「その道の一流の表と裏を知ること」プライド shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
その道の一流の表と裏を知ること
クリックして本文を読む
映画「プライド」(金子修二監督)から。
原作は、漫画家、一条ゆかりさんの同名コミックを映画化。
さて物語の序章、レコード会社副社長役の及川光博さんが
「成功の秘密」を教えてあげようか、と主人公の1人に近寄る。
ひとつは「どんなにみっともなくても、
与えられたチャンスに食いつくこと」
もうひとつが「その道の一流の表と裏を知ること」
私は特に、2つ目のフレーズに引っかかった。
与えられたチャンスは逃すな・・は、表現は違えど、
何度か耳にした発想であったが、
「その道の一流の表と裏を知ること」という視点は
なかなか面白いと思った。
「一流になりたかったら、超一流を経験しなさい」、
そう教えられたことがあり、以後、心に刻んでいたが、
今回のフレーズは、また違った心構えとなった。
どの世界にも、必ず「表」と「裏」が存在する。
「表」だけを知っていても、「裏」だけを知っていても、
それは「成功」には、ほど遠い。
だからこそ、その道で成功したければ、
「裏と表」を知るべきである、とは、妙に説得力がある。
どうせ少女漫画の映画化、とあまり期待してなかったが、
どうしてどうして、51歳・男性でも意外に楽しめた作品である。
コメントする