劇場公開日 2009年3月20日

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「No=たのしい事を捨てる」イエスマン “YES”は人生のパスワード くまのさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0No=たのしい事を捨てる

2015年4月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

幸せ

「イエスマン」というタイトルから想像したのは「自分を持たない、イエスしか言えない人間がどうなるか」でした。(サブタイトルは見えてません笑)
自分は「我の強いノーマン」で生きる楽しみがありません。イエスマン、というと今まで悪い先入観を持っていたのですが「イエス」を言い足りないのだと映画を観て痛感しました。

イエスと言ったあとは…なにが展開されるかは分からないし気が乗らなければ面倒くさいし、それが自分にとって「いいもの」じゃない事もあると思います。「イエスなんて言うんじゃなかった!」と思う事の方が多いのでは、と何となく思うけど「なにかを」感じることは「無」よりとても素敵なこと。感じたことの中から、自分がどんな人間かを知っていき、また周りの他人のことや人間という生き物を知っていくのだと思いました。
友人(?)のニックが「俺は人生を謳歌してたよ」「人生を楽しめ!」って言ってましたが心に響きました。銀行の窓を石で割るシーンからわくわくが始まり、セミナーが始まるとドキドキ!とても興奮しました。
沢山のイエスがあるからこそ恋人からの同居(同棲?)の申し出に戸惑ったイエスが引き立ち、「一緒にいたいけど簡単に出せる答えじゃない」という、「ノーの中にある真剣さ」を知り感動しました。ノーと言っても一所懸命に真剣に生きている。

ものすごく面白かった…!(笑いという意味ではなくて)
深いメッセージが次々に飛んできて問いかけられてるかのようなのに、明るくたのしく描かれているので重くなく気軽に見れる。スピード感が「どう転ぶか分からないのだから深刻に考えずに果敢に「イエス」していこうぜ」と言ってるようにも見れました。明るくいこう、そんな風に思わせてくれるパワーを頂きました。大好きです。

くまの