「D・クイーン、メリル。」マンマ・ミーア! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
D・クイーン、メリル。
ABBAが日本で大ブームを起こした頃、私はまだ子供だった。
彼らの楽曲は至る所で流れ、今も鮮烈に記憶に残っている。
のちのアラベスクと合わせてファンになり、レコードを買った。
なんといっても親しみやすいメロディーラインが堪らない♪
こうしてミュージカルになっても売れるという明らかな証明だ。
当時の米国では大して奮わず、私は日本が最初のファン国か?
と思っていたら、実はオーストラリアが初たる第一国だそうだ。
まぁ、のちに全世界でヒットしたんだから構わないけど…。
私は舞台版を観ていないが、今作がほとんど同じだろうとは
観るだけでハッキリと分かる。役者の違い、歌の上手い下手は
あろうが^^;、多分演出的に大差はないだろうと思える。
そのくらいベタベタに舞台演出なのである。唐突な台詞回し、
いきなりのダンス、島民巻き込んでの大団円、飛んだり跳ねたり
忙しいことこの上ない。それを必至とやってのけるM・ストリープ
には、日本の吉永小百合もビックリする瞬発力が備わっている!
まさに、マンマ・ミーア!あっぱれ母べえ。
しかし何といっても嬉しいのは、要所要所で所狭しと流れる
ABBAソング。BGMにまで凝っている。全部分かる自分が嬉しい♪
(ABBA GOLD持ってるんだもん)隣のオバちゃんに気を使いつつ、
手拍子、足拍子、ハミングすること幾数回。元・007ブロスナンの
どう聞いても耳障りな歌唱も(ゴメンね)ノッてしまえば関係なし!
しかし、やはりこれは舞台だね。
ノーテンキなサウンドとは裏腹に、そういう歌詞だったのかと
そちらにも感慨を受けた自分がいたのも確か…。(少し泣けた)
(ありがとう'70~80年代ポップス。D・クイーンも歳をとったさ。)
コメントする