「不思議な着ぐるみ効果。」かいじゅうたちのいるところ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な着ぐるみ効果。
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原作の絵本も読んでみた。(珍しく^^;短かったし。)
明らかに子供向け。というより昔子供だった、大人向け。
冷静なオトナになった今(ホントに?)
あの傍若の限りを尽くした子供時代が懐かしく思える…。
子供なんて、ホントこの通りですからねぇ^^;
うちは息子だったから余計そう思うのかもしれないけど、
常に「お母さん命!」はもちろんのこと、
世界で一番可愛いのは自分だと信じて疑わないのが♂。
心にかいじゅうを飼っているどころか(爆)
そのまんま、かいじゅうといっても過言ではないでしょう。
自己顕示欲の塊→暴走を始めた。という程度の、
本当に些細で繊細な男の子の心の冒険を描いた絵本が
ま~よくこれだけの長さ(正直、ホントに長かった^^;)に
映画化されたものだと思いつつ、ではビジュアル的に
どうなのか…というと、着ぐるみ!!なのだ(懐かし~い)
かいじゅう、つーよりぬいぐるみ系。可愛いかは疑問^^;
そもそも主人公の少年がやっていること自体が可愛くなく、
反抗的…となれば、かいじゅうもあのくらいじゃないと!?
どこの世界にも自分を王様だと(認められたい)思い込んだ
どうしようもないオトナがいたりするものだが、
この子のように、子供の頃にその実体と挫折を味わえば、
母なる大地に勝るものはない、おかあさ~ん♪となる訳で
こういう単純で情けないところが男の子の持ち味だと思う。
納得いかなくても^^;それが母性を擽ったりするわけだ。
絵本にはもっと単純で分かりやすい軽やかさがある。
S・ジョーンズはちょっと悩ましく弄りすぎた気もするのだが。
(いまでもかいじゅうを飼ってるの?じゃ女の子って妖怪?)
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