「90点」アイアンマン まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
90点
映画評価:90点
こりゃあ凄い!
どこを切り抜いて評価しても
素晴らしい作品です
今まで見てこなかった自分を恨みたいです(笑)
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今でこそ日本でも知名度が高いマーベル作品ですが、当時は知らない方も多かったはずです
そんな中、マーベルが投じた最初の石が
この「アイアンマン」
誰が見ても惹き付けられる登場シーンから始まり、
衝撃的な展開、そして衝撃へ繋がる経緯へ
よくある技法だが、こんなに巧妙なのは中々ありません。
その経緯に関しても、
ただ経緯を説明するだけではなく
主人公の人間性や、考え方、
主人公を取り巻く環境などしっかり見せてくる
最高に分かりやすい自己紹介となっている
経緯の後は、勿論冒頭のシーンに戻るのだが
主人公は窮地に陥る。
その窮地の中で彼がただのユニークな金持ちではない、才能の固まりである事を再度認識する
一連の騒動が解決した頃には
すっかり主人公のファンになってしまっていた
客観的に見ても、私はまんまと嵌められたのだ。
この段階で私の心は満たされた。
もう終わりでも良いと思っていたが
なんとその時点で
まだストーリーの3分の1だった事が判明………!
そこからは
彼なりの正義に目覚め、それに進捗していく
そしてアイアンマンになっていくというもの
キャラクターも各々個性的だし
所々アメリカンジョークで笑わせてくるし、
本当に面白い。
完成されすぎている…!
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作品自体スゴすぎるし、
監督や役者、脚本や展開、
どれももう言うことありません
ですので少し違った目線で、
私なりの見解をしていこうと思います。
この作品には、
アメリカの思惑が詰め込まれています
というのもこの作品を通して、
アメリカ側が今後認識してもらいたい事を
色々ちりばめながら作られていると
個人的に感じたからです
まずはシリアやアフガニスタンとの戦争について
主人公を通して武器や兵器の現状を描いたり、
その戦争はアメリカ側が正義だという事を視聴者に植え付けている
次にトランスヒューマニズムの思想の植え付け、
事件の後で主人公は障害者となる。
だけど機械を取り付ける事で、
健常者よりも強い肉体を手に入れた
それがアイアンマンであり、
トランスヒューマニズムの考え方です。
まだまだ小さな思惑はいくつかあると思います。
純粋に見るのは楽しいですけど、
作品の真意を感じながら見るのも面白いかもしれませんね!
【2021.3.31鑑賞】