トイ・ストーリー3のレビュー・感想・評価
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人の運命への対処方法を教えてくれる、人生の処方箋のような映画
これまでのトイストーリーシリーズの魂を見事に継承した作品
この映画の中で
「おもちゃは必ず捨てられる。子供が成長すると必要なくなってしまう。」
というおもちゃの運命が大きな焦点となる。
一見バカっぽくて笑える設定なんだけど、実は結構深くて、
「人は必ず死ぬ。その運命からは逃れられない。」
「愛はいつか冷める。その運命からは逃れられない。」
「別れの時はいつか来る。その運命からは逃れられない。」
といった人間の運命に重ねることができる。
だから観客は、ただのおもちゃのストーリーではなく、自分のストーリーとして観てしまう。
運命からは逃れられない。そして多くの場合、運命は恐怖だ。
だって、「いつかは死ぬ」「永遠の愛などない。特別な存在ではない」「親がこうなんだ。自分もこうだ。」なんて四六時中思っていたら、生きることは虚しく、苦しく、退屈なものになってしまう。
では、運命という恐怖に対処するために、我々はどうすべきなのか?
運命に挑戦するか?まぁそれもカッコいいけど、もっと楽な対処法がある。それは仲間を大切にし、たとえ将来成功を得ることができなくとも、毎日楽しく生きることだ。毎日楽しく生きるとは?どうやればいいのか?簡単だ。仲間とバカなことを話して笑えばいい。この映画はそれを教えてくれる。
映画のラスト。アンディは、ウッディの新しい持ち主に対して、自分の魂をしっかりと継承して終わる。
ジョン・ラセターが継承したように。
大切にしたい気持ち
1よりも2が好きだったけど、
2よりももっともっともっともっと3が最高!!!!!!
こういう映画ってあまりない気がする!
大好きなBTTFも結局一番好きなのは1ぢゃし。
初の3Dだったけん不安やったけど、
トイストーリーの間は気にならんかったよジェシー
予告はちょっと酔いそうになったけど・・・ナルニアとか・・。
ネタばれになるけん詳しくは書けんけど、
ドキドキしたり、ハラハラしたり、悲しくなったり、寂しくなったり、
感動したり、可笑しかったり、でも最後に襲ってきたのは切なさでした。。
ほんまトイストーリー3最高!!!!!
トトロも一瞬出てくるくらいかと思ったら
結構な割合で存在感をアピールしてました笑
おもちゃの宿命とそれへの答えを示した感動作
95年、初のフル3DCGアニメとして世界を驚かせたトイストーリーの三作目です。
本作の序盤では、アンディのおもちゃ遊びのシーンが入り、西部劇の世界なのに宇宙船や恐竜が登場するというハチャメチャな展開に一気に引き込まれました。
ですが、そんな楽しい遊びも実は過去の話。
アンディの大学進学により、「おもちゃと子どもはいつかは別れる」という2から語られていた重要な宿命が、ついにウッディたちの身に起きてしまいます。
トラブルに巻き込まれて外の世界に……という展開はこれまでと同じですが、今度は帰ってももうアンディとは遊べません。
そこが本作と前作の明白な違いであり、この問題にどんな答えを出すのかというのが本作の芯と言えます。
おもちゃたちが立ちはだかる試練を頭脳と行動で(皆の作戦行動が妙に場慣れしていて面白いです)突破し、やがて新しい持ち主ボニーと出会うことで円満な解決を迎えます。
ラストの「あばよ。相棒」は、シリーズを追ってきた者としては本当に感無量であり感動しました。
ちなみに本作にはトトロが登場します。
しかも瞬きや笑い方といった仕草がオリジナルそっくりであり、しかも一言も喋らない。
正にトトロをよくわかってるからこそ出来る描写であり、エンドロールにまで出てくるので日本人としてとても嬉しく思いました。
そういった細かい良さも含めて、本作はトイストーリーシリーズの一つの終わりとして、迷いなく五つ星を付けられる傑作です。
感動
friend
1からずっと見てきましが、アンディーや隣のいじめっ子が大人になった...
トイストーリー、3作目にして最高傑作!
3作目でもすごい
受け継がれる美しさ
オープニングとラストは最高も最高。
全体を通して、持ち主である子供とおもちゃの絆、そして別れを描いた傑作。
子供の時大好きだったおもちゃとの別れは、誰もが経験する出来事だろう。いつのまにか…友人や家族の手前恥ずかしかったり、つまらない理由が殆どだ。そして後から考えると、少し心が痛む。
中盤はテーマは変わらないが、アクションがメイン。笑えるシーンは沢山あるものの、正直、疑問点も少なくない。ピクサーでたまにある悪役の扱い(改心してはだめなの?)とか、子供の遊び方がそこまで凶悪ではなかったりとか、案外諦めが早かったり…とか。
それでも、終盤のアンディとの絆では号泣。アンディがおもちゃを手放すことに躊躇する仕草など、本当に愛していたことがひしひしと伝わる。
結局おもちゃ達は、物語当初とは真逆の選択をする。「2」と同様、おもちゃは遊んでもらってこそ。それはとても悲しいけれど、受け継がれていく愛情や友情を考えると、とても美しい。こんなに希望に満ちた物語は、久しぶりだ。
アニメで魅せる非日常
このアニメはおもちゃが人間のように動き回る物語なので、現実的にはありえないことですよね。おもちゃに命が宿っているということですから。そしておもちゃが勝手に動き出すなんて人間は知らない。
人間達が知っている日常の裏ではおもちゃが冒険をしてるなんて、なんと面白いことか。面白くないわけがない!1.2通して観てきましたが、この作品は日常の中の非日常をみせるのがすごい!おもちゃ達が周りの道具を駆使して脱出するシーンは全編通してあったシーンですが、個人的にそこが1番好きです。
普段気付かないようなところも、アニメだからこそ、お!へー!なるほどね!と気づくことがある。アニメの一つの魅力だと思います。トイストーリーは非常にここが魅力的だと思います。そして3になってから明らかに3DCG技術が進化している!と思いました。
今回の物語はおもちゃ離れをしたアンディに捨てられるのを恐れるおもちゃ達が奮闘するという物語ですが、最後の物語としてふさわしいテーマだと思いました。おもちゃが使い古されて捨てらてしまうといのは運命でしょうがないことだと思うのですが、最後どーなるのか、とハラハラして観てましたが、個人的に納得の終わり方です。ご都合主義なんだけどね。トイストーリーは適役が最後に痛い目をみるという終わり方ですが、トイストーリーはこれで良いと思います。おもちゃが人間の同じ感情を持って復習や裏切りをする、面白い!
アニメは前半にコメディ色をぶち込んで、後半はシリアスに、というのが鉄板ですが、この作品は見事にそういうところを映し出していて素晴らしい作品でした。笑い、感動のバランスが良いなと思いました。
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