにも彼らの行為の中で賞賛に値するものはない(大体彼ら家族は逃げる過程で周囲にいる人間に危険を告げ、少しでも多くの人間が助かるように一度でもしただろうか)。そんな人間を救出して喜ぶのは、これまたそれまでに何十億の人間を見殺しにした罪滅ぼし以外の何でもない。
『アルマゲドン』にしろ『地球最後の日』にしろ、これまでハリウッドが作った地球滅亡ものに登場する人々は出来うる限り人類あるいは地球全体の救出を目的とし、そのために自身の命を投げ出すという行為に出ている。だから、彼らの行為にはヒューマニズムの精神があるのは間違いない。しかし今回の『2012』に登場する人々には一人たりとて人間の崇高さ尊厳を感じさせる人物が出てこない。だから、見ていた腹が立ってしかたがなかったのだが、さらに館内ではそこここからすすり泣く声が聞こえて来て、さらに気分が悪くなった。まったく嫌なものを見せられた。
2012 対策!!
2012年 太陽系 惑星の配列により更に、太陽が活性化が進む。(現実にも2006年より太陽活性化が始まっている)
2010年に 鉱山を利用した地底研究施設より、危険な調査データが報告される。 通常、物質を通過する(太陽から降り注ぐ無害なエネルギー)と言われるニュートリノが、物質に影響を与えている(分子を振動させ、熱が発生)というのだ。
という感じで、地熱が上昇しまくって地球がぶっ壊れていきます。
現在の世界情勢に則した内容で、かなり現実的です。ノアの搭乗券が10億ユーロ(130円=1ユーロ)だったり、搭乗する主な人種の比率など…、日本人が全然いなし…。
何より中国でノアを建設するといったあたりも現実的です。
世界情勢を通じて、楽しむも良し!!
家族愛を楽しむも良し!!
地球崩壊をほくそ笑んでも良し!!(笑)
いろんな観点から楽しめる映画です。
では、良いご鑑賞を!!
スクリーンで観てこそ価値がある作品
太陽の異常な活動によって、地球の内部が急激に熱せられ、地殻変動が起こり、人類は滅亡する。
そのことを3年前に察知したアメリカ政府は、各国の首脳に呼び掛け、極秘裏に人類の種の保存の為の計画を進めます。
偶然にも人類の滅亡と政府の計画を知った売れない作家ジャクソンは、家族を守るために、政府が密かに建造している「巨大船」に向かうんですが・・・。
今までにも「人類の危機」を描いた作品は沢山ありましたけど、地殻変動による大災害の映像は凄い迫力で、それだけでも見応えがありました。
ストーリーに関しては、人類の滅亡を知っている側の政府の人々と、知らない側の人々を交互に描くことで最後まで飽きずに観れました。
ハリウッド製大作映画の典型っていう感じでしたね。
人類を滅亡から救う手段も、巨大な船を造って洪水から生き延びるという、比較的現実的なものだったのでリアリティがあって良かったです。
宇宙船で宇宙に逃げるとか、宇宙人が助けに来るとかよりは納得行くんじゃないかと・・・(笑)
良くも悪くも映画館の大スクリーンだからこそ面白い作品ですね。
それにしても、この手の映画の主人公って、もの凄く強運ですよね(苦笑)。
映画館で観るべきですが・・・
迫力のある映画は、いつもDVDでなく映画館で観ています。
この映画も、予告や前評判で映像がすごいと聞いていたので、
絶対に劇場で観たいと思っていました。
映像のスケールの大きさから、やはり劇場で観て良かったと思います。
ただ、物語特有の結局は主人公家族が全員生き残る物語みたいな感があって、
いまひとつ泣けない部分でもありました。
生き残る為の家族の絆を描きたかったと思うのですが、
内容は厚い気はせず、運良くうまく生き延びた感が残るのは否めないと思いました。
長いし、新しくもない。 現代版「ノアの箱舟」
あえて言おう、クソであると!!
上映時間が2時間38分、劇場で見れば実質2時間50分と長大な割にやっていることは延々同じ繰り返し。
「災害だー!」「早くー!」「助かったー!」の繰り返しが続く。……苦痛。
たしかにCG?VFX?はスゴイ。金かかってるな〜、と感心した。
でも他には?
どこで泣けと?
