パンダフルライフのレビュー・感想・評価
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美人でしょ?腰もきっとしまっていて
映画「パンダフルライフ」(毛利匡監督)から。
単純に、パンダの暮らしを紹介するドキュメンタリー映画。
ナレーター役の女優・管野美穂さんの声も画像に合っていた。
パンダの子育ての様子は、ほとんど知らなかったので、
とても興味深く見ることができた。
今回の一言は、中国の四川省にある「成都大熊猫繁育研究基地」
(パンダを絶滅から救おうとしている施設)に働く飼育係の言葉。
思わず「クス」っと笑ってしまい、メモしてしまった。
どうみても「(垂れ目で)美人ではない」し、
上半身と下半身の境なんてわからないのに、まじめな顔して
撮影クルーに向かって呟いた「腰もきっとしまっていて」は、
彼にとっては、パンダは本当に可愛いんだな、と感じさせた。
映画によると、パンダは、氷河期に食べ物がなく、
肉食動物から草食動物へ進化していったようだ。
作品のキャッチコピー
「毎日に疲れたら、有休とってパンダしよう」を目にして、
「ゆっくり流れる平和な時間を過ごそう」と読み替えてみた。
パンダだけは、なぜか今でも、あのしぐさを見ると
誰か人間が入っているに違いない、と思ってしまう動物である。
パンダのおやじ。
ただ、可愛~い♪癒された~い♪の一心で観に行ったのが、 案外しっかりとしたドキュメンタリーだったので驚いた。 とはいえ、彼らのおとぼけムードいっぱいの映像に、 ほんわかふわふわと彼らが転がり遊ぶ様子は、激カワイイ☆ それにしても。。 絶滅の危機にあるパンダの生育には並々ならぬ努力が施され、 人間&パンダの両面において、とても勉強になったのは確か。 胡散臭いドラマ仕立て(最近そういうナレーションが多い) と思いきや、菅野美穂のほのぼのした語り口はかなり絶妙で 和歌山から中国へ旅立った兄弟のその後には、ちょっと泣けた。 パンダって、ものすごく人間ぽいのだ。 寝ているパンダに飼育員が餌を投げる…が、まだ寝ている。 そこで何度も何度も名前を呼ぶと「え?あ、なに。オレ? あぁ~餌ね。ハイハイ。」みたいな感じで起きてくる(爆) …そしてあぐらをかく。食べる。まるでどっかのお父さんだ^^; 可愛いとは言い難い、そのしぐさや表情も。 ひねくれてケンカをするし、なんと想像妊娠までする!(爆) こんなに喜怒哀楽が激しい動物だとは思わなかった…。 残念ながら、先日日本で生まれた赤ちゃんは亡くなったが、 双子を産むパンダは、基本どちらかしか育てないのだそうだ。 それを人間は交代で抱かせ、おっぱいを飲ませ、育てさせる。 どうも最近の中国には、いい印象が持てないのだけれど(汗) この「成都大熊猫繁育基地」での彼らにはとても好印象^^; 未熟児灰色パンダの発育過程には、かなり感動。。 パンダの生きざまから生命の不思議を教わった気がする。 おそらく好き好きが分かれるタイプの映画…だろうけど、 学生の頃まで獣医か飼育係になりたかった自分なので (あまりに脳密度が足りなくて方向転換…) 動物の為に生きている彼らを見ると、つい感情移入してしまう。 危機に瀕しているとはいえ、パンダたちは彼らをこよなく愛する 人間に手厚く保護されている、一握りのラッキーな動物なのだ。 (人気アイドルの道は険しいというのが、人間と同じねぇ(T_T))
納得できず
パンダ好きなので期待して見に行ったのですが、イマイチ納得できませんでした。 地震前の映画撮影だったにもかかわらず、パンダの聖地である臥龍のセンターは、全く出てきません。日本の映画会社は、こんな映画をいつまで作り続けるんでしょうか?こんな程度なら、テレビ番組かビデオで見れば十分だと私は思いました。 キャラクターのパンダのイラストも、私の周りでは大不評です。いまどき、こんなイラストをよく採用したなと驚きました。
かなり厳しいものがあります
パンダを愛して止まない知人に付き合って観に行きました。
そんなわけでもともとあやしいなあと思ってはいたのです。
可愛いパンダが見れればそれで満足という人が観に行くような映画であろうから、真剣に論評するのも大人気ないと思っていました。
楽しみは人それぞれですから。
しかし実際に観てみるとそういうレベルの話では無いのです。
なんとパンダ大好きなはずの知人ががっかりしていたのですよ。
私を付き合わせた手前ものすごくバツが悪いらしく、気の毒なくらいでした。
