「想像通りの「良作」」イエスマン “YES”は人生のパスワード luna33さんの映画レビュー(感想・評価)
想像通りの「良作」
想像を上回る事も下回る事もなかったが悪くはなかったと思う。ジム・キャリーだし、明るく軽くで良しとしよう。とは言いつつも「とにかくYESと答える」という誓いは意外に深いぞと思ったのも事実だ。
誰しも日々の日常の中で、何かちょっとした事でも「まずは受け入れてみよう」と思うだけで、ほんの少しだけ人生が変わるかも知れない。この「気づき」があるかないか、これは人生において実はものすごくデカい事なんじゃないかなと個人的には思っているのだ。
以前に堀木エリ子さんという方の「物事は〝できる〟という前提で考えます」というお言葉を聞き、非常にシンプルでごく普通の事を言ってるだけなのに強烈にハッとさせられた記憶がある。こういう事に気づくかどうか。気づける自分で居るかどうか。ここが分かれ道なのだ。まあこれも言葉で表現するだけなら簡単なのだが、本当にその感覚を持って生きていくのは意外に大変だったりする。だって人は自然にネガティブになってしまう生き物だからね。
この作品は、本当に人生を左右するのは人生の中で起こる様々な「出来事」ではなく、それを自分が「どう受け止めるか」なのだと改めて教えてくれたと思う。
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