「何も考えないようで、考えるようで、考えない。」イエスマン “YES”は人生のパスワード よもぎさんの映画レビュー(感想・評価)
何も考えないようで、考えるようで、考えない。
クリックして本文を読む
このところ、陰鬱な映画ばかり観ていたから、
こういう映画は何となく染みちゃう。
ひたすらハイテンションのジム・キャリーの道化っぷりを眺めたあとに残るのは、なんだろう。
何となく、何か深いところに触れるようで、いや、触れてないか?と思ったりして、ちょっとだけ不思議な感覚になる。
基本的にYES!の姿勢は良いものかもしれない。
結果的に、そのおかげ?でカールは孤独で退屈な夜を抜け出して、レッドブルでガンギマリしたりするし。
けど、何でもかんでもYES!であることは、たまに人との軋轢を生んで、大切何かを損ないかねない。
結果的に、寛容なYES!の中で繰り出す、とっておきのNo!が有効なときもあったりする。たぶん、その逆も然りで。
最後にそういう姿勢を見出したカールは、どうだろう。幸せになれるんだろうかな。なれたらいいな。
とにかく少しだけ、ハイテンションなジム・キャリーに引っ張られて、テンションが上がってしまう映画。
コメントする