まず「ドキュメンタリーである」との表現がそこここに見られますが、ドキュメンタリーとしてはまったくもってお粗末。(まあ判ってはいましたが)
何が言いたいのかさっぱり。
ドキュメンタリーを期待して観に行く人はあまりいないと思いますが、厳しいですね。
では可愛いパンダ映像集として観るとどうか。
というとこれまた今ひとつ厳しい感じなのです。
私には「愛が足りないなあ」という風に感じられました。
愛犬家が自分の犬の写真を人に見せるときの、あの感じが無いのです。
もっと可愛い画は撮れるんじゃないですかねえ。
(可愛いの基準が違うのかもしれません)
パンダを題材に映画を作れば世のパンダ好きどもが観に来るに違いない、と思って作られたかのような印象です。
そうやって作った作品に「癒されたいなら有給とってパンダ」みたいなキャッチコピーをつけて、ついでに菅野美穂の名前を添えて、パッケージのイメージや雰囲気だけで客を集めようという、なんだかパンダ好きを愚弄した商いに見えます。
たとえば、これだけパンダを中心に据えておきながら、あってもよさそうなパンダ保護へのチャリティー企画とか、大地震でダメージを受けた中国の施設への募金活動とかありません。映画館で販売しているパンダグッズも収益金の一部がパンダの保護のために寄付されたりする様子はありません。
(私が見落としただけかもしれません。だったらごめんなさい。でもそうだとしたらアピール足りな過ぎですよ)
別にそういうことするのがいいと思ってるわけじゃないですけど、なんだか妙な感じです。
やはりこれはパンダを愛する人をターゲットにした、集金システムなのでしょうか。
パンダたちのために、パンダが好きな人たちのために、という視点がまるで欠如していて、そこに作り手側の愛を、誠意を感じられないのです。本当ならこの映画を観たパンダ好きたちはもっと幸せになってもいいはずです。
こういう映画が商いとして成立してしまうのはあまり好ましいことではありません。いつまでもこんなことしてちゃ駄目です。
もっと志の高い映画が増えて欲しいです。
かわいいけれど、2時間のドラマとして編集してほしかったです。そうだよねぇ『アース』のシロクマくん!
ドキュメンタリーとして、パンダの映像はかわいいです。特に小パンダのお茶目な仕草なんて、思わず頬が緩んでしまいました(#^.^#) それでもやっぱり2時間の劇場映画にするのに、ただ愛らしいパンダがいっぱい写っている映像だけでは、もの足りませんね。 もちろんいろいろ工夫はしています。 ドキュメンタリーと思っていたら、冒頭のパンダの800万年という長い時間の進化の中で、どうして肉食がササ食に変わったのかが紹介されています。 またパンダの子育てや群れを作らない事情など、うんちくも豊富に盛り込まれて、これ一本でパンダ博士になれそうな内容です。 そしても救いなのが、赤ちゃんパンダの成長ぶり。1年かけて密着するドキュメントの中で、手のひらくらいの赤ちゃんパンダがまるまる太った子パンダに成長する変化の差が大きく、その成長物語としては楽しめました。 但し動物ドキュメンタリーとして、「北極のナヌー」と「アース」と比べると、ストーリーラインがまとまっていません。 交尾(セックスシーンもばっちりありましたよ)→出産→育児→子別れと一通りの素材はあったのもの、一つのエピソードとしてバラバラであり「アース」のようなむ一貫したストーリーにはなっていないところは、もう少し工夫があっていいものと思います。 それでも、子別れのシーンはグッと胸に迫るものがありました。 いつまでも子育てにかまけていると、パンダのお母さんは女としての情を失ってしまうそうです。それでは、パンダの繁殖に大問題です。しかもパンダの発情は毎年初夏の3日間限定なのです。 お見合いも、情事も一発勝負。それを逃すと子を宿すチャンスを失ってしまいます。そこでかわいそうだけども、発情のために無理矢理子供を引き離してしまうのです。 子供を奪われたパンダのお母さんはしばらくは茫然自失。精神的にショックを受けて、うずくまる姿に泣けてきました(:_;)でも1週間すればケロリと忘れてしまい、新しいフィアンセを売れ入れる状態になってくのだそうでご安心を! 動物好き方には、お勧めですね。 小地蔵的には、かわいさでは来週見るグーグー(子猫ちゃん)に軍配をあげたいです。
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