「怖くも深くもない話」センター・オブ・ジ・アース Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
怖くも深くもない話
地底に行くというロマンのある話。
既視感のある地底とリアルさに欠ける設定で内容も深くない。
三人組が人間であることを忘れそうになるくらい無敵で、彼らはお腹もすかない。
地底のトロッコに乗ったり、地底の海上をイカダに乗って襲ってくる生き物と戦ったり、ティラノザウルスから間一髪で逃げ延びたり、頑丈な恐竜の顎の骨に乗ったり、ほとんど無傷で地上に追い出されるように戻って来れてしまう。
3D用に作られた映像を2Dで視聴するのは迫力不足というだけでなく、空中に浮かぶ岩、青い鳥や恐竜が出現する設定が、まるで『少年ケニヤ』(1984年 大林宣彦監督アニメ映画)のクライマックスのように滅茶苦茶。
怖くもなく笑うほど愉快でもないけれど、ハッピーエンドで終わってくれてほっとした。
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