「もこもこ雲」きみの友だち くりさんの映画レビュー(感想・評価)
もこもこ雲
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原作 重松清さんの作品です。
好きな本多いです。
小学生の時に雨傘の取り合いから
交通事故にあい片足が不自由になった
子の話です。
主人公の恵美は事故の原因に関わった
同級生を恨み孤立していたが
体の弱い由香との学校生活を通して、
人間性を成長させていきます。
「私はみんなを信じない。本当に大切な
人がそばにいれば、いい。」
知り合いだけの空気の付き合いではなく
恵美が人生を通して獲得した
付き合い方の本質がささります。
印象に残ってる
二人の思い出の会話シーンでは、
「ずっと一緒にいていい?
私途中でいなくなるかも知れないけど、
思い出沢山残って死んじゃうのいやかもしれないけど。いい?」
「あたりまえじやん」
たとえ、その人が亡くなっても、
心を通わせた経験は、
自分と相手との距離感や付き合い方の
基準になり、
そして、その想いを心にしまって
自分独りのアイデンティティーを
作っていくんだと思います。
心の物差しをもっている人は
その人にとっての大きな個性となって
また、その人に関わる人にも
いい影響を与えていくと思います。
一番印象的だったのは、
由香が亡くなった後の病室のベッドに
寝転んだ恵美は、天井にあるものを
見つけるのですが、
これには
堪えがたい衝動が…
最近、人との関わり方悩んで、
昔どうしてたかなーと
思う人に。
おすすめ。
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