長い長い殺人
劇場公開日 2008年5月31日
解説
東京郊外で殺人事件が発生。被害者の男性は、車ではねられた上に激しく殴打されていた。男性に多額の保険金を掛けていた妻・法子と彼女の愛人である塚田が捜査線上に浮かび上がるが、2人には完璧なアリバイがあり……。登場人物の財布を通してひとつの殺人事件を浮かび上がらせるという斬新な手法でベストセラーとなった宮部みゆきの同名小説を映画化。キャストには長塚京三、仲村トオル、大森南朋ら実力派俳優が集結した。
2007年製作/135分/日本
配給:WOWOW、エスピーオー
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2019年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
章ごとに映画は進む。
前半の章では登場人物、ストーリーが全くクロスしないので、
短編オムニバス?
あれ?おわった?
と、心配になりかけモヤッとしかけたときにビシッと繋げて一気に引き込まれる。
サスペンス物なので「誰が犯人なんだ」と考えながら観ているまでが充実してるが、終盤の理由付けがなんとも惜しい。
こんな事は無いわと、共感できなかった。
俳優陣の豪華さは贅沢の極み。
今頃観ると、当時駆け出し俳優達も今じゃ主役級や名脇役ばかり。
最後に。
何が長い長いなのか分からないまま終わってしまった。
2019年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
タイトルに"長い長い”とあるんでずっと何が"長い長い"んだろうと思って観ていたんだけど、結局なにが長かったのか不明のまま終わってしまった。
事件関係者10人の財布が次々語っていく構成。原作未読だけど原作は全部お財布さんの語りだけで構成されるんだろうか。映画版は財布の声がナレーションとして要所に挿入され、後は普通に役者が演じている。この10個の財布の声にそれぞれキャラ設定があって声も全部違う人がやっているんだけど、これがキツイ。まず声にキャラがついてるから前に出てくる。でも登場回数少ないから受け止める前に終わる。小説版では読者は財布視点で読むんだと思うんだけど、映画版では何の視点で観ていいのか良くわからない事になってしまっていると思う。
登場人物も多くて、それぞれのエピソードも犯人像を浮かび上がらせるのに欠かせないとは思うけど、長い!
つまらなくはないけれど、いまいち盛り上がりに欠ける淡々とした感じ。
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