「MCU伝説発祥の地。 映画館で観れば楽しめたのかも…。」アイアンマン たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
MCU伝説発祥の地。 映画館で観れば楽しめたのかも…。
マーベル・コミックのヒーローたちが一堂に会するアメコミヒーロー映画「マーベル・シネマティック・ユニバース」(通称「MCU」)シリーズの記念すべき第1作にして、鋼鉄のヒーローが活躍する『アイアンマン』シリーズの第1作。
天才発明家であり、武器商人でもある大富豪トニー・スターク。非常に利己的な性格の男だったのだが、テロリストに拉致されたことをきっかけに正義のヒーロー「アイアンマン」として活動を始める…。
監督は『ディープ・インパクト』(出演)、『ザスーラ』のジョン・ファブロー。俳優としても活動する彼は、本作でもトニーの運転手ハッピー・ホーガンとして出演。さらに製作総指揮にも名を連ねている。
主人公トニー・スタークを演じるのは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『ゾディアック』の、名優ロバート・ダウニー・Jr。
トニーの秘書、ペッパー・ポッツを演じるのは『セブン』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の、オスカー女優グウィネス・パルトロー。
パーティーに出席する男を演じるのは『スパイダーマン』シリーズや『ファンタスティック・フォー』シリーズの、マーベル・コミックの重鎮スタン・リー。なおスタンは本作の製作総指揮にも名を連ねている。
謎の男ニック・フューリーを演じるのは『ジュラシック・パーク』『スター・ウォーズ』シリーズの、レジェンド俳優サミュエル・L・ジャクソン。
人工知能J.A.R.V.I.S.の声を演じるのは『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』のポール・ベタニー。
製作は『X-MEN』シリーズや『スパイダーマン』シリーズの、マーベル・スタジオの顔役ケヴィン・ファイギ。
頭を空っぽにしていても楽しめるスーパーヒーロー映画。
映像は一級品であり、公開から10年以上経っていることを考えても十分に迫力がある。
また、主人公のトニー・スタークというキャラクターも面白い。
トニーは兵器開発に携わり、その事業により大金を稼いでいる。普通のヒーロー物なら悪役として登場しそうなキャラクターが、自らの罪を知り、その償いのためにヒーローとして活動するようになるという展開は非常にフレッシュだと感じた。
迫力ある映像に、魅力的なキャラクター。これは面白いに違いない!と思ったのですが、鑑賞後の感想としては今一つ乗れなかったな…というところ。
スーパーヒーロー物を鑑賞するときは、リアリティ・ラインを下げることが大事だと思いますが、グッとラインを下げていてもゲリラからの脱出シーンは「ありえねー!」と言いたくなってしまう。
あんなロクな設備も資材もない状況で「新型ミサイル作れ!」と命令するテロリスト達にもツッコミたくなりますが、そんな状況でとんでもないクオリティのパワードスーツを作ってしまうトニーのありえなさ。
そもそも、見張りぐらい付けておけよテロリスト!
テーマもあまり好きになれない。結局テロリストが悪でアメリカは正義なの?
スターク・インダストリーズの武器を一番買い占めているのは米軍で、その武器を使って多くの民間人を結果的には殺しているわけで、だったら真にアイアンマンが闘うべきなのは米国になるのではと思ってしまったり…。
考えすぎだとは思うのですが、テロリストをボコる描写はあるのに米国と対峙する描写がないのは些かアンフェアでは?
兵器の製造は中止したのに、アイアンマンには武器が装備されており、結局武力で悪を成敗していることにもツッコミを入れたくなります。
クライマックスで戦うラスボスもなんかぱっとしないヤツだったなぁ。決着もショボいし。
クライマックスに向けて盛り下がっていった印象です。
いろいろと気になるところはありますが、最後のセリフ”I am iron man.”には痺れた!
スーパーヒーローは正体を隠すものという固定観念を打ち破る潔さは非常に清々しく、このセリフだけで個人的な評価はかなり上がりました。
シナリオはともかく、映像は本当に良く出来ていたので、映画館で観ていればかなり楽しめたと思うのですが、テレビで鑑賞する分にはこのぐらいの評価が妥当かと。
これから長い「MCU」シリーズとの付き合いが始まるのか…😅
頑張って鑑賞します…。
私は最初が映画館でした。六本木で帰れなくなってオールナイトで見ました。寝るつもりでしたが。。寝られない面白さ。トニー・スタークがアイアンマンを最初はアナログ、次にデジタルで作って凄いスピードでいくところが。強烈に格好いい。そして破天荒に空を飛び回るアイアンマン。。映画館や大画面で見るのに最高の映画でした。
アキ爺さんに同意!(笑)
見る順番ってのも影響しますけど、年表なんか作ってみたら面白いかもです。そして、サノスがどこで出ているかも・・・たしかこの作品にも出てたような。