「気分はブロードウェイ♪」ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 saruk1さんの映画レビュー(感想・評価)

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5.0気分はブロードウェイ♪

saruk1さん
2008年11月4日

泣ける

楽しい

興奮

仰々しい予告編が終わり、
コーラスラインのオープニングが流れると

テンションは一気にブロードウェイ。

カメラはオーディション会場前の
長い長い列をクローズアップしていく。

それは、世界中から集まった、
ブロードウェイ、 それも
コーラスライン再演の舞台に
立つことを夢見る、3000人ものダンサーたちだった。

選ばれるのは、

たったの19人。

そして、いま熾烈なオーディションが始まる―

コーラスラインは、

オーディションに集った
ダンサーたちの正直な気持ちを聞き取り
ミュージカルにアレンジしたもの。

原案・振り付け・演出は
マイケル・ベネット。

16年の時を経て
再演が決定し、

この映画は
そのオーディションの様子を
追ったドキュメンタリーなんですね。

まさに、「コーラスライン」そのもの。

映画はテンポよく展開されています。

パンパンパンパン

気持のよい手拍子。

さながら、そのリズムに
合わせるかのよう。

ダンス審査のシーンや、
マイケル・ベネットの映像、
ダンサーたちへのインタビュー、
審査員の審議の様子。

それらが
うまく構成されていて、
臨場感を味わえるのね。

小さい頃からコーラスラインに出ることを
目標に踊り続けてきた女性。

昔の栄光を取り戻したいという女性。

オリジナリティあふれる
ダンスを披露する男性。

豊胸した谷間を強調しながら歌う女性。

ゲイであることを告白する男性。

様々な境遇の彼らだけど、
でも、共通するのは、

そう、

ダンスを愛しているというコト。

身体全体に、

つまり、

ステップしたそのつま先や、
腕を振り上げたその指先までに、

思春期の不安定なココロの内や
リアルな葛藤の様子、

そして何より、踊る喜びが
表現されている。

ダンサーは鏡に映る自分を見つめ、
自己成長を遂げる

映画の中で、
そう語られていた。

鏡の中の自分は嘘をつかない。

ダンサーは常に、
自分と向き合わざるを得ないのだ。

それって、すごく
パワーの要ることじゃない?

勇気も要るよね。

さるきち、鏡で自分の姿を
見るのって嫌だもの。

目を覆いたくなっちゃうもの。

でもダンサーはそうはいかない。

だからこそ、
美しく舞うことができるのか。

“The dance and the Mirror”

舞台中央でひとり舞う
キャシーの姿を、
さるきちは思い出しました。

ソロのダンスシーン。

華麗でダイナミックなその踊りは、
どこか悲愴感を漂わせながらも、

でも、それさえ凌駕するダンスへの情熱が
身体中から満ち溢れていて、

さるきちの目は釘付けとなる。

彼女の三方を囲む鏡は、
彼女のどんな姿をもとらえる。

まるで逃がさんぞとばかりに。

そして彼女は踊るのだ。

自分自身に負けないように。

ダンスは、彼女の人生そのもの。

それが、きっと観るヒトのココロをとらえるのね。

一瞬一瞬に賭け
自分を輝かせるダンサーの姿。

合格の通知に
歓喜の雄たけびをあげる姿。

挫折感を隠しながら
会場を後にする姿。

いつまでも夢は持ち続けたいと語る姿。

そんな純粋でひたむきな彼らの姿に、

涙を流したのは
さるきちだけじゃないわよね。

そして、だからこそ彼らは歌えるのです。

“What I Did for Love”

悔やまない
選んだ道が
どんなにつらく
この日々がむくわれず
過ぎ去ろうと

泣かないわ
好きだからこそ
命燃やした
この日々に口づけして
別れよう

ああ この愛を
胸にいだき
明日を生きよう

コーラスラインを観たことがあるヒトには
絶対におススメの映画です。

舞台への理解、愛着が深まると同時に、

嗚呼、ブロードウェイに行って
もう一度観賞したいっっ

という衝動に襲われるはず。

さるきちも、ニューヨークに行かねばっ。
もう一度、感動を味わいたい。

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saruk1
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