箱舟に乗って助かったのは30万人ちょいで、アメリカや中国は完全に沈没。日本なんて余すところなく海の底と化した。
沈んだ大陸の代わりに隆起したアフリカを喜望峰として目指すところで映画は終了。
こういう、「みんな死んじゃったけど僕らは頑張って生きていこうね!」っていうのはどうかと思う。
全編で1時間30分くらいでいいし。
箱舟がザンジバル級巡洋艦みたいなデザインだったなあ。
ていうか、ノアの箱舟だよね?
鑑賞劇場:TOHOシネマズ梅田
映像の大津波。
ディザスターの王者、えめりっひ先輩が2012年にはすでに
日本は地デジ化していることを含め(モチ描いてはいません)
古代マヤ暦による2012年終末説をドーン!と描いてしまった。
えめりっひ先輩のことですから、映像面での手抜きはおろか、
これでもか!いやもっとだ!どーだ、すげーだろ!とまでの
地震、地割れ、噴火、津波、洪水などCG技術のオンパレード。
2時間半強の長さをすべて勢いで突っ走ってくれています!
…まぁ細かいことはおいといて、そういう意味ですごい作品。
もう世界では何が起ころうと(本当にそうなりそうなんだから)
疑う余地なし。のような状況下、確かにタイムリーだとは思う。
実際こんな風にたった3日で世界が終ってしまうのだとしたら、
あれこれ考えている余地などなく(私なんか方舟に乗れないし)
あぁ…って世を儚んで、波にのまれるんだろうな…と思うと
けっこう悲しい。まだやりたいことを色々考えてみたりする…。
が、今作を観ている間は、なぜか自分に緊迫感が迫らない^^;
なんていえばいいのか…有り得ない展開とは分かっていても、
私的に有り得ないだろ。と思うところが今作の人物背景にある。
まず主人公の離婚理由が分からない。お互い未練タラタラだし。
なぜ国立公園で危機を察知したのに、わざわざ地割れしている
家に帰ってこい、なのかも分からない。余計危ないじゃないか。
地割れが追いかけてくる道路をカーチェイスする度胸も凄いが、
(雇われ運転手のドライブテクとはまず思えない。)
さらに、現夫T・マッカーシーは飛行機操縦までやってのける!
あんなに頑張らせておいて、あのラスト…?はないだろ~に。。
世界を壊す前に、家族を壊すなよぉ~と泣けてきてしまうのだ。
まぁそんなことを言ってみても…。
結局世界が滅んでしまえば、生き残る人間などほんの僅か。
中国で作った方舟だから中国人が有利♪なんてこともまずない。
怒涛のごとく一気に観入ってしまう本作の後に残る空気は薄い。
酸素を吸える有難み…どこかの感想にも書いたことがあるけど、
どうせなら私はこうして映画館の椅子で最期を迎えたい…などと
毎度同じことを考えてしまうのだった。昔から進歩がないけど。
えめりっひ先輩、私はもっと長く地デジが見たい!
(波よ私の過去を洗い流しておくれ。なんて冗談でも言えないな)
アトラクションとして楽しもう
これは「映画」ではないかな。。。アトラクションとして楽しむのが正解だと思います。ほとんど内容はないのに結構長いので(2時間38分)見た後結構疲れてました。
2012
エメリッヒの作品に中でも最大のスケール、映像技術を見せてもらえた。
大画面のメリットその迫力にはただただ脱帽。
ダニーグローバーの1シーンが印象に残りました。
方舟に乗るのは老人より若いこれからの人をと言うセリフ!!!
それと人類の再出発地点がアフリカというのも人類の発生がアフリカの中央構造帯からとに掛けているのですか? x-men
なんともハルマゲドン的な映画
あの『ハルマゲドン』のバージョン違い的な作品。
人類滅亡の危機を最新技術と自己犠牲的精神で乗り切って行く主人公、そしてその家族…ってヤツ。
出てくる役どころも合衆国大統領、各国首脳、若い科学者などお決まりです。
主役のキャラクター設定と地球滅亡の原因、そして人類を存続させる手段が唯一の見所でしょう!?
話はいたって単純です。
ただ、唯一感心したのは子役がよくがんばっていたことですね!
水中での演技なんかあの学齢でなかなか出来るものではないと感じました。
以上…。
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