劇場公開日 2009年3月20日

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「10時59分ならいい」イエスマン “YES”は人生のパスワード Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.510時59分ならいい

2016年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

幸せ

総合70点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 最初は粗い出鱈目な物語だと思いながら観ていたが、それでもジム・キャリーの喜劇なんだからこんなもんだろうということで納得していた。ところが展開の中で何気なく出てきた事柄や人物がその後に意味を持ってくる、とはいってもそれもかなり強引だが、とにかく伏線をことごとく回収していくのに感心した。小さなことですら後になって大きな出来事になって返ってくるので、そういうふうに繋がってくるのかと新鮮だった。
 ジム・キャリーは彼らしい存在感だし、何をやっているのかちょっと謎な相手役のズーイー・デシャネルも良かった。「11時は駄目だけど10時59分ならいい」というわけの分らない歌も、わけの分らない彼女に似合っていて印象に残った。『500日のサマー』のときの役柄よりもずっと気に入った。ただしネブラスカ旅行の後の彼女の頑固な態度は少し心象が悪い。

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Cape God