「「主人公の闇」は必要?」闇の子供たち ばっちさんの映画レビュー(感想・評価)
「主人公の闇」は必要?
クリックして本文を読む
人身売買という題材や生々しい描写は見る価値があった。
気持ち悪いおやじが少年を買ったり、買われていた少年が大人になって仲介人をしていたり、
さらに売春した子供が病気になり使えなくなったらごみ袋に入れて投棄するのは衝撃的だった。
ただ、そこにストーリーが上手くはまっていなくて残念。
特に最後、主人公が過去に少年を買った、という事実がわかるが、、。
もし主人公もペドフィリアであるなら前々からそういったヒントをわかりやすく入れるべきではないか。
私がみた感じでは、そのシーンがいきなりすぎて、江口洋介の絶叫も興ざめでした。
あと妻夫木君のカメラマンがやっぱり仕事やります!とタクシーから降りる下りもクサすぎる。
ラストに向かうに連れて、ストーリーが収束せずまとまりが感じられなかった。
映画にするなら軸に沿った何かしらの結論のようなものを提示してほしい。
半ドキュメント的に見るにはいいのかなと思う。
コメントする