「違和感が残る仕上がり・・・」かいじゅうたちのいるところ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
違和感が残る仕上がり・・・
絵本の映画化といえば、「ジュマンジ」「ポーラー・エクスプレス」などのオールズバーグの専売特許かと思いきや、センダック。メチャクチャ有名な絵本なので、もちろん知っていた。こんな内容だったかなぁと思って、映画を観てから、見直した。言葉もほとんどない、短い絵本をよく1時間41分の映画に仕立てたと思った。でも、私が違和感を覚えたのは、かいじゅうたちを描きこんだせいかもしれない。かいじゅうたちに名前を与え、かいじゅうたちの葛藤まで描いているせいだ。あくまでマックスが主人公の作品。マックスが狂言回しのように見えてくるのがマイナス点。でも雰囲気は充分映像化できていると思う。わざと着ぐるみにした点や、マックスを演じた子役も評価したい。